ご紹介する「竜ヶ岩洞」は、東京から車で東名高速道路「三ヶ日IC」で降り、30分程走った浜松市の北部、引佐町にあります。標高359mの「竜ヶ石山」の南麓にあり、竜ヶ岩洞は約2年半の歳月をかけて開発され、1983年10月に一般公開されました。
こちらはそんな「竜ヶ岩洞」の洞窟の入口。
入口から探検心が掻き立てられるような洞窟が「ぽっかり」口を開けています。
ここは、コウモリがいるほど野性的な空間で、入口から出口までの所要時間は、約25分程度で回ることができます。
洞窟に入ってみると、薄暗く道幅が狭いですが、道が整備されていて歩きやすいです。
冒頭でもお伝えしたように、ここは「東海地方最大規模の鍾乳洞」。そのため洞内を歩くと、大きな形をした「黄金柱」に始まり、マリア像に似た形の「マリア観音」など、約50ヶ所以上の鍾乳石の見どころがあります。中でも「白ろうの間」・「鳳凰の間」・「シャンデリアの間」などと呼ばれる場所が一番の見所で、こちらは、そんな見所の一つの「鳳凰の間」です。
こちらの写真は「鳳凰の間」の一部分。「鳳凰の間」の入口は狭く、通ると中は、まるで部屋のよう。入ってみると、壁全体に鍾乳洞が見られるため、全体を写真に収めきれません。
ここには、柱のような形をした「石柱」、ストローのような形をした「鍾乳管」などの色々な形をしたものや、水たまりの中には「石花」と呼ばれる、花を咲かせたように成長した珍しい石まで見ることができます。
見上げれば、蝋が垂れているような押し迫るような石や、羽を広げた鳳凰の様に見える貫禄のある石など、「最大の鍾乳洞」と呼ぶに相応しいスポットで、実に見応えあり!
こちらは「黄金の富士」と呼ばれる石です。
ここは、2億5千万年前の地層と言われる石灰岩地帯。洞窟の天井からしたたり落ちる水が空気に触れると、水分が蒸発し残った炭酸カルシウムによって、このような鍾乳石が創り出されるそうです。一滴一滴の水滴から、こんな立派なものを創り出すなんて、考えただけでも長い年月が感じられ、まさに圧巻!
名前の通り、黄金色に輝く富士山が見事です。この「黄金の富士」は、パンフレットの表紙になっているほどの代表的なものなので、是非お見逃しなく!
こちらは、洞窟の中央部にある「黄金の滝」です。
滝の高さは30mもあって、岩天井から殴りつけるように水滴が落ちています。
そのため「ジャー」と豪快な音を立てる滝は迫力満点! 滝の上部には、僅かながら展望台のようなスペースがあって、こちらは、その展望台からの眺め。
滝を見下ろすと、滝つぼは不安感を抱いてしまうような暗さで、ちょっとミステリアス。
写真に見える通路を降りると、滝を見上げて見ることもできますが、衣服が濡れる恐れがあるので、ご注意を。
洞窟は「水とは無縁」のように感じますが、滝の他に、地下水が湧いてできる泉「天恵の泉」・「長寿の泉」などもあります。「長寿の泉」は「飲めば長生きができる」と言われていますが、飲みすぎは返ってよくないので、ほどほどにしておいた方が無難です。
こちらは、竜ヶ岩洞の売店横にある「ようきた洞」。
階段を降りて洞窟の中に入ると、一面青色の世界! 思わず「わぁ〜」と声が出てしまうほどの美しい光景で、ここはLED電球を約15000球使ったイルミネーションが楽しめる「電飾土蛍」になっていて、冬の間だけ楽しめます。
夏場は、鍾乳洞からの風と洞内の水を使った足水が一緒に楽しめる場所に様変わり。
洞窟からの天然の風を使った「日本初の天然冷風浴」と、カルシウムイオンをたっぷり含んだ水で、究極に「涼」を感じられます。
竜ヶ岩洞に訪れたら、ようきた洞も忘れずに楽しんでもらいたい所。入場料は無料です。
利用できる期間は、いずれも下記のMEMO【竜ヶ岩洞】よりご確認下さい。
遊歩道は整備されていて、ライトアップもされているので安心して歩けますが、途中に天井が低い箇所や、濡れていて滑りやすい場所があるので、歩きやすい靴で訪れるのが良いでしょう。
洞窟は、寒いと言うイメージがありますが、年間平均温度は18度で、冬は暖かく夏は涼しいです。ご紹介した「黄金の滝」を中心にマイナスイオンがたっぷり放出されています!
是非、癒し空間でもある地底に遊びに来てみてはいかがでしょうか?
切り立つ断崖の「屏風岩」、合格祈願にご利益がある「登竜門」など、面白い見所も、まだまだありますよ!
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(2024/4/20更新)
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