台北からMRTで30分!絶景の北投温泉・少師禅園で足湯を楽しむ

台北からMRTで30分!絶景の北投温泉・少師禅園で足湯を楽しむ

更新日:2018/07/23 12:19

東郷 カオルのプロフィール写真 東郷 カオル 癒されたい系女子旅ライター、ラグジュアリーホテルライター
北投は台北の北部、大屯火山群と台北盆地が交わる場所にあります。火山あるところに温泉あり!北投は台北中心からアクセスも良く、気軽に楽しめる人気の温泉地。今回は気軽に足湯が楽しめて、源泉が湧く地熱谷を上から眺めることのできる北投一の景観の「少師禅園」をご紹介します。

北投温泉・地熱谷の源泉

北投温泉・地熱谷の源泉

写真:東郷 カオル

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北投温泉へは、MRT淡水線の北投で乗り換えて新北投で降ります。「乗り換え」と言っても、ホームが違うだけの乗り換えですから、MRTだけで行くことができ、台北に不慣れな旅行者でも問題なく行くことのできる気軽な観光スポットです。

新北投の改札を出ると、目の前に公園が続いていますので、そちらへ。人の流れに乗ると自然にその公園沿いを歩いていくことになりますので、ここまで来て迷子になるということはないでしょう。

公園内を流れる川沿いの遊歩道もしくは公園沿いの道をどんどん歩いていくと、左手に「地熱谷」が現れます。青緑の水面からもくもくと立ち上がる湯気と熱気、どこか日本的な景色をも感じられます。

神風特攻隊の接待所「少師禅園」

神風特攻隊の接待所「少師禅園」

写真:東郷 カオル

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地熱谷から坂道を15分から20分ほど歩いたところに「少師禅園」という、食事や温泉が楽しめる複合施設があります。日本統治時代に「新高旅社」として建設されたこの建物は、第二次世界大戦時には神風特攻隊の出戦前の接待所として使われた歴史もあります。
今では、食事や温泉を楽しめる、雰囲気と眺望の良い施設として観光客に人気です。中国史に詳しい方なら、「東北の張学良(張作霖の息子)が軟禁されていた場所」と説明したほうがピンとくるかもしれません。

少師禅園は地熱谷から歩くには坂道を登ることになりますので、足腰に自信のない人はバスやタクシーを利用するほうが良いでしょう。結構な坂道が続きます。

広大な敷地には斜面を生かして建物が建てられており、せっかく登ってきた坂道を、入口から下っていくという何とも切ない造りとなっております(笑)

レストラン・お茶・温泉

レストラン・お茶・温泉

写真:東郷 カオル

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歴史ある建物も、現在ではオシャレなスポットへと変貌を遂げています。レストラン、喫茶スペース、温泉。それになんと言っても眺望が素晴らしく、眼下には北投の温泉街と湯煙が漂う地熱谷が見えます。

建物の外観・内装ともにオシャレで、調度品もこだわりが感じられます。歴史の重みを残しながらも一般に開放されている少師禅園。歴史好きには、敷地内にある張学良のパネルや銅像も必見です。

絶景の足湯

絶景の足湯

写真:東郷 カオル

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少師禅園の足湯がこちら。本格的に入れる温泉もありますが、観光客にはサクッと入れる足湯がお手軽。

白濁したお湯は酸性硫黄ナトリウム泉で、硫黄の匂いがしますので、温泉気分も充分堪能できます。pH値は3〜4で、慢性皮膚病や婦人病に効果があるとされています。

足湯の湯船は3つ並んでおり、それぞれに温度が違います。足湯に入る前に、向かいにあるお水で足を洗うことがマナーとなっていますので、お忘れなく。タオルは貸してもらえますので、手ぶらでOKです。

坂道を登ってきた人には、絶景を眺めながらの足湯はまさに天国!硫黄の匂いに包まれて、しばし歴史と景色に酔いしれましょう。

※足湯150TWD(食事利用の場合は無料)

アクセスに関して

少師禅園までは、新北投駅から歩くと30分ほどかかりますが、途中、北投温泉博物館や地熱谷を見学しながら歩くと、さほど時間は感じられません。ただし、足腰に自信のない人は、地熱谷から少師禅園までの坂道がきついので、バスかタクシーを利用したほうが良さそうです。
バスで行く場合は新北投駅前から230のバスに乗り、北投文物館で降ります。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2015/01/01−2015/01/04 訪問

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