感動のおもてなし！伊香保温泉「福一」は“黄金の湯”を430年守り続ける老舗の湯宿

茶室付きの広々ロビーでリラックス

写真：安藤 美紀

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伊香保温泉のシンボル 石段街の300段目付近にあるのが、老舗旅館「福一」です。「福一」は総業430年、現在の社長で17代目という歴史ある旅館。ここはかつて明治の歌人 斎藤茂吉が宿泊して詩をよんだり、日本画家 横山大観が泊まりながら見えるはずのない富士山を描いたり。近代を代表する文化人たちに愛された宿です。

お車の方は「福一」正面玄関に横付けできます。そのまま従業員の方が車を駐車場まで移動してくれるサービスがあるから、荷物の移動も楽らく♪
玄関を入ると、茶室付きの広々したロビーがお出迎え。空気もお湯もマイナスイオンを導入しているという「福一」の館内は、気持ちの良い快適空間が広がっています！到着時に出されるのは、梅ジュースのウエルカムドリンク。よく冷えた梅ジュースと心地良い空間が、移動の疲れを癒してくれます。

チェックインの時間は15：00〜。早めに到着した方は、フロントで荷物を預け石段街を散策してみましょう。徒歩5分ほどの距離（石段街の一番上）には、医療・商売繁盛・子宝の神様として人気を集める伊香保神社があります。伊香保神社に参拝して、温泉＆運気アップ…まさに良いことずくめですね！

清潔な客室、仲居さんのおもてなしに感動！

写真：安藤 美紀

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「福一」は山の傾斜を利用して建てられた旅館で、万葉館と千樹館に分かれています。フロントがある万葉館は、客室以外に大浴場と露天風呂・貸切露天風呂があります。千樹館は、石段街へいくための出入口がありますが、石段街へは徒歩10秒という近さ！そうだ、温泉まんじゅうを買いに行こうかな、と思い立った時でもパッと行ける嬉しい距離です。

「福一」の客室は、清潔で落ち着いた雰囲気の和室が中心ですが、ベッドで寝たい方には洋室もあります。一番部屋数が多いのは、12.5畳のスタンダード和室。約5,000円前後予算をアップすれば、憧れの庭園付き和室に泊まることもできますよ。（※庭園付客室は数に限りがありますので、予約時にご相談ください。）

チェックインを済ませたら、仲居さんの案内で客室まで移動します。清潔な客室には床の間もあり、落ち着いた和のしつらえ。清潔でのんびり寛げる客室も良いのですが、さらに素晴らしいのは「福一」の仲居さん！部屋の備品の使い方や温泉の案内、その後の食事の配膳や布団の上げ下げ、翌朝の朝刊の配布など、全てに対して接客やタイミングが完璧。控えめですが、しっかり気配りできる仲居さんのおもてなしに感動です！

２つの源泉“黄金の湯”と“白銀の湯”に入って、お湯比べ

提供元：福一

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お部屋で少しゆっくりしたら、部屋に置いてある浴衣に着替え「福一」万葉館3階にある大浴場へ向かいましょう。

大浴場に来て、まず驚くのが内風呂の広さ！
男女ともかなりの広さなので、足を伸ばしてのんびり寛ぐことができます。
そして「福一」自慢の2種類の温泉が、こちら。

■黄金の湯
戦国時代に戦で傷ついた武田の武士たちが治療で使っていたという、歴史ある伊香保温泉の源泉。また、430年前の旅館創業当時から大切に守られてきた源泉でもあります。お湯の色は茶褐色で、主な泉質は硫酸塩泉。この泉質は、お肌に水分を運んでふ〜っくら潤い補給してくれるという、嬉しい効果があります。良質な美人の湯なので、乾燥肌などお肌に悩みがある方にオススメ！また、お湯から10円玉のような匂いがしますが、これは鉄分を多く含んでいるため。鉄分は入浴するとお肌に吸収され造血作用がアップ。このことから“黄金の湯”は、女性に多い貧血症を改善したり“子宝の湯”とも呼ばれています。

■白銀の湯
平成になってから見つかったという新しい源泉。お湯の色は無色透明で、泉質はメタケイ酸が豊富に含まれているメタケイ酸単純泉です。メタケイ酸はいわゆる天然の保湿成分で、美肌効果があると言われています。こちらも、女性には嬉しい泉質ですね。
単純泉は、刺激が少なく肌に優しい泉質。湯あたりしにくいので、じっくり温泉に浸かりたい時に最適です。

