まるでおとぎ話の世界!マルタ共和国「ゴゾ島」の絶景

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まるでおとぎ話の世界!マルタ共和国「ゴゾ島」の絶景

まるでおとぎ話の世界!マルタ共和国「ゴゾ島」の絶景

更新日:2017/03/30 10:31

山田 光子のプロフィール写真 トラベルjpナビゲーター 山田 光子 カメラマン、旅ブロガー

マイナーで日本人にはあまり馴染みのない国のひとつにマルタ共和国があります。しかし地中海に浮かぶ小さな島国マルタにはたくさんの魅力がつまっています!

そのマルタのメイン島であるマルタ島の隣にあるのが、今回紹介するゴゾ島です。マルタ島にくらべて自然が多く牧歌的な風景が広がるゴゾ島ですが、見どころは多く1日ではまわりきれません。

今回はそんなゴゾ島の目を奪われる絶景や古代遺跡などを紹介します!

奇跡の逸話が息づく!タピーヌ教会!

写真:山田 光子

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ゴゾ島の中心ヴィクトリアから約3キロの場所にあり、草原の中に突然現れる建物がこのタピーヌ教会です。1883年に農婦がマリア様の声を聞き、それ以来ここでは病気が治ったり、疫病が流行っても教会周辺の地域だけ無事だったりするなど奇跡の逸話が残っています。

奇跡の評判は口コミで広がり、国内外からも多くの巡礼者が訪れ、ローマ法王も訪問。また教会内には世界中から送られてきた、病気やケガの治癒のお礼の手紙などが展示されています。

周辺に大きな建物がないので教会の存在感は大きく、バス停近くの丘へ登れば上から教会と草原を見渡すことができ、雄大な景色が味わえます!

文句なしの絶景!アズールウインドウ!

写真:山田 光子

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何千年もの年月をかけて風と波が作り上げたアーチ型の絶景がこのアズールウインドウです。“青の窓”という意味をもつこの場所は、周辺の海の深い青と相まって独特の雰囲気があります。ゴゾ島のハイライトのひとつでもあり、海からの強い風と波で侵食された岩が海岸線沿いに立ちはだかる荒涼とした景色を見に、多くの観光客が訪れます。

またハイシーズンには小舟でアーチの周辺を巡ることができます。アーチ裏側にある湾から侵食された洞窟をくぐって外海に出るため、冒険感も味わえるとても人気のアトラクションです。

さらにアーチ手前のブルーホールはダイビングポイントにもなっていて、遊泳を楽しむ人の姿も見られます。アーチの上の部分は危険なので立ち入り禁止になっていますが、正面から見るアーチはまさに絶景!ゴゾ島一番のダイナミックな風景が見られます。

【編集部追記】
※2017年3月8日、長年の風波の影響によりアーチは崩壊しました。

ギリシャ神話の伝説が残るラムラ湾とカリプソの洞窟!

写真:山田 光子

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砂浜が少ないマルタの中でも人気のビーチがこのラムラ湾です。ラムラ湾とはマルタの言葉で『赤い砂』を意味し、名前の通り赤い砂浜が美しい海岸線を作っています。波打ち際から数十メートル先の浅瀬まで赤い砂が続いているため、上から見下ろす海のグラデーションが素晴らしく、見てよし泳いでよしの恰好のビーチとなっています。

さらにここには、ギリシャ神話『オデュッセイア』で語られているカリプソの洞窟と呼ばれる場所があるのです。オデュッセイアの主人公オデュッセウスは船で難破しこのラムラ湾に辿り着き、やむなく洞窟で暮らしていました。そこへ絶世の美女カリプソが現れ、7年間もオデュッセウスを洞窟に引き止めていました。その後オデュッセウスは故郷へと旅立ってしまうのですが、残されたカリプソはその後もずっと洞窟からラムラ湾を眺め、オデュッセウスの帰りを待っていたというのです。

そんな神話が残るカリプソの洞窟ですが、現在は落石のため中に入ることはできません。しかし洞窟のすぐ上に展望台が設けられ、カリプソとオデュッセウスが眺めていたであろうラムラ湾の絶景を見ることができます。この景色の中に絶世の美女が現れたならそれはもう…と思ってしまうことでしょう。

ゴゾ島の風景を一望のチタデル!大聖堂のだまし絵も必見!

