写真:やま かづ
地図を見るシーザーサラダは、イタリア系移民のシーザー・カルディーニ(Caesar Cardini)がオーナーを務めるホテルレストランで1927年に発案されました。
当時のアメリカは禁酒法の真っただ中で、カリフォルニアに住む多くの人が、酒を求めて国境を越え、ティファナにやってきました。
しかし、レストランでは、ある日、用意していた食材が底をつき、満足な料理を提供できなくなりました。そこでシーザーは、あり合わせの食材を使って、大勢の来客を満足させる料理をつくりました。それがシーザーサラダです。
それ以降、シーザーのつくるサラダは国境を越えて評判となり、全米に広まり、今では世界中で食べられるようになりました。
ちなみに創始者シーザー・カルディーニは、その後ホテルを売り払ってアメリカに移住し、「カルディーニ」ブランドの瓶入りシーザードレッシングを販売しました。
今でもそのブランドはアメリカのスーパーマーケットで見かけることができます。
写真:やま かづ
地図を見る国境を越えて人気を博したシーザーサラダを食べるために、ロスアンゼルス、ハリウッドなどからたくさんの著名人がレストランを訪れました。
その様子をうかがい知ることのできる写真やパネルが店内に展示されており、それらを見ると90年もの間、ずっとシーザーサラダが愛され続けてきたことがわかります。
店舗:Caesar’s Restaurante Bar
住所:Revolucion Avenue, 4th and 5th Street, Tijuna
営業:12:00-24:00(開店時間はおくれ気味)
休業日:基本的に毎週水曜日(但し不定休)
写真:やま かづ
地図を見るシーザーサラダをオーダーすると、テーブルの横に大きな木製のボウル、その他調理器具、幾つかの調味料が並んだワゴンが運ばれてきます。
「イッツ・ショータイム!」
目の前でシーザードレッシングづくりのパフォーマンスが始まります。大きめのボウルにマスタード、アンチョビ、ガーリック、パルメザンチーズ、ペッパー、半熟卵の黄身を入れてパドルでしっかりと混ぜていきます。そして、最後に、これでもかというぐらいにオリーブオイルを注ぎながら、さらに混ぜ込んでいくと風味たっぷりのシーザードレッシングのでき上がりです!
そして、でき上ったシーザードレッシングの入ったボウルにロメインレタスを浸し、表、裏、端々までしっかりとドレッシングをあえていきます。これなら、レタスのどこから食べてもシーザードレッシングを味わうことができますね。
写真:やま かづ
地図を見る大きめのプレートに、しっかりと丁寧にシーザードレッシングが塗りこまれた3枚のロメインレタスが盛りつけられます。そして、その上には固めに焼かれたスライスバケットが1枚のせられていますが、その他のトッピングは一切なし。
ちょっと苦味のあるロメインレタスですが、シーザードレッシングとの相性は抜群です。これが由緒正しきシーザーサラダだということでしょう。
なお、目の前でシーザードレッシングをつくっている際には、使う食材や調味料は全て読み上げてくれます。また、レシピが書かれたカードも分けてくれますので、帰国後に本場の味を再現してみることもできますよ。
写真:やま かづ
地図を見るシーザーサラダが主役のこのお店、その主役をしっかりサポートする、出しゃばり過ぎないお料理がこちら2品。どちらもメキシコ料理としてはとってもポピュラー、日本でもすっかりおなじみのタコスと卵料理のウエボスです。
シーザーサラダを食べに行ったのなら、肉料理よりもこれらの軽い料理のほうが味覚が邪魔されないのでいいかもしれませんね。
写真:手前はタコス・デ・キャビア・メキシカーノ(Tacos de caviar mexicano)、奥がウエボス・ルシオ(Hoevos Lucio)
幾つもの食材のコンビネーションから生まれたシーザードレッシング。素材の味が活きるように大きめにカットされたロメインレタス。そのレタスの味と食感を損なわないように余計なトッピングは一切しない盛りつけ。これぞシーザーサラダの極意です。
サラダといえば「シーザーサラダ!」と決めているあなた!これを食せずしてシーザーサラダを語ることなかれ!
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(2024/4/19更新)
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