観光たっぷり足湯ですっきり!美肌の湯・山口「湯田温泉」

観光たっぷり足湯ですっきり!美肌の湯・山口「湯田温泉」

更新日:2015/01/24 12:03

村井 マヤのプロフィール写真 村井 マヤ 中国・九州文化的街並探検家
山口県の名湯・湯田温泉は、800年以上の歴史があるといいます。西の京と呼ばれた山口市からも近く、繁華街に沸く温泉。無色透明で、pHは9.14という美人の湯です。詩人・中原中也記念館もあり、幕末維新の志士たちゆかりの史跡も多い、歴史と文化の温泉街。そんな観光名所はついつい欲張って、歩き疲れてくたくたってことも。観光の合間に、足湯で一休みできたら最高ですよね。湯田温泉で観光と足湯を楽しんじゃおう♪

湯田温泉駅では、白狐のモニュメント「湯の町ゆう太」がお出迎え

湯田温泉駅では、白狐のモニュメント「湯の町ゆう太」がお出迎え

写真:村井 マヤ

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SLやまぐち号も停車するJR山口線の湯田温泉駅。改札を出ると巨大なにんまりした白狐がお出迎え。このモニュメントは「湯の町ゆう太」くんといいます。
湯田温泉には、白狐の伝説があります。そのためか、湯田温泉には狐の可愛いモニュメントが沢山ありますよ♪

白狐と温泉の伝説をちょっとだけ。その昔、傷ついた白狐(一説には老狐?)が、権現山の小さな池に毎晩傷ついた足を引きずりながらやってきていたそうです。近くの寺の和尚さんが、その狐の様子を見て、毎晩なんでやってくるのだろうと思っていると、白狐は7日目には元気に山へ帰っていきました。不思議に思って、池に手を浸した和尚さんはびっくり!ほのかに温かいのです。和尚は、村人に知らせ、池の側を掘るとお湯が沸き出て、さらに掘ると熱いお湯がこんこんと湧き出し、見事な仏像も出てきたという伝説。

さて、この湯田温泉駅にも足湯があります。ちょうどゆう太くんの後ろあたりに、10時から22時までご利用になれます。電車で長いこと同じ姿勢でお疲れの時にはもってこい!まずは駅の足湯でリフレッシュ。

井上公園では、中原中也の詩碑や井上馨公の銅像も

井上公園では、中原中也の詩碑や井上馨公の銅像も

写真:村井 マヤ

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湯田温泉駅を温泉街に向かってしばらく行くと、井上公園が左手に見えてきます。
ここは、幕末維新の志士で、伊藤博文や井上勝らとともに長州五傑とよばれた人物、井上馨の生家があった場所。井上馨公は、維新後外務卿や外務大臣、内務大臣、大蔵大臣などを歴任した偉大な功績を遺した維新の大政治家です。この井上公園には、井上馨公の銅像ほか俳人・種田山頭火の句碑、中原中也の詩碑などがあります。中原中也の生家はこの井上公園の近くだったので、こちらに詩碑が建てられました。この井上馨の生家には、三条公ら七卿や維新の志士たちも訪ねたと言われています。公園には、井上家にあった井戸などもあります。

維新の志士を偲び、文学の香りも楽しめる素敵な公園で、のんびり足湯もよろしいのではないでしょうか・・。写真は、まだお湯を張る前の足湯の様子。写真の狐の親子像の前あたりから温泉が出ますよ。毎日、お湯を抜き地域の方が清掃されているみたいです。こちらの公園も10時から22時まで利用できます。

温泉舎・湯の川で温泉も飲める!!湧き出る温泉も?!

温泉舎・湯の川で温泉も飲める!!湧き出る温泉も?!

写真:村井 マヤ

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湯田温泉の源泉である「温泉舎(ゆのや)」は、井上公園のある公園通りをさらに温泉街に向かって歩き、県道204号線を越えた2ブロック先にあります。黒を基調とした木造和風の高さ2mの建屋が目印。直径約70cmの受湯槽が整備されていて、地下500mから約62度の温泉が、毎分125リットルも湧き出ている様子を2ヶ所の覗き窓から見ることもできます。ぼこぼこ湧いているのが分かります。

写真は、自然石を利用した「飲泉場」です。同じ場所に、また温泉の川のような「湯の川」があり、温泉の湯けむり体験もできます。

温泉は、飲用許可のある施設で、新鮮なものをゆっくり飲んで下さいね。湯田温泉のすべての施設が飲用ではありませんのでご注意を!

観光案内所前でも足湯&情報取集も

観光案内所前でも足湯&情報取集も

写真:村井 マヤ

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湯田温泉の観光案内所は、県道204号線沿いにあります。おみやげプラザやスーパーホテルの向いにありますので、すぐわかりますよ!こちらも足湯と飲泉場がありますので、情報収集や観光の休憩の際にご利用になって下さいね。

そうそう、湯田温泉の足湯は全て無料、屋根付き、夜も明るいので安心してご利用になれますよ。全部で6カ所ありますので、お時間があればすべて回ってみても楽しいかも(*^_^*)

湯田温泉にお越しの際は、タオル持参、女性の方は冬場などタイツやストッキングではなく、スパッツやレギンスに靴下が便利かと・・。足湯がある施設には、場所によってトイレも併設されているので、着替えてもいいでしょう。着替えが面倒な方は、準備されておくとスムーズですよね。

維新の志士に愛された宿・松田屋ホテルの側でも(#^.^#)

維新の志士に愛された宿・松田屋ホテルの側でも(#^.^#)

写真:村井 マヤ

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湯田温泉は、明治維新の史跡も沢山残っています。湯の町街道と呼ばれる県道204号線沿いに堂々とした佇まいを見せる「松田屋ホテル」は創業330年の老舗の宿。きめ細やかなおもてなしと素晴らしい日本庭園が見事です。こちらには、庭園に明治維新の史跡が残り、宿内には史料館や「維新の湯」と言われる江戸時代からそのままのお風呂も残っており、現在でも予約をすれが入浴可能です。庭園にも足湯がありますよ。利用できるかどうかは、宿の方に確認して下さいね。

さて、この松田屋ホテルとホテル松政の間の細い通りが、「湯の香通り」で、足湯(写真)があります。こちらは、8時から22時までご利用できます。

観光しながら足湯で健康に!

豊富な湯量(1日:2000トン)を誇る湯田温泉の足湯は、6カ所あるすべての施設が無料です。気軽に立ち寄れ、毎日清掃され清潔です。足湯の良さは、心臓に負担をかけず、全身の血流をよくすること。免疫力アップで健康的!
特に、観光の際には歩きすぎてしまい、足がパンパンになる方も多いでしょう。そんな時、10分でも足湯につかって疲れを取れば、次の日の目覚めも違うのでは・・。

湯田温泉に来られたら、絶対タオルを持ち歩いて下さいね。2枚あると便利ですよ。旅をしながら健康になれるのは、温泉旅行ならでは♪山口県湯田温泉へおいでませ!

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/01/18 訪問

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