くまだむ≠フ甘〜い誘惑!大阪・熊取町でスイーツ巡りの旅

くまだむ≠フ甘〜い誘惑!大阪・熊取町でスイーツ巡りの旅

更新日:2015/01/05 18:16

沢木 慎太郎のプロフィール写真 沢木 慎太郎 放送局ディレクター、紀行小説家
大阪で、おいしいスイーツ巡りを楽しみたい方に断然おすすめなのが熊取町。大阪湾の人工島「関西国際空港」の対岸から少し内陸に入ったところにある熊取は、小さな町ながらも、おいしくて可愛いスイーツやカフェ、ベーカリー店が多く、熊取の奥様方(くまだむ)を惹きつける甘〜い誘惑がいっぱい!そこで、くまだむ≠ノも人気のあるスイーツ&ベーカリーをご紹介。大阪に行ったなら熊取町でスイーツ巡りを楽しんでみてはいかが?

これぞ匠(たくみ)の技!おいしい和菓子を求めるなら絶対おすすめ【創菓庵 泉山】

これぞ匠(たくみ)の技!おいしい和菓子を求めるなら絶対おすすめ【創菓庵 泉山】

写真:沢木 慎太郎

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和菓子の匠≠ニ言うべき、「創菓庵 泉山(せんざん)」。和菓子の老舗だけあって、あんこがとてもおいしい。
うぐいす餅、山茶花、紅葉、時雨、黄金、風花、寒ぼたん、けし餅……と、透明な季節感あふれる美しい和菓子が勢ぞろい!。おいしい和菓子をお求めなら、絶対におすすめのお店。

数ある名品の中から、筆者のイチオシは熊取名物の『どっち餅』。この聞きなれない商品は、ふわふわと柔らかなスポンジ生地に、ほど良い甘さの粒あんと、粘り気のある求肥(ぎゅうひ)餅をはさんだお菓子。和菓子であるけれども、スポンジケーキのような洋菓子風の味わい……「いったい、これはどっち?」ということから名づけられた。
熊取町のマスコットキャラクタージャンプ君≠ェパッケージにデザイン。また、同じく町のマスコットメジーナちゃん≠ェ印刷された『メジーナちゃんサブレ』はサクサクとした歯ざわりと香ばしさがたまらない。町のマスコットがパッケージに使われていることも、くまだむ≠ゥら高く支持されている理由のひとつ。

さらに、新鮮で大粒のイチゴと、柔らかなお餅とのコラボが絶妙な『いちご大福』や、濃厚なチョコレートがゆっくり溶け出し、上品な甘さが楽しめる『チョコ大福』も、ぜひとも味わっていただきたい逸品。
このほか、『くるみ餅』も絶品!綺麗な白色のくるみあんを作り、ヨモギ餅を混ぜあわせたもので独自の風味を持った味わい。モチをくるんで食べることから名づけられたもので、泉州地域などでは秋祭りのごちそうとして伝わる郷土料理です。
お店のご主人は「熊取町でおいしい和菓子を作りたい」という思いから、独自のおいしさを追求。職人技の心意気と誠実な味わいが堪能できる和菓子を、ぜひ熊取で!

【創菓庵 泉山】
■住所:熊取町大久保中1-1-29
■電話:072-453-1104
■営業時間:9時〜19時(日曜日は18時まで)
■定休日:毎週月曜日

とにかく、食パンが最高においしい!人気のベーカリー【ブーランジェリーファヴール】

とにかく、食パンが最高においしい!人気のベーカリー【ブーランジェリーファヴール】

写真:沢木 慎太郎

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熊取町の人気のベーカリー「ブーランジェリーファヴール」。くまだむ≠フ誰もが口をそろえて、「食パン!食パン!」と言って、次々に購入していきます。ここの食パンは、とにかくおいしい。食パンだけで、これほど話題になるのも珍しいと思います。食パンはモチッとした食感で、独自で素朴な香ばしさが口の中にぱあっと広がる。焼かずにそのまま食べてもおいしい。

というのも、こちらのお店のパンはすべて高度浄水のメトリック水と、北海道産の小麦粉(ゆめちから・春よ恋い)を使用。つまり、原材料にとてもこだわったお店なんです。
奄美大島産のさとうきび、1000年以上の製法を受け継ぐフランスのゲランドの塩、よつ葉バター、糸川養鶏所の新鮮たまご、伊藤農園のミカンのはちみつ、北海道産(有機栽培)の小豆を使ったあぐり餡、めいらく北海道牛乳、世界の洋酒をそろえたドーバー洋酒貿易の100%天然濃縮のヴァニラ原液などといった選りすぐりの材料を使い、おいしいだけでなく、健康にもいい!

