早春の絶景!白間津のお花畑と食用菜花摘み〜南房総市千倉〜

早春の絶景!白間津のお花畑と食用菜花摘み〜南房総市千倉〜

更新日:2018/01/12 10:56

藤田 聡のプロフィール写真 藤田 聡 温泉研究家、紅葉ガイド
「白間津のお花畑」(千葉県南房総市千倉)は真冬の2月からカラフルで色鮮やかな、春真っ盛りの花の絶景が楽しめる観光名所。本来は春の花であるストック等の花摘みが冬から出来ます。春先取りの海とお花畑の絶景を満喫すれば、房総半島の南端へ旅行して本当に良かったと満足出来ます。
春の味覚を楽しめる、菜花摘み体験もお勧め。新鮮な食用菜の花の滋味溢れる味わいは衝撃的で、毎年恒例にしたいと思うに違いありません!

南房総市千倉・白間津のお花畑全景

南房総市千倉・白間津のお花畑全景

写真:藤田 聡

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白間津(しらまづ)のお花畑は、温暖な気候を活かした南房総市千倉地区の花畑の中でも、唯一海と花畑を一望出来る花の名所として、古くから特に有名な観光スポットです。

道の駅「ちくら潮風王国」が付近に出来て、近年は道の駅周辺の「千田の花畑」の人気も上昇中ですが、抜群の知名度を誇る白間津地区には道の駅第三パーキング(無料駐車場)もあり、車でも気軽に立ち寄れます。駐車場前の国道410号から花畑を一望すれば、写真の通り見事な絶景。写真をクリックすると、撮影場所の地図が表示されます。

白間津のお花畑は海を望む絶景!

白間津のお花畑は海を望む絶景!

写真:藤田 聡

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白間津のお花畑は海を望める事が最大の特徴なので、国道からお花畑を一望した後は、ともかく奥の海側へ行ってみましょう。国道からは少ししか見えなかった海が大きく近く見えて一層絶景で、各種ガイドブックにも必ず掲載される白間津らしい景観が広がります。

海側から見ると一層美しい!

海側から見ると一層美しい!

写真:藤田 聡

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白間津には各種の花がありますが、一番多いのが写真のストック。花摘みの人が探し易いよう色別に植えた場所が多い中、色を混ぜて植えられた場所の美しさは特に印象的です。

写真撮影が目的の場合は、海が南側にあり朝は完全に逆光なので、太陽が上昇して逆光の影響が軽減される、昼時以降がお勧めの撮影時間帯です。ただし、お花畑を海と同時に画面に収めようとする限り、どうしても逆光気味で花の猛烈な美しさが十分写らないのも事実。海を入れるのを諦めて素直に太陽を背にして順光で撮影すれば、肉眼で見た時と同様に目がチカチカすると感じる程の、色鮮やかな花の写真を撮影出来ます。

食用菜花摘みもお勧め!

食用菜花摘みもお勧め!

写真:藤田 聡

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南房総市千倉・白間津のお花畑の花摘みは大変魅力的ですが、切り花は日持ちしないので抵抗を感じるのも事実。そうした場合は菜花(なばな)摘みと呼ばれる、食用菜の花の収穫体験もあるのでお勧めです。

未開花の花芽や葉を摘むので、菜花摘みの畑は緑一色です。海側の緑一色の畑を目指して行けば、そこが菜花摘み会場。カラフルな花畑の中では逆に目立つので、すぐに分かります。菜の花は花芽を摘んでも、そこからまた生える特性があるので遠慮無く摘みましょう。

菜花摘みは南房総全域で盛んで、数百円の指定袋に摘み放題の所もありますが、白間津では200g100円の量り売り。収穫した菜花は新鮮なせいか炒めただけで非常に美味しく、過去に食べた菜の花とは別物と感じます。その春らしい滋味溢れる旨さは衝撃的で、春には毎年必ず食べる恒例行事にしたいと思う程。葉も結構美味しいので、意図的に葉も混ぜて摘むのがお勧めです。

白間津のお花畑の見頃・摘み頃は?

白間津のお花畑は毎年2月から3月が最盛期で、特に2月は真冬なのに春先取りの絶景が楽しめる、一番おすすめの時期です。開花状況は道の駅「ちくら潮風王国」公式サイトの新着情報に掲載されますが、写真が少なく状況が分かり難いのも事実。地元の旅館「魚拓荘鈴木屋」ブログの開花情報は写真が豊富で、開花状況が手に取るように分かります。(記事最後の「関連MEMO」欄にリンクあり)

併せて行きたい観光地は鴨川市の「菜な畑ロード」と、日本三大朝市の「勝浦朝市」。菜な畑ロードは春らしい一面の黄色い菜の花が美しく、カラフルな白間津のお花畑とは違う良さがあります。勝浦朝市は素朴な朝市で、海産物や農産物の手頃な価格が魅力。なお千倉には千倉海岸温泉もあり、黄色い色が付いた温泉らしさを感じる食塩泉です。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/02/03 訪問

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