写真:六三四
地図を見る出水市東部、白木川内川上流沿いの山あいにある温泉。歴史は古く延享2年(1745年)頃の発見であると伝えられています。
2013年現在2つの旅館だけがひっそりと佇む静かな温泉地。今回は「白木川内温泉」の老舗『旭屋旅館』で立ち寄り湯をさせて頂きました。
写真:六三四
地図を見る歴史ある温泉では温泉神社や温泉の神様を祀る祠をよく見かけますが、ココ「白木川内温泉」にも小さな祠がありました。
筆者は信仰心が強い訳ではありませんが温泉の神様がいらっしゃる温泉地では必ずお参りをして温泉に入ることにしています。
これは幼少時に祖母と湯治にきていた頃の記憶なのでしょう。湯治中は毎朝温泉神社に散歩してから朝風呂に入るのを日課としていていました。その日の始まりに神様にお参りする事が当たり前だったんですね。
「白木川内温泉」の神様にも当然二礼二拍一礼(笑)
写真:六三四
地図を見るまずは『旭屋旅館』内湯1号泉浴室。
とはいえ一度宿の外に出なければ入れない・・・内湯と呼べるのかは疑問です(笑)
源泉名は白木川内1号、源泉温度は42℃、無色透明、硫化水素味、硫化水素臭、ph9.2の単純硫黄泉がかけ流し。これだけでも十分満足なのですが1号泉浴室のすごいところは岩盤浴槽の割れ目からの自然湧出!
ツルスベの湯に浸かれば脱衣所や設備の鄙び具合も消し飛びます(笑)
誰もが喜んでいただける温泉ではないでしょうか。
写真:六三四
地図を見る続いてもう1つある2号泉浴室。
1号泉浴室と比べこちらは泉温も低く(入浴時の体感温度は38℃くらい)冬季はやや肌寒く感じますが、良質の湯であることは間違いありません。成分分析表を見ても1号泉と同クラスの良泉です。
さらに足元湧出の温泉でプクプクと浮かびあがる気泡にうっとりしてしまいます。これは温泉マニアにはたまらない(笑)
写真:六三四
地図を見る老朽化した施設、そして鄙び具合は賛否両論あるかもしれませんが『湯にこだわりたい』という方には是非ともオススメしたい温泉です。朝から多くの方で賑わう北薩摩の名湯。常連さんの多くが「ここの温泉は最高じゃっど!」とおっしゃる理由が入ればきっとわかると思いますよ。
【温泉名】白木川内温泉
【施設名】旭屋旅館
【住 所】鹿児島県出水市上大川内5002
【電 話】0996-68-2812
【泉 質】単純硫黄泉
【適応症】慢性皮膚病,慢性婦人病,きり傷など
【立寄湯】06時〜21時 ¥150
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(2024/4/24更新)
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