京都の「香り」をお土産に!オススメお香ショップ・香木店

京都の「香り」をお土産に!オススメお香ショップ・香木店

更新日:2015/02/06 15:23

東郷 カオルのプロフィール写真 東郷 カオル 癒されたい系女子旅ライター、ラグジュアリーホテルライター
京都の町を歩くと、どことなく漂ってくる和の香り。主張しすぎず、品があって、なんだか懐かしくて、落ち着く香り。香水とは違って控えめに香る「お香」は、まさに日本の奥ゆかしさそのもの。京都には江戸時代から続く香木店から新しいインセンスショップまで、様々なお香のお店があります。今回はその中でも選りすぐりのお店と香りをご紹介しましょう。

プレゼントに喜ばれる・香彩堂の「加茂香」

プレゼントに喜ばれる・香彩堂の「加茂香」

写真:東郷 カオル

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老舗が多い京都にあって、香彩堂は平成の時代に創業した新しいお店。古いことに重きを置く京都ですが、香りというのは時代時代で好まれるテイストが違うもの。香彩堂は伝統を重んじながらも、現代のライフスタイルに合った香りを提案してくれます。

香りには人それぞ好みがありますが、抜群の人気なのが「加茂香」という香り。濃紺色のスティックで、水の流れをイメージした、みずみずしい甘さがある香りです。フリージアも入っていますので、フローラル系の優しい香りも含まれています。お香っぽさが少なくクセのない香りですので、男女ともに好まれます。

こちらの商品は桐箱に入っていますので、保存にも便利です。香りのことを考えると早めに使ったほうが良いのですが、香彩堂のこの桐箱入りのシリーズは、数年保管していても香りが飛んでおらず、長く楽しむことができます。

加茂香(30本):1400円(税別)

外国人観光客にも人気!松栄堂の「ときの香」

外国人観光客にも人気!松栄堂の「ときの香」

写真:東郷 カオル

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江戸時代から続く老舗「松栄堂」。本店は地下鉄烏丸御池駅と丸太町駅の間にありますが、今回ご紹介したい商品は清水寺に近い産寧坂店のオリジナル商品。

「ときの香」というのはシリーズの名称で、宵・萌・彩・静・華・月・光・星・風・雪、という種類があります。もちろんそれぞれに香りが違いますし、色も違います。お値段も使われている香りによって違ってきます。

写真は「ときの香」シリーズの「雪」。甘さと爽やかさのバランスが良い、優しい香りです。「ときの香」シリーズは、まず香りを選んで、それからパッケージを選びます。パッケージには香立ても入っています。インセンスとお気に入りの柄のパッケージを選んでレジへ持っていくと、組み合わせてくれます。写真で使われている柄は、外国人観光客が「日本」のイメージとして想像しそうな「鶴」の絵。他にも流水や桜など、日本らしい柄が揃います。

ときの香・雪(10本):540円(税込)

スタイリッシュ!lisn(リスン)

スタイリッシュ!lisn(リスン)

写真:東郷 カオル

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地下鉄四条駅を上がったところにある「COCON KARASUMA」に入っている「lisn」は松栄堂プロデュースの、平成に入ってからの新しいインセンスのお店。
ショップは非常にスタイリッシュ。一見お香のお店とはわからないかもしれません。香りの銘も英語で付けられていたり、毎年新しい香りが発売されたりと、老舗松栄堂の攻めのアンテナショップです。

リスンという店名は、香りを「聞く(listen)」に由来します。現代のライフスタイルに合わせてかなりの数の香りが揃っています。これだけあれば好きな香りが見つかること間違いなし。オシャレな三角パッケージはお土産にもいいですね。

296・302(ともに10本):324円(税込)

様々な楽しみ方・山田松香木店

様々な楽しみ方・山田松香木店

写真:東郷 カオル

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御所の西側にある山田松香木店。近くまで行くと、高貴な香りが漂ってきますので、すぐにわかります。山田松香木店は江戸時代から続く老舗。平安時代より続く「日本の香り文化」を大切にしているお店です。こちらでは聞香体験もできますので(要予約)、ちょっとした時間に香道の世界に触れてみることもできます。

写真は「練香」という種類のお香。手軽に楽しめるスティックタイプのものとは使い方が異なり、直接火をつけてはいけません。空薫(そらだき)といって、香炉に灰と炭を入れてその上にお香を置いて香りを楽しむものです。この昔ながらのお香のたき方は、広い空間で香りを楽しむのに適していますし、長い時間香りを楽しむことができます。

練香・梅ヶ香:972円(税込)

香りの世界

今ではスティックに火をつけるだけで気軽に楽しむことができるお香。ですが、その楽しみ方は多様。今回最後にご紹介した空薫も、難しいように見えるかもしれませんが慣れれば楽しいのもです。忙しい現代ですが、旅の思い出の香りを持ち帰って自宅で楽しむというのも、素敵な旅の余韻の楽しみ方ですね。

掲載内容は執筆時点のものです。

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