ウナギを超えた!?浜名湖の新名物「牡蠣カバ丼」

ウナギを超えた!?浜名湖の新名物「牡蠣カバ丼」

更新日:2015/01/16 13:13

「浜名湖」と言えば、うなぎが全国的に有名ですが、実は「牡蠣」も養殖が盛んで、隠れた特産品。特に牡蠣が美味しい冬場、毎年11月上旬から翌年の3月中旬まで、期間限定で「牡蠣カバ丼」が登場します。「牡蠣カバ丼」は、浜名湖の新名物で、今回は、そんな気になるグルメをご紹介します。

魚介類の宝庫

魚介類の宝庫
地図を見る

こちらは、浜名湖。
舘山寺温泉街を見下ろすようにある「館山」からの眺めで、海と間違える位、とても広い湖。周囲は141kmにも及び、その大きさは、全国で10番目。湖は太平洋に接しているため、潮の干満によって海水が出入りします。そのため、魚介類のエサとなるプランクトンが豊富で、ここには650種類もの魚介類が生息しているといわれています。

ここでは、うなぎの養殖が古くから盛んで、全国的に名前が知られていますが、うなぎの養殖が始まったのは、およそ1900年頃。ですが、牡蠣の養殖は、1887年頃と、意外にもうなぎよりも古くから養殖が行われています。牡蠣の養殖が盛んな広島や三陸などと違って、出荷量は少ないのですが、ここで育った牡蠣は、身が大きく、よく太っていて、ミネラルもたっぷり!

特に海水温が低下する冬は、身が「ぷりっ」と引き締まっていて美味しい季節。そんな時期に併せて登場するのが「牡蠣カバ丼」。お次は、そんな牡蠣を使った「牡蠣カバ丼」をご紹介します。

うなぎのタレ・牡蠣の前代未聞の組み合わせ

うなぎのタレ・牡蠣の前代未聞の組み合わせ
地図を見る

豪快に、大粒の牡蠣やダイナミックに切られた玉ねぎがのった「牡蠣カバ丼」。こちらは、舘山寺温泉街にある「うなぎ食事処 浜乃木」の丼で、食べてみると、焼いた牡蠣に甘辛い醤油タレが香ばしく、海苔・ゴマ・ミカンの香りが見事にマッチ。牡蠣は臭みがなく、一粒でもボリュームたっぷり! 牡蠣に味付けされたタレは、うなぎのタレを使用しています。ここ浜乃木は、浜松うなぎ料理専門店会加盟店なので、本格的なタレで、うなぎ専門店でしかできない味付けになっています。

牡蠣カバ丼の鉄則は「ボイルした牡蠣をうなぎのタレで焼き、トッピングに地元遠州産の玉ねぎ、浜名湖産の海苔、三ヶ日ミカンの皮を添えた丼」。その基本が守られていれば、お店はオリジナルを加えてもOK。そのため、お店によってバラエティーに富んだ丼が楽しめます。

「えっ、本当に違うの?」と思った方のために、次は、別のお店の丼をご紹介します。

食べ比べも楽しめる!

食べ比べも楽しめる!
地図を見る

こちらは、舘山寺から車で15分程の場所にある、活魚料理のお店「太助」。創業は昭和50年で、浜名湖の美味しい魚介類を知り尽くしたお店で、こちらがお店の「牡蠣カバ丼」です。
牡蠣が見えなくなるほど、たっぷりのネギや玉ねぎがちりばめられています。食べてみると、生のままスライスした玉ねぎが、甘辛く味付けされた牡蠣と調和して「さっぱり」。まるで、サラダ感覚で食べられてしまうような斬新さ。丼は丼でも、うなぎのタレの甘辛さが微妙に違うなど、お店によって様々な味付けが楽しめるのも魅力の一つ。

2014年の時点で「牡蠣カバ丼」が食べられるお店は、16軒あって、ご紹介したのはそのうちの2軒。浜名湖の新しい名物にと、2009年から販売されているそうで、2010年に行われた「全国・新ご当地グルメ選手権」では、準優勝を獲得した美味しさ。
扱っているお店は、軒先に「牡蠣カバ丼」と書かれた大きな幟が目印。

浜名湖が誇る冬の味覚牡蠣は、ここでも味わえます

観光体験施設「海湖館」には、「牡蠣小屋」があり、自分で牡蠣を焼いてその場で味わえます。他にも、弁天島海浜公園にある「浜小屋」では、蒸し牡蠣や浜名湖の新鮮食材をいただけます。浜名湖の牡蠣は、焼いても身が痩せないのも特徴の一つなので、是非お試しを。
お店の営業は、1月中旬から3月末日まで。
詳しい内容は下記のMEMO【浜名湖かんざんじ温泉 浜名湖名物 牡蠣カバ丼】・【海湖館きらく市食堂】よりご覧ください。

栄養が豊富に含まれている旬の牡蠣を食べて、風邪などひかずに寒い冬を乗り越えましょう!

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/01/11−2015/01/12 訪問

- PR -

条件を指定して検索

- PR -

この記事に関するお問い合わせ

- 広告 -