可愛いパンも多く、写真右下の『森のトトロ』もその一つ。ひと口食べた瞬間、パリパリとしたパンの香ばしさと、優しいカスタードクリームの味に癒されます。
また、『スノーマン』も、食べてしまうのがもったいないほど可愛い。クリスマスシーズンの限定商品です。バターと卵の風味が豊かなブリオッシュの生地と、口どけのいい生クリームの相性が抜群。芳醇なチョコレートの香りもたまらない。ケーキの感覚にも近いかも。
このほか、微かな塩の香りが絶妙な『塩パン』や、ゴマの香と食感がアクセントの『さつまいもとゴマのリュスティック』、ライ麦入りの『天然・酵母のカンパーニュ』となどといった素敵なパンもあるので、熊取にお寄りの際はぜひお立ち寄りください!

【ブーランジェリーファヴール】
■住所:熊取町大久保北3-173-1
■電話:072-452-3003
■営業時間:9時〜18時
■定休日:日曜日、第2・4月曜日(こびりの日は営業)

地元で知らない人はいない、おいしくて人気のケーキ屋さん!【パティスリー かいと】

地元で知らない人はいない、おいしくて人気のケーキ屋さん!【パティスリー かいと】

写真:沢木 慎太郎

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続いてのおすすめは、「パティスリーかいと」。くまだむ≠フ間で知らない人はいない、人気のケーキ屋さん。明るく可愛いお店には、芸術的なほどに美しいデコレーションケーキや、上品な味わいの和風のクッキーといった、甘いモノが好きな方にはたまらない魅惑的なお菓子がたくさん。バターの香ばしさが楽しめる『泉州バターケーキ』は、とくに人気があります。

どれかひとつだけ選ぶとなると、かなり難しいのですが、筆者のおすすめは写真の『小谷(おだに)チーズ』。いかがですか?ふわふわで、おいしそうでしょう?
小谷≠ニいうのは熊取の地名で、「パティスリーかいと」があるのも小谷地区。このあたりの歴史は古く、伊勢神宮へと向かう街道だったため、石垣に築かれた蔵や古い町並みが見られます。大阪府下で一番南に位置する伊勢参りの灯ろうなどもあり、歴史ファンには興味深いスポット。

そうした歴史のある街の名前を持つチーズケーキは、この店ならではのミルキーでコクのある濃厚な味わい。スポンジの柔らかさと、クリーミーな優しさがふんわり広がります。口どけの良いチーズがしっかりしていて、芳醇な香りも抜群。くまだむ≠フティータイムになくてはならない逸品。
お店の方も明るく、笑顔がとても素敵!ただ、JR熊取駅から遠い場所にあるので、クルマでのご利用が便利です。

【パティスリーかいと】
■住所:熊取町小谷北2-13-1
■電話:072-452-2233
■営業時間:10時〜19時
■定休日:毎週水曜日、第3火曜日

最高の癒しの空間≠ナ最上のスイーツを!和カフェダイニング&ギャラリー【つろぎ】

最高の癒しの空間≠ナ最上のスイーツを!和カフェダイニング&ギャラリー【つろぎ】

提供元:和カフェダイニング&ギャラリー【つろぎ】のご提供

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最後に、とっておきの素敵なカフェを。国史跡に指定された美しい田園風景「日根荘(ひねのしょう)遺跡」を形づくる池のひとつ、十二谷池のほとりに、ぽっかりと開いた癒しの空間。南泉州らしい、のどかな水辺の景色を眺めながら、居心地のいいひとときを過ごすことができるお店が「つろぎ」。
旬の素材を使った創作和食のミニコースが楽しめるランチもおすすめなのですが、筆者のイチオシは午後からのカフェタイムです。
自家製のカップにそそがれるコーヒーの香りを楽しみ、十二谷池に沈む美しい夕日を眺めながら、ゆっくりくつろぐライフスタイルがくまだむ流≠フ過ごし方。

何といっても、スイーツがおいしいこと!特性シフォンケーキをはじめ、チーズケーキ、まっ茶パフェのほか、夏は生桃のスムージー、冬はぜんざいと、人気のメニューがたくさんそろっています。特に、まっ茶パフェ(写真)は、濃厚なまっ茶の香りがたまらない!

