カトマンズにあるネパール最古の仏教寺院!スワヤンブナートで巨大ストゥーパを見上げる!

カトマンズにあるネパール最古の仏教寺院!スワヤンブナートで巨大ストゥーパを見上げる!

更新日:2015/02/04 13:55

渡部 洋一のプロフィール写真 渡部 洋一 フリーライター、カメラマン
ネパールの首都、カトマンズ。「人よりも神々のほうが多く住む町」と言われるこの街には、ヒンドゥー教や仏教を中心とした宗教施設が多く点在しています。
今回は、「ネパール最古の仏教寺院」とも言われ世界遺産にも登録されている「スワヤンブナート」をご紹介します。

丘の上の寺

丘の上の寺

写真:渡部 洋一

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カトマンズ中心部から西へ約2キロ、緑に囲まれた小高い丘の頂上に、スワヤンブナートは聳えています。
太古の昔、カトマンズ盆地がまだ湖だったころからこの丘の上に建っていたという伝説を持つ、「ネパール最古の仏教寺院」とされる歴史ある寺院です。
カトマンズの街が今の形になる遥か昔から、この地に住む人々の暮らしを見守ってきた街の守り神とも言えるこのスワヤンブナートは、1979年世界遺産に登録された「カトマンズ盆地」の主要な構成要素の一つでもあります。

天高く聳えるストゥーパ

天高く聳えるストゥーパ

写真:渡部 洋一

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400段弱という石段を上ると、そこには黄金に輝くストゥーパ(仏塔)がネパールの青い天に高く、高く聳えています。そして、高さ15メートルのストゥーパの先から四方八方へ伸びる5色の鮮やかなタルチョが目に飛び込んできます。

タルチョとは、チベット仏教で用いられる五色の祈祷旗。青は空、白は風、赤は火、緑は水、黄色は大地を表しており、その一枚一枚に経文が書かれています。
5色のタルチョが乾いた風にたなびく様は、ネパールを象徴する風景です。

またの名を「モンキーテンプル」

またの名を「モンキーテンプル」

写真:渡部 洋一

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ここスワヤンブナートは、俗に「モンキーテンプル」と呼ばれるほど、猿の多い寺です。動物園に行かなくても猿を見ることが出来る点でお得な寺と言えますが、食べ物等の携帯品を盗られないように十分に注意しましょう。どんなに神聖な場所であっても、猿にはTPOなど全く関係ありません。

写真の左側、猿の目線の先にある円筒形の物は、「マニ車」と呼ばれるチベット仏教の仏具です。側面に経文が刻まれており、手で回転させた数だけ経を唱えるのと同じ功徳があるとされています。

「深夜特急」で大沢たかおも見下ろした、カトマンズの街

「深夜特急」で大沢たかおも見下ろした、カトマンズの街

写真:渡部 洋一

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小高い丘の上に建つスワヤンブナートの展望台からは、カトマンズの街を一望にすることができます。
旅行が好きな方の中には、沢木耕太郎さんの「深夜特急」を愛読されている方も多いかと思います。ドラマ版「深夜特急」の中で、主演の大沢たかおさんがネパールに入国し最初に訪れた場所がここスワヤンブナートであったことを覚えている方も多いのではないでしょうか?

深夜特急で、ネパールの旅はこの場所から始まりました。これからネパールに行く方も、カトマンズの旅の最初にスワヤンブナートを訪れ、これから旅するカトマンズという街を眺めてみてはいかがでしょうか?
旅のスタート地点としても、スワヤンブナートはオススメです。

境内の土産物屋には仏教グッズがずらり

境内の土産物屋には仏教グッズがずらり

写真:渡部 洋一

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「ネパール最古の仏教寺院」スワヤンブナートの境内には、当然のように仏教グッズを揃えた土産物屋が軒を連ねています。
旅の記念に購入するも良し、ふと自分は仏教徒ではないことを思い出し華麗にスルーするも良し。適正価格で購入したいのならば、値段交渉は必須です。

スワヤンブナートは、カトマンズ観光の定番スポット!

いかがでしたか?
「ネパール最古の仏教寺院」と言われ、深夜特急のロケ地でもありカトマンズの街を一望に見渡せるスワヤンブナートは、カトマンズ観光の定番スポットです。
カトマンズの旅のスタート地として、ネパールの仏教に触れる学びの場として、都会の喧噪を離れて風を感じる休息地として、スワヤンブナートは本当にオススメです。

スワヤンブナート

アクセス
カトマンズ中心部のタメル地区から徒歩約30分。タクシーなら約100ルピー(約110円)。

入場料
200ルピー(約220円)

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掲載内容は執筆時点のものです。 2013/03/06 訪問

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