「非常に暑く世界一過酷」と呼ばれる所以は、地球上で年間平均気温が最も高い地域であること。3月から9月にかけての乾期は48℃、最も寒い9月から3月にかけての雨季でも25℃となっています。
また、国境紛争問題を抱えるエリトリアに近く、治安情勢が安定しない為、ツアーに参加しなければこの地域を観光する事は出来ません。ツアーは通常全行程3泊4日でガイド、ドライバー、コックに加え、なんと銃を常備したソルジャーまで同行します。
そのツアーの出発点となるのがエチオピア北部に位置するメケレという街。首都アディスアベバから北へ500km、飛行機だと1時間、バスだと14時間かかります。
ここまで読むと、随分ハードルが高い印象かと思います。はい、正直パリやロンドン、ニューヨークに行くのとは訳が違います。しかしここで見る事の出来る絶景は世界一と言っても過言ではありません!実際に世界中を旅した多くの旅人が一番感動した場所としてこの場所を挙げるのです。
ここに添付した写真は、ダナキル砂漠を走っている時に偶然見かけたラクダのキャラバン。ダナキル砂漠にある塩湖では岩塩の採掘が盛んで、現在もこうしてラクダに載せて約60km離れた街まで岩塩を運んでいるのです。
さて、ではツアーの内容について説明していきます。ツアーはメケレの街にある旅行代理店で申し込み可能です。3泊4日で1人450$〜600$が現在の相場です。
これには4輪駆動車(TOYOTAランドクルーザーorNISSANサファリ)のレンタル代、ガソリン代、ガイド、ドライバー、コック、ソルジャー数人の人件費、宿泊費(全行程野宿)、食事代、水代(1人1日5ℓ)が含まれます。別途必要なのはドリンク代(宿泊地でコーラやビールを購入可能)とチップのみです。
野宿と書きましたが、木枠にロープを結んで出来た簡易ベットが使えます。深夜でも寒くならないので満天の星空を眺めながら眠る事が出来ます!また、この辺りには蚊も生息しないので蚊にさされる心配もありません。
次はこのツアー2日目に訪れるダロール火山を紹介します。硫黄やカリウムなどの鉱物によって作られたこの地球上とは思えない絶景!
緑、青、黄、橙、赤などの様々な色が混ざり合い、この毒毒しい景観を作り出しています。ここを訪れた人の多くは「別の惑星に来たみたい」と表現します!こんな絶景が見れるのは地球上でここだけなのです!
南米はボリビアにある「ウユニ塩湖」はご存知でしょうか?雨期に行くと塩湖に薄く水が張り視界に広がる全面が鏡張りのような世界になる場所です。多くのメディアでも紹介されていますから何となく聞いた事があると思います。
それにそっくりな場所をこのツアーで見る事が出来るのです!しかもこちらはまだほとんどメディアで紹介されていない場所なので、知る人ぞ知る秘境のような場所なのです!
先ほどの「ダロール火山」を見た後、塩で出来た奇岩群「ソルトマウンテン」を見物し、さらには地獄のような赤い泉「硫黄泉」を見物します。この2つについても、紹介出来ないのがとても残念という位の絶景です!
そしてその後に訪れるのが薄く水が張り、鏡張りになったアサレ塩湖。どこまで歩いても水深は1cm程度!風が無ければ一面が鏡張りの世界となります。また、写真のように壮大で感動的な夕陽を楽しむ事も可能です!
さて、まだまだ紹介しきれないほど魅力たっぷりのダナキル砂漠ですが、最後にこのツアーのハイライトでもある「エルタ・アレ火山」を紹介します。
標高613mの火山で、山頂にある火口内には世界的にも数少ない恒常的な溶岩湖があります。その溶岩湖は現在も活動中で数年前には噴火も起こっています。その溶岩湖を、なんと数m先に眺める事が出来るのです!
溶岩湖の周りには一切柵などはなく、マグマの熱さを肌で感じる事ができるのです!その熱さは凄まじく、また刺激臭も発生している為、1歩1歩様子を伺いながら近寄る必要があります。グツグツと音を立てながら活発に活動するマグマをこんなに間近で見る事ができるのは地球上でここだけです!
以上が「ダナキル砂漠ツアー」の内容となります。まだまだ観光化されていないだけに、悪路を何時間も走行したり、宿泊施設が無かったり、シャワーすら浴びれなかったりと、少々ハードな面はありますが、だからこそ柵も立っていない溶岩湖を間近に見て、地球の鼓動を肌で感じる事が出来るのかもしれません。
まだまだ紹介したい写真もありますが、ここまでとさせて頂きます。最後に日本人に人気の旅行会社のリンクを添付させて頂きますので、興味のある方は覗いてみてください☆
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(2024/4/23更新)
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