イギリスの首都ロンドンを流れるテムズ川の南岸、ウォータールー(Waterloo)駅から、急行列車に乗ること約2時間。目指すウォータークレス線(The Watercress Line)は、アルトン(Alton)駅からアレスフォード(Alresford)駅を結ぶ、総延長たった13キロメートルの小さな路線です。
トーマス・フェステバル(A Day Out With Thomas!)期間中は、朝9時から夕方頃まで開催していますが、午前中にはアルトン駅に到着しておきたい所です。
もうすぐアルトン駅に着く頃かな、と車窓を眺めていると、いきなりトーマスがお出迎え。整備工場で整備員や機関士が、トーマスとその仲間たちの出発の準備をしています。
アルトン駅に到着したら跨線橋(こせんきょう)を渡り、ウォータークレス線のホームへ移動しましょう。ホーム手前の切符売場からしてレトロな雰囲気たっぷり。これまた何十年も昔、駅員さんが切符の1枚1枚に改札鋏(かいさつばさみ)でパンチを入れていた時代に使っていたような、厚めで固さのある1日乗車券の切符を購入したら、いよいよトーマスとの旅が始まります。
アルトン駅を出発し、まずはロープレー(Ropley)駅で途中下車しましょう。ここではトーマスがブレーキ車のトードに観光客を乗せて、5分少々の小さな旅に連れていってくれます。
青いボディの小さなタンク機関車トーマスが、その体に似合わず力強く黒い煙を拭きあげて颯爽(さっそう)と走り、ハンプシャー地方の田園風景を魅せてくれます。
旅はまだまだ続きます。30分〜40分間隔で走るトーマスの仲間たちに乗って、終点の アレスフォード駅を目指しましょう。途中駅でも忘れずにホームを確認!ソドー鉄道の局長トップハム・ハット卿が、得意気に歩いているかもしれません。
アレスフォード駅を降りると、たくさんの観光客でにぎわいをみせています。2階建てバスのバルシーや、階建てバスのバルシーや、けん引車のトレバーなどの車や作業車もまた、絶好の撮影ポイント。みんな一緒に記念撮影をしています。
アレスフォード駅はイギリスのちょっとした田舎町。街並みを散策してみたり、ランチを楽しんだりするのもお薦めです。帰りには駅の売店を忘れずにチェックしましょう。たくさんのトーマスグッズに、蒸気機関車グッズが置いてあります。なかには日本では手に入らないものもあるかもしれませんよ!
子供はもちろん大人も楽しめる「トーマスフェステバル」は、春のイースターの季節や夏に、イギリス各所の保存鉄道で開催されています。そのなかでもウォータークレス線は、ロンドンから日帰りでいけるのがうれしい所です。
イギリス旅行に「トーマスフェステバル」を加えてみてください。すばらしい旅の記憶になりますよ!
■トーマス・フェステバル( A Day Out With Thomas!)
ウォータークレス線では、毎年春・夏の年2回、10日間程度開催しています。
2015年は、4月3日〜12日と8月8日〜16日の9:35〜16:30を30〜40分間隔で運行しています。
詳しくは、MEMOの「The Watercress Line(年間スケジュール)」で、スケジュールを、金額や開催時間、そのほか詳細は「The Watercress Line(What’s On)」のDay Out With Thomas を参照してください。
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(2024/4/26更新)
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