沖縄の隠れた癒しスポット!垣花樋川(かきのはなひーじゃー)

沖縄の隠れた癒しスポット!垣花樋川(かきのはなひーじゃー)

更新日:2015/02/12 10:41

沖縄にパワースポットと呼ばれる場所は数あれど、どこも人でいっぱいでゆっくり出来ない…。そんなあなたに、自然の中で水のせせらぎを聴きながら、のんびり出来る「隠れた癒しスポット」をご紹介します。

全国名水百選にも選ばれた、垣花樋川とは?

全国名水百選にも選ばれた、垣花樋川とは?
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垣花樋川(かきのはなひーじゃー)は全国にある名水百選の中でも、最南端に位置します。

この集落に住んでいた人々が湧水をひいてきて、蓄えていたのがこの施設です。水汲みはもちろん、ここで水浴びをしたり、洗濯や野菜洗いなどの家事もしていました。垣花村の住民たちにとって、大事な生活用水でした。

また流れ出た湧水が下の田を潤して、稲作が盛んだったそうです。

木々のトンネルを通り、自然からパワーをもらいながら…

木々のトンネルを通り、自然からパワーをもらいながら…
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隠れた癒しスポットには、そう簡単にはたどりつけません。林の中を抜ける、長い坂を下って行きます。足元は石畳になってはいますが、傾斜が急です。必ずスニーカーなどの歩きやすい靴で訪れましょう。特に雨の日や、その翌日は危険です。

もちろん足元も注意深く見て頂きたいですが、たまに立ち止まってみてください。360度植物や木々に囲まれている自分を感じながら、深呼吸をすると、自然のパワーを感じることが出来るはずです。

「女の川」と「男の川」

「女の川」と「男の川」
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長い坂道を抜けると、まるでそこだけ異次元かのような、垣花樋川があります。

まず目に飛び込んでくる、大きな浅い水たまりは『ンマミジガー(馬浴川)』です。ここに流れ込んでくる水流は2つあり、左にあるのが『イナグンカー(女の川)』、右にあるのが『イキガンカー(男の川)』と呼ばれています。それぞれ、女性と男性が使っていたそうです。そして全体をまとめて、『シチャンカー(下の川)』と呼びます。

耳をすませば、水のせせらぎが…

耳をすませば、水のせせらぎが…
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この場所にはベンチが備えつけてありますので、もし時間があれば、のんびりと時間を過ごしてみてください。耳をすませば、水のせせらぎが聴こえてきます。

また、沖縄の海を一望することも出来ます。お天気が良ければ、絶景です。

本当に小さな空間ですが、なかなかこのように、穏やかな時を過ごせるパワースポットは他にはないかと思います。身も心も、五感すべてで癒されてくださいね。

帰り道も、途中で疲れたら一休み

帰り道も、途中で疲れたら一休み
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もちろん帰り道は、あの石畳の坂道を上っていくことになります。が、ご安心ください。

坂の途中には2箇所、休憩スポットが設けられています。その名も『ナカユクイシ(中休み石)』と『イーユクイイシヌヒライサー(上休み石の平石)』です。

きっと昔の女性の方も、もっと足元が悪い中で、苦労しながらここから水を運んだのでしょう。そんな光景を感じさせてくれるくらい、日常から離れたような気持ちになる場所です。

いかがでしたでしょうか?

沖縄独特の植物や木々を抜けてたどり着く、隠れた癒しのスポット『垣花樋川』。日々の喧騒の中で疲れた心と身体を、自然の力が包んでくれます。

水のせせらぎを聴きながら過ごす、贅沢な時間。沖縄南部にお越しの際は、足を運ぶ価値ありです!

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/01/22 訪問

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