南泉州を代表する景色に、繊細で美しいスイーツの数々。熊取にまでドライブに来られたなら、ぜひお立ち寄りください。
カフェの隣には、落ち着いた味わいを見せる器やインテリアなど、全国の作家さんの作品を集めたギャラリーもあるので、お友だちやご家族のお土産にもいかが?

【つろぎ】
■住所:熊取町大久保南4-1351-1
■電話:072-451-3733
■営業時間:11時〜22時(こびりは14時〜18時)
■定休日:毎週火曜日

熊取のスイーツバルこびりの日≠ノ参加しよう!クイズラリーで素敵なプレゼントも

熊取のスイーツバルこびりの日≠ノ参加しよう!クイズラリーで素敵なプレゼントも

写真:沢木 慎太郎

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ところで、『こびり』という方言はご存知?
『こびり』というのは漢字で小昼≠ニ書き、熊取弁でおやつ≠ニいう意味。散歩感覚で複数のお店を立ち寄る「食べ歩き」(バル)のイベントがよく行われていますが、熊取では≪こびりの日≫という呼び名で、町内の人気のカフェやスイーツ店、ベーカリーの食べ歩きを楽しむスイーツバルが毎年1月に開催されています。

2015年は1月17日(土)〜18日(日)の2日間にわたって実施。ここでご紹介した4店舗を含む町内の20店舗すべてに使える500円券×4枚綴りのチケット(2000円)が現在、販売されています。このイベントのために特別に用意されたスイーツや特典があり、かなりのおすすめ。
そうして、≪こびりの日≫のマスコットとして、地元では人気のキャラクターが写真上の人形のくまだむちゃん=B
2015年は新たに、クイズラリーも開催しますが、このくまだむちゃん≠ェ買い物カゴを落としてしまい、彼女が残した謎のメモを手がかりにキーワードをつなげていくというストーリーが楽しめます。困ったくまだむちゃんを、みんなでぜひ助けてあげて!
≪こびりの日≫についての内容やチケットの販売場所、申し込み方法はリンクに貼り付けておきましたので、ご興味のある方はそちらからのぞいてみて下さい。

【2015年 くまとりSANPO! COBIRIの日】
■イベント期間:2015年1月17日(土)〜18日(日)
■クイズラリーの実施時間:10時〜17時
■場所:大阪府熊取町内
■参加店舗:20店舗
■参加チケット:2000円
■チケット販売場所:熊取駅下にぎわい館、煉瓦館、熊取町シティープロモーション推進課、熊取町商工会
※くまとりにぎわい観光協会ホームページからも申し込み可能

おわりに クイズラリー参加者には抽選で豪華商品も!

≪こびりの日≫のクイズラリーでは今回、正解者の中から抽選で、1等(旅行券1万円分)、2等(5000円分相当商品)、3等(3000円分相当商品)といった豪華商品が当たります。また、参加者すべてに素敵な景品がもられるので、ぜひ参加されてはいかがでしょうか?

クイズラリーでのどかな熊取町の散歩を楽しみ、お腹がすいたらおいしいこびり≠ナちょっとひと休み。JR熊取駅下にある「駅下にぎわい館」や、駅から歩いて10分ほどにある赤レンガの建物(煉瓦館)では無料の休憩スペースもあり、駅下にぎわい館では温かな飲み物も用意しているので、イートインのスペースとしても最適!
お洒落で甘いモノ好きのくまだむ≠フお気に入りのスイーツやカフェ、ベーカリー店。≪こびりの日≫に参加して、お気に入りのお店を見つけてみてはいかが?

※注※
こびりの日≠ナは、お店の営業時間が変わるので、パンフレットなどでご確認して下さい。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/12/23 訪問

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