写真:bow
地図を見る「京都御苑」は京都御所、仙洞御所、大宮御所を包含する東西700メートル、南北1300メートルにも及ぶ広大な公園。そして「京都御苑」はただの公園ではなく、旧皇室苑地である環境省が管理する国民公園なのです。国民公園は「京都御苑」「皇居外苑」「新宿御苑」と実は日本で3つしかなく、その国民公園の第一号がここ「京都御苑」なのです。
そんな「京都御苑」は京都市内中心部にありながら、非常に豊かな自然が残されており、新種のキノコが発見されたり、絶滅危惧種など珍しい動植物が生息することでも知られています。そんな「京都御苑」は、地元京都人が「御所」と呼ぶ市民の憩いの場なのです。
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地図を見る豊かな自然のある「京都御苑」はまた一方で、禁門の変で有名な『蛤御門』などの名所旧跡が多いことでも知られています。そんな「京都御苑」の広大な敷地にある見所20か所には“駒札”が建てられています。
駒札といえば京都の寺社に良く見る、由緒や歴史などが記されたいわゆる説明書きのようなもの。しかし、京都御苑にある駒札にはちょっとした秘密、仕掛けがなされているのです!
駒札から少し目線を下に落としてみれば・・・。そう、何かがあることに気付きましたか?これが秘密の“モノ”なのです。
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地図を見る駒札の下部には、駒札とは別の台板が付いています。そこには何かをはめ込めそうな枠と、一部分だけ何か絵のようなプレートが打ち付けられています。
早々に種明かしをしちゃいますがこれ、『浮出絵』を作るための台板だったのです!「京都御苑」内の駒札全20基のうち、18基にはこのような『浮出絵』のかけらが設置されていて、これらを全て回れば一つの絵が完成するようになっていたのです!
これが京都市民でも知っている人はそれほど多くない、「京都御苑」の駒札に隠された秘密!この駒札を利用してちょっとしたスタンプラリーができるのです!
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地図を見るさて、その『浮出絵』スタンプラリーをするために用意するものはA4の紙と鉛筆だけ。それさえあれば駒札を巡るスタンプラリーの準備はOK!
順路は特になし、どこから始めても大丈夫!駒札を見つけたら、下部にある台座へA4の紙をあてがって下さい。ちょうどA4の紙がすっぽりはまる枠が設置されていますので、紙を固定すればあとは鉛筆でこするだけ!ちょうど子供がやりやすい高さに設定されていますのでぜひお子様にチャレンジしてもらいましょう。
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地図を見る全部の駒札を巡り、『浮出絵』を完成させたのがこちらッ!絵柄は季節ごとに変わり、いろんな柄を集めるのも楽しいかもしれません。
この駒札を巡るスタンプラリーは『京都御苑歴史ふれあいの道』と銘打たれていて、広大な京都御苑内に点在する平安から幕末・明治時代までの歴史の舞台や遺産を巡るコースとなっています。この駒札を巡れば、京都の歴史をたどりながら学ぶことが出来るようになっているのです。
「京都御苑」の駒札を巡る、ちょっとしたスタンプラリー『京都御苑歴史ふれあいの道』。お子様連れでも楽しみながら歴史や文化と触れ合うことができますのでオススメ!
なお所要時間は1時間半から2時間といったところ。なにぶん「京都御苑」は想像以上に広大な敷地ですので、半日潰すくらいの気持ちでやりながら「京都御苑」をくまなく散策してみてください!ひょっとしたら新たな「京都御苑」の魅力に気付くかもしれませんよ!
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(2024/4/23更新)
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