ハワイはリゾートだけじゃない「イオラニ宮殿」でハワイ王国の歴史を学ぼう!

ハワイはリゾートだけじゃない「イオラニ宮殿」でハワイ王国の歴史を学ぼう!

更新日:2018/06/12 14:42

結月 ここあのプロフィール写真 結月 ここあ 旅行ブロガー
ホノルルのダウンタウンにあるイオラニ宮殿は、アメリカ唯一の王族が住んでいたところで、カメハメハ大王は、誰もがご存知でしょう。ハワイの歴史はハワイ王国から始まります。王朝時代から共和国時代へと、そしてハワイ州へと移りゆく歴史を静かに見つめてきました。リゾートとは違ったもうひとつのハワイをご紹介しましょう。

門の紋章

門の紋章

写真:結月 ここあ

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イオラニ宮殿へは、ワイキキからはワイキキトロリーでもザ・バスでもほど近いダウンタウンにあります。
旅行者専用のトロリーも便利ですが、そこはロコも乗り合うザ・バスの方が海外に来た感があってお勧め。
バスを降りる時のコールは、窓際の紐を引っ張りますが、英語が不安な方は、乗るときにドライバーに「イオラニパレス プリーズ」と声をかけておくと、到着時に教えてくれますよ。

宮殿に入る門には、このような王国の紋章が飾られています。
カメハメハ大王の叔父で相談役だった双子の王族や8本のストライプ、王冠にはハワイ諸島8島を示す8枚のタロイモの葉が描かれています。

日本語で案内してくれるグランドツアーがお勧め

日本語で案内してくれるグランドツアーがお勧め

写真:結月 ここあ

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このオシャレな建物がチケット売り場となっています。
見学は、オーディオツアーとグランドツアーの2種類があって、オーディオツアーは、デジタルオーディオに収められた日本語解説を聴きながら各自で周ります。
またグランドツアーは、日本語でガイドが案内をしてくれるというもので、月〜土曜日まで1日に1回11:30からだけなので、予約が必要です。
詳しくは、下記メモからハワイナビをご覧くださいね。
ツアーデスクから予約を入れてもらうのもいいですよ。

イオラニ宮殿の外観

イオラニ宮殿の外観

写真:結月 ここあ

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1882年に、7代目カラカウア王によって建てられたイオラニ宮殿ですが、イオラニとは、王家の鷹と言う意味。
宮殿と言っても、こじんまりとしていますが、内部はなかなかのものなのですよ。

宮殿の手すりには、クリスマスやお祝い事があると提灯が飾られ、夜に灯りが灯るととても幻想的になります。

見学の集合時間になると、先ずはラナイの椅子に座らされて、ガイドから見学の注意などレクチャーを受けますが、床を傷つけてはいけないので、ここで全員靴に布のカバーをかけられます。床も掃除されるし、一石二鳥とのこと。

素晴らしい!ラナイの天井レリーフ

素晴らしい!ラナイの天井レリーフ

写真:結月 ここあ

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レクチャーが済むと、いよいよ宮殿内へと進みます。
大広間や正賓室・青の間は、ロココ調だったり、ゴシック調だったりとそれは贅沢な空間。コア材で作られた階段も重厚感があります。

舞踏会が行われていた王座の間は、シャンデリアにワインレッドの絨毯やカーテンなどと、とってもゴージャス!
その他、この時代に電気・電話・水洗トイレを完備していたというから驚きです。

太平洋の楽園に生まれたハワイ王国でしたが、100年足らずで消滅へと向かいます。
ハワイ王朝最後で唯一の女王であるリリウオカラニ女王が、1893年のクーデターで、退位を迫られて8か月間宮殿内に幽閉。
その時に幽閉された部屋と、作られたクレージキルトが印象的です。
アメリカのビジネスに屈してしまったハワイ王国の最後でしたが、ハワイ共和国となり後にアメリカ50番目の州となり現在に至ります。

ハワイといえばカメハメハ大王

ハワイといえばカメハメハ大王

写真:結月 ここあ

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イオラニ宮殿の前のアリイオラニ・ハル(司法ビル)には、ハワイ諸島を統一し、ハワイ王国を築いた初代の王様、カメハメハ大王の像があります。
ハワイに来たらこの方にご挨拶をして、同じポーズで写真に収まりたくなりませんか。

イオラニ宮殿や、カメハメハ大王の像のところのヤシの木にも注目!
王朝椰子といって、幹が白くなっているんですよ。

ハワイの歴史はイオラニ宮殿から

ハワイは、マリーンスポーツやショッピングも楽しいリゾートアイランド。思い切り遊んだら、歴史を訪ねてみるのもお勧めです。もうひとつの違ったハワイを知ることができますよ。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2011/12/07 訪問

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