ドバイからのムサンダム地方への日帰り旅行は、ツアー会社の催行しているツアーに参加するのが簡単でおすすめ。値段は各会社によって変わってきますが、ツアーの内容は大体どの会社も同じです。
ツアーの内容はドライバー付きで、ドバイ市内からムサンダム地方への送迎、ムサンダムについてからのクルーズの代金(片道約1時間)、昼食、バナナボートやシュノーケリングなどのアクティビティ代金が込みで、約6000円から1万円ほどが多いようです。繁忙期には値段が変わりますので、事前にツアー会社に値段を問い合わせるようにしてください。
また、自分ですべてを手配してムサンダムに行きたいと考えられる方もいるかもしれませんが、ドバイから車でオマーンに向かう場合、現地の警察から許可証を求められたり、アラブ首長国連邦在住者は特別な通過証が必要だったりと、困ることもあるそうなので、ツアーに参加する方が間違いはないと思います。
なお、ムサンダム地方へのツアーは、「Musandam tour」で検索をするとたくさんの会社がヒットしますので、ご自分のプランに一番合う会社を選択してくださいね。
ドバイから1時間のドライブを終え、オマーンに入国したら船の出港するムサンダム湾はすぐそこ。船は中東で昔使われていたダウ船と呼ばれる船を改造した作りとなっていて、わくわくと胸が高鳴ります!
繁忙期には観光客で一杯になってしまう船ですので、予約の時にはぜひ眺めのいい二階の席をお願いするようにしましょう。
やっと船に乗り込むと、そこはマジリスと呼ばれる、アラブの客間を意識した空間になっています。床にカーペットを敷いてクッションを置いたマジリスでは人がたくさん集まってお茶を飲んだり、水たばこを楽しんだり。ツアーの参加客たちもここでツアー会社の準備した飲み物を飲みながら楽しく話をしつつクルーズの旅に出ます。
約1時間のクルーズ中、見えてくるのはオマーンの国土の大半を占める険しい岩山。ムサンダムは内海となっているので、波もとっても静か。本当に何もない地域なので、自然にあふれている中をクルーズしていくと、まるで秘境に探検に出かけたような気分になります。
クルーズが終わって停泊するのは、誰一人として人のいない美しいビーチ。ここでしばし自由時間となります。
オマーンのビーチは手つかずで自然に溢れているのが魅力ですが、ビーチの砂はごつごつとした石がたくさん。歩きにくいのでビーチサンダルは持参しましょう。
また、このビーチには真偽の分からない噂があります。それは海から石油が出るということ。海辺を歩いていると足が真っ黒になるそうですが、本当に出るのでしょうか?乗ってきた船の燃料のにおいで石油が出ると勘違いした人からの間違えた噂かもしれませんが、「海から石油」なんて、まさに中東らしくて面白いですよね。
一通りビーチを楽しんで船に戻ってきた後は、アクティビティの時間になります。ムサンダムは素晴らしい自然で溢れているので、マリンスポーツには最適!
餌を少し撒くとたくさんの魚たちが船に近寄ってきます。この魚たちはあまりにも人に慣れていないので、人を全く怖がることなく、時には手で触れるほど。バナナを水の中でつぶしながら魚を呼び寄せると非常に面白いですよ。
また、バナナボートもツアーの目玉の一つ。かなりスピードが出るのでライフジャケットを必ず着用しなければなりませんが、かなりスリリングでおもしろいので、ツアーに参加したらやってみましょう。
バナナボートやシュノーケリングでアクティビティを楽しみ、おいしい昼食を食べた後は、ぜひ秘境中の秘境である、美しい洞窟を見に行きましょう!
船を停泊している場所から小さなボートに乗り換えて往復で約1時間かかる場所にあるこの洞窟。小さなボートでなければ入れないような洞窟なので、小さなボートに乗り換える必要があるのです。波の影響や、中東の強い日差しを大きく受けるため、体力に自信のない人は参加を控えるように言われることもあります。
洞窟には、大きいものと小さいものの二つがあります。一つ目は美しい石灰岩でできた、美しい白い洞窟。二つ目は、内部の鍾乳洞が美しい洞窟。
一つ目の白い洞窟は外から眺めるだけですが、なんと二つ目の小さな洞窟は中に入ってくれます。波が少しでも高かったり荒れていたりしたら絶対に入れないような、小さな洞窟。まさに中東の秘境と呼ばれるにふさわしい、ムサンダムツアーのハイライトです。
日本ではあまりまだ知られていない、オマーンの魅力についてお届けしました。このツアーは一日がかりとなり、また長い間船や車に乗り、中東の日差しの下で過ごす時間も長いため、かなり体力のいるツアーになります。
中東と言えば砂漠にばかり注目が集まりますが、実はアラビア半島に面したアラビア海の美しさは大変有名。中東に田舎や自然を感じられると言った場所はあまり多くはないですが、このオマーンのムサンダムツアーは手軽にその美しさを体験できるのが大きな利点です。少し違った中東の魅力を感じたい方にはぜひおすすめです。
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(2024/5/4更新)
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