泉質が違う２つの温泉に入って、お湯比べしてみてくださいね！

大浴場にはマイナスイオン水が出ていて、飲むことができます。温泉は水分補給が大切！入浴後にゴクゴク飲む人は多いと思いますが、入浴前もしくは入浴してすぐに水分補給をした方が、発汗をや血行を促進してくれるのでオススメ。

また、大浴場の入り口には除菌BOXが置かれていて、脱いだスリッパを入浴中に除菌することができるんです。人気がある温泉だとスリッパの数が多すぎて、自分のスリッパがどこへ行ったか分からない…ということよくありますよね。そんなときでも、除菌済みのスリッパを履いて帰れるから安心です。

■入浴時間　15：00〜25：00、翌朝5：00〜10:00

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山の緑で癒やされる！絶景露天風呂

提供元：福一

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大浴場の奥にあるのが、雨が降っても安心の屋根付き露天風呂。
男性露天風呂（福の湯）と女性露天風呂（一の湯）は、どちらも黄金の湯を使用した露天風呂になっています。

女性の露天風呂からは、目の前に迫る雄大な山岳を一望。男性の露天風呂は、女性側より山の一部が開けていて少し先の方まで見渡せるようになっています。広々した大浴場も良いですが、絶景を楽しめる露天風呂の開放感はまた格別です。

☆「福一」貸切露天風呂情報☆
貸切風呂は３種類（ゆらり・さらり・ふわり）。28名入れる大きなサイズの“ゆらり”とご家族で入るとちょうどいいサイズの“さらり”は、榛名山系水道水を使用した貸切風呂。“ふわり”のサイズは少し小さくなりますが、黄金の湯を使用した貸切風呂になります。当日予約でも、空いていれば入ることができますので、ご家族やカップルで貸切を使ってみたい方は、一度ご相談を。※貸切露天風呂は有料になります。

「福一」の夕食は、四季折々の豪華な会席料理

写真：安藤 美紀

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お宿の楽しみと言えば、やっぱり美味しいお食事！
「福一」の夕食は、季節の素材をふんだんに取り入れた、目にも鮮やかな会席料理です。

この日のお料理は、冬用の会席料理。食前酒の梅酒から始まり、先付に“ふく白子豆腐”、前菜に“あんぽ柿チーズ”や“紅鮭寿し”、お椀にお造里、温物…と続いていきます。

そして焼物は、黒い竹筒に入った目鯛山椒魚田焼き。竹筒にお水を入れてしばらくすると、蒸気が上がってホカホカの状態に！湯気にのって運ばれてくる香ばしい香りが、食欲を刺激します。この日のお鍋は、猪豚ぼたん鍋。煮込めば煮こむほど柔らかくあっさりた猪豚ぼたん鍋は、冬ならではの味覚です。あちこちで活躍したベテランの料理長を主に、腕に自身がある十数人の料理人たちが作る「福一」の会席料理は、まさに極上の味！

会席料理の内容は月ごとに変わっていきますが、１年中ずっと変わらず出されるのは、群馬県の郷土料理おきりこみ。おきりこみとは、幅広のうどんと野菜を煮込む、煮込みうどん。野菜たっぷりで食べ応えがありますし、麺がモチモチでたまりません！冬は熱々の状態で出されますが、夏になると冷やしたおきりこみになるそう。

千樹館へお泊りの方は、基本的に部屋食になります。万葉館にお泊まりの方は「旬楽」という個室のお食事処で食事をすることになります。どちらも、仲居さんがちょうどいい頃合いで順に運んでくれますので、普段忙しくしている人にとって、上げ膳据え膳は最高に幸せ。「福一」の食事は、自分へのご褒美といえるでしょう！

伊香保温泉「福一」周辺の楽しみ方

「福一」周辺は石段街以外にも見所がたくさん。パワースポット榛名神社や水澤観音からも近いので、運気アップしたい方は一緒に立ち寄ってみてください。（※榛名神社のご神体は1,000年以上落ちない大きな岩なので、合格祈願をする方が多く訪れる神社でもあります。）

パワースポットの他にも自然に囲まれた伊香保は、1年中楽しい思い出をつくることが出来る場所。例えば9月下旬頃には車で5分のそば畑一面に真っ白な美しい花が咲いたり、旅館すぐ近くの河鹿橋付近は紅葉の名所でもあります。

石段街の高台に建てられた「福一」は、窓からの眺めも良く石段街にもふらっと出ていきやすい最高のロケーション。歴史ある“黄金の湯”と女性に人気の“白金の湯”、どちらを満喫できるのも魅力です。しかし最大の魅力は、なんといっても従業員の方のおもてなし！すみずみまで行き届いた心配りや、“真心”がつまったおもてなしは、日々の疲れを癒してくれますよ。