進撃のひな人形!唖然、驚愕、感動の鴻巣市びっくりひな祭り

進撃のひな人形!唖然、驚愕、感動の鴻巣市びっくりひな祭り

更新日:2015/01/15 15:41

Naoyuki 金井のプロフィール写真 Naoyuki 金井 神社・グルメナビゲーター
埼玉県の中央部に位置する鴻巣市の人形製作は、約380年の歴史があり、江戸中期から始まる「鴻巣びな」として“関東三大雛市”の一つに数えられるほど有名です。
この「鴻巣びな」の伝統は現在も受け継がれ、その歴史ある人形の町を広くPRする目的で始まったのがこのイベントです。
鴻巣市の伝統と威信をかけた「びっくりひな祭り」をお楽しみ下さい。

日本一の高さのひな祭り

日本一の高さのひな祭り

写真:Naoyuki 金井

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メイン会場は「鴻巣市役所会場」で、市役所エントランスに飾られたひな人形たちがお出迎えします。
そしてロビーに入ると、そこは間違いなく驚嘆するほどのひな人形が待ち受けています。
高さ7メートル、31段のピラミッド型ひな壇には1800体近くのひな人形が飾られ、見る者を圧倒する迫力とともに、華麗な平安絵巻が進撃してくるかのよう。

なお、このひな壇は『ひな人形で飾る日本一高いピラミッドひな壇』として各分野の日本一記録だけをデータ化したサイトで認定を受けています。(記事下部MEMOの「日本一ネット」を参照)
まずは、この日本一のひな壇で度肝を抜かれてください!!

このほかロビー階段を使用したひな壇や、ロビー2階に飾られた御殿雛などの歴史的ひな人形も飾られており、所狭しとロビーをひな人形達が埋め尽くしています。

花々で彩られたひな祭り

花々で彩られたひな祭り

写真:Naoyuki 金井

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人形の他に鴻巣市のもう一つの重要な産業が花卉で、花の町鴻巣としても有名です。
この花の町の中心が“鴻巣農産物直売所”で、この中にあるのが「パンジーハウス会場」です。
この場所は昨年から開催された新しいエリアで、花をモチーフとした可愛いひな人形に出会えます。

メインの展示は花に彩られた四角すいの「変則ピラミッドひな壇」ですが、特に温室の中の花飾りのひな人形はこの会場の真骨頂です。
ここでは鴻巣市の二大産業の人形と花のコラボレーションひな祭りをたっぷりご堪能いただけます。
また、この時期だけの花卉やオリジナル花カゴなども販売されていますので、季節の可愛い花々をお土産にされるのも良いでしょう。

趣のある古民家でひな祭り

趣のある古民家でひな祭り

写真:Naoyuki 金井

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鴻巣市の花と文化とグルメを提供しているのが「花久の里会場」で、ここはNPO法人花と文化のふるさと委員会が運営している観光施設です。
普段は庭園を愛で、コンサートに耳を傾け、食を堪能する施設ですが、この時ばかりは施設全体がひな人形で埋め尽くされます。

メインの展示は「六角すいのひな壇」で、周りにはディスプレイ的に飾られたひな人形がシックな佇まいを見せてくれます。
そして見応えはさらに続き、母屋の離れには見事な「吊るし雛」と同時に、溢れんばかりに廊下に並んだひな人形が怒涛の行進をしています。

古民家のしっとりとした佇まいの中で、ひな人形と蕎麦などのグルメとともに、風流なひな祭りを味わってください。

買い物途中でひな祭り

買い物途中でひな祭り

写真:Naoyuki 金井

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“エルミこうのすショッピングモール”という文字通りの商業施設が「エルミ会場」です。
ここは高さ約3メートルの「五角すいひな壇」がメインです。
特筆すべきは、ひな壇前がステージとなっていて、様々なイベントが開催されていることです。
更に地元の子供たちの手作り折り紙人形なども展示されていて、可愛らしさいっぱいの会場です。

流石に商業施設だけあって見る者を逃がさない工夫が凝らされています。
ショッピングがてら、イベントに溢れたひな祭りを楽しんでみてはいかがでしょう。

歴史と伝統のひな祭り

歴史と伝統のひな祭り

写真:Naoyuki 金井

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最後は旧中山道沿いの鴻巣市産業観光館「ひなの里会場」です。
ここは通常でも、鴻巣の重要産業であるひな人形の常設展示を行っているのですが、この期間は特に普段見ることのできないひな人形が展示されます。

昭和中期の御殿ひな飾りや、珍しい三歌人がそろえられた鴻巣所縁の大名である牧野家の古今雛は必見です。
更に享保雛、古今雛などの歴史的なひな人形とともに、等身大享保雛、日本一大きい壱番親王と三人官女などなど、いづれも目を見張るひな人形の数々です。
また、離れには、鴻巣市が誇る川幅日本一の荒川2537mの100分の1の長さのひな人形飾りもあります。

通常、見ることのできない素敵なひな人形を見ながら、鴻巣市の歴史と伝統に彩られたひな祭りを記憶にとどめてください。

最後に。。。

今回は5会場をご紹介しましたが、2014年は、このほかに「吹上コスモスアリーナ会場」「まちかどひなまつり会場」の全7会場で実施されました。

2015年(平成27年)は、1月時点での鴻巣市市役所での発表で、詳細は未定ながら2月14日(土曜日)から3月7日(土曜日)に実施されます。

なお、市内に点在する7会場は広いエリアですが、臨時バスなども巡回しており、見学は全て無料ですから、すべて廻るも良し、絞って見ても十分楽しめます。
とにかく騙されたと思って一度足を運んでみてください。「びっくり」が感動に変わること請け合いです。


※記事はあくまで2014年の内容ですので、2015年の内容はオフィシャルサイトなどでご確認下さい。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/03/02 訪問

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