サンミゲル・デ・アジェンデには、メキシコの首都メキシコシティにある北バスターミナルからバスで約4時間ほどの場所にあります。料金は片道4千円前後と物価の安いメキシコですがバス代は結構高いです。
バスは街の中心地からは約1km離れたバスターミナルに到着します。そこからソカロ(中央広場)に向かって市内バスに乗ってもいいし、のんびりと街並みを見ながら歩くのもいいでしょう。
街の中心は網の目のようにきれいな直線で道が整備されています。赤茶けた建物と石畳が続く街並みはどこをとっても絵になる美しさです。
街の美しさに惹かれ定年を迎えたアメリカ人も多く移住し、いつでも地元の人と観光客で活気あふれています。
街の象徴でもあるサンミゲル教区教会。まるでテーマパークのお城のように華やかで美しい教会は、見る人を虜にします!
こんなに見事な教会を、無名の職人がヨーロッパから持ち込まれた絵葉書を元に設計し、作られたというから驚きです。
教会は時間帯で美しさを変えます。日中は薄ピンクが青空に映え、夕暮れはピンクが一層艶やかになり、夜はライトアップされてゴージャスに。何時間でも見ていたくなるほどの魅力がこの協会にはあります。
サンミゲル教区教会の魅力をさらに引き立てているのが、目の前にあるソカロです。きれいに整備されたソカロには観光客はもちろん、地元に住むカップル、ファミリー、お年寄りまで様々な人が集まり、思い思いの時間を楽しんでいます。
そして、昼夜問わずソカロではマリアッチの歌声が聞こえます。マリアッチとはギターやトランペット、バイオリンなどの楽器を持ち、流しで歌を歌う楽団のことです。
シワも汚れも何ひとつない正装をビシッと着こなし、背筋をピンと伸ばして歌う姿はまさに紳士!とってもかっこよく、プロの強い誇りを感じます。
ソカロ周辺には教会がよく見えるオープンテラスや2階席のお店があります。眺めのいい席を確保し、ビールを飲みながら夕暮れを待ちましょう。
メキシコは日本でも有名なコロナビールの原産地です。他にもコロナと同じように軽い味わいの「ソル」や深みのある「ドス・エキス」など美味しいビールがたくさんあります。レストランによって扱うビールが違うので、飲みたいビールがある場合は直接店員に確認してから席に着きましょう。
メキシコの代表的な食べ物「タコス」。メキシコのいたるところでタコスの屋台があり、大きな鉄板で肉と玉ねぎを炒め出来立てアツアツのタコスを作ってくれます。本場のタコスは日本のようにひき肉、キャベツ、トマトにチーズではありません。屋台に行くと牛肉、オニオン、香草をトルティージャに乗せて渡されるので、お好みでトマトとオニオンのみじん切り、サルサソースをかけ、最後にライムを絞って食べます。
同じようでも屋台ごとに味や付け合わせが若干ことなります。どこも美味しいのですが、サンミゲル・デ・アジェンデのソカロの近くにあるタコスの屋台は絶品の美味しさです。
鉄板で焼かれたゴロッとしたオニオンは、とっても甘みがあってジューシー。隠し味のように肉の上に乗せられたパイナップルは、絶妙のハーモニーでそれぞれの具材と混じり合い、タコスの味に深みを出しています。タコス2枚で約350円と安いので是非食べてみてください。夕方ごろから現れ、お客さんで大混雑になります。
サンミゲル・デ・アジェンデの近くには、もう一つの世界遺産の街グアナファトがあります。グアナファトまでバスで1.5時間と近いので両方行くことをおすすめします。
サンミゲル・デ・アジェンデは小さい町なので日帰りでも行くことができますが、是非一泊してゆっくりと街の雰囲気を味わってください。きっとこの街が好きになるはずです。
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