写真:山田 光子

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景勝地としても人気の高いチタデルは、ゴゾ島の中心地ヴィクトリアにある大きな要塞跡です。ここは16世紀に聖ヨハネ騎士団により要塞化され、ゴゾ市民は安全のために夜は城砦の中で過ごすよう義務付けられていました。

しかし今では人気のビュースポット!城壁からは写真のように緑に覆われる山肌や田畑、またヴィクトリアの町並みから遠くには海までも見渡せるのです。周囲もオシャレなカフェやお土産屋さん、市場ではゴゾの人々の暮らし、お祭りの日には花火や屋台やオペラの催しなど、とても賑わっています。

また、チタデルの要塞の中にある人気スポットがゴゾ大聖堂です。外見はとてもシンプルですが、内部にはとてもきらびやかな装飾が施されています。そして人気の秘密が大聖堂の天井に施された『だまし絵』。建築当時の計画では天井をドーム型にする予定だったのですが、資金不足のため断念。苦肉の策としてだまし絵でドームに見せかけたのです。しかし一見して気づかない見事なだまし絵の天井を持つ大聖堂はマルタで唯一のもの。今では、だまし絵を見ようと多くの人が訪れる人気の観光地となっています。

謎多き超古代遺跡!ジュガンティーヤ神殿

写真:山田 光子

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マルタに存在する遺跡群はエジプトのピラミッドやイギリスのストーンヘンジよりも前の、世界最古のものとされています。その中で最も古いと言われているのが、世界遺産にもなっているゴゾ島のジュガンティーヤ神殿です。豊穣や多産を祈る祭事のために建造されたと考えられ、神殿内では多くの立像や彫刻が発見されています。

そして現在まで謎となっているのが、その建築方法です。ジュガンティーヤはマルタの言葉で『巨人の塔』という意味。その名前の通り、巨人が運んだかのような巨石で造られている神殿なのです。神殿が造られたとされるのが、古代文明と呼ばれるエジプト文明が始まる遥か前。クレーン車や重機などのなかった時代に、どうやって何十トンもの巨大な石を動かし組み合わせ建物を造ったのか。未だに謎が多くロマンを感じる遺跡です。
マルタ島の首都ヴァレッタの考古学博物館に、神殿から出てきた発掘物やジュガンティーヤの模型などが展示されているので、併せて訪れると“全体を上から見るとこうなっているんだ!”などと新たな発見があるかもしれません。

マイナーな国マルタのさらにマイナーなゴゾ島へ!

伝説あり、絶景あり、古代遺跡ありのゴゾ島は見どころも多く日帰りではもったいない島です。美しい湾を囲むリゾートサイトも点在し、夜景も美しいので数日かけてゆっくり巡ることをおすすめします。

どうしても時間のない人は、乗り降り自由で観光名所を周ってくれるホップオン・ホップステップバスで効率よく巡ることもできます。マルタ島に比べてゴゾ島はバスの本数が1時間に1本などと少ないので、個人で巡る場合は時間に余裕のあるスケジュールを組むといいでしょう。

ゴゾ島はマルタの中心地ヴィクトリアからバスで約40分と船で約20分。乗り換えの時間などを含めても2時間ほどで訪れることができます。
マルタ共和国という国自体があまり馴染みはないかもしれませんが、治安もよく、町並みも自然も美しく、人々も優しい魅力的な国です。マルタへ行った際には是非、ゴゾ島も訪れてみてください!

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/02/18−2014/02/27 訪問

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