IC特急とトラムで!中世の面影が残るベルギーの古都ゲント

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IC特急とトラムで!中世の面影が残るベルギーの古都ゲント

IC特急とトラムで!中世の面影が残るベルギーの古都ゲント

更新日:2015/01/09 16:15

菊池 模糊のプロフィール写真 菊池 模糊 旅ライター、旅ブロガー、写真家

ブリュッセルからインターシティ特急(IC)とトラムに乗って古都ゲントへの小さな旅を楽しみます。
そこでは、どこを撮っても絵になる中世の石造りの素晴らしい町並みと、北方ルネッサンス最高の名画「神秘の子羊」をはじめとする宗教的芸術作品があなたを迎えてくれます。ゲントの素敵な風景をバックに、美味しいビールやベルギー料理を嗜めば、とても贅沢な時間が流れます。
クリスマスマーケットのシーズンもおすすめです。

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IC特急でゲントへ

IC特急でゲントへ

写真:菊池 模糊

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ベルギーは首都ブリュッセルがポピュラーですが、ブルージュやゲントといったフランドル地方の町がとても素敵です。
ブリュッセルはベルギーの中央部にあり、放射状にベルギー各地へ国鉄の路線が出ていますので、それを利用しない手はありません。
中でも古都ゲント(ヘント)は、中世に栄えた石造りの町の雰囲気が良く、交通至便で気軽に行けるので一番のおすすめです。

ブリュッセルからインターシティ特急(IC)に乗れば40分ほどでゲントに着きますので、日帰り観光も楽々可能です。ベルギーに行かれたら、ぜひゲントへ足を伸ばしましょう。土日ならベルギー国鉄の往復切符が半額になるウィークエンド割引がありますのでお得です。(2014末現在、週末往復50%OFFで10ユーロ)
なお、日程が固定している場合は、あらかじめ日本でネットチケットを購入しておく方法もあります。

注意点は、ベルギー国鉄の駅には改札口はありませんが、ブリュッセル北駅・中央駅・南駅いずれも大きな駅のため、乗車するIC特急が入線するホームを見つけなければならないことです。ネットの時刻表での入線ホームが変更される場合もありますので、必ず中央通路にある電光表示板で確認してください。

ゲントまでの車窓風景はのどかで、ベルギーの農村や酪農地帯の景色を存分に楽しめます。そこは大都市ブリュッセルとは全く違った雰囲気です。これがフランドルの大地です。
そして30分ほど走ると、やっと大きな町が見えてきます。そこがゲントです。

トラムに乗ってゲント旧市街へ

トラムに乗ってゲント旧市街へ

写真:菊池 模糊

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ゲント-セント-ピータース駅からは、ゲントの旧市街までは、1番線のトラムを利用します。
ゲントは、現在ベルギー第三の都市ですが、いわゆる新市街に国鉄のゲント-セント-ピータース駅があるため、トラムはその新市街や大学街を通って、観光すべき旧市街まで行くことになります。
地下鉄と違ってトラムは地上をゆっくり走るので、車窓風景を楽しめます。
ゲントのトラムは低床型で、座ると視点が低いのですが、案外景色がローアングルで素敵に感じられて、石造りの町並みと人々が行き交う車窓風景を満喫できます。ゲントは学問の町でもありますので、文化の香りも漂い、大学生たちの姿が多く見られます。トラムが旧市街に
近づくと、お洒落な高級ショッピング街となり、トラムに乗りながらウィンドショッピングが出来ます。

トラムでは、15分ほど乗って、8駅目のコーレン・マルクトで下車してください。そこは旧市街の中心の広場で、素晴らしい古都の街並みが広がっています。

なお、トラムは、停車場にあるチケットの自動販売機で最短区間(Zone1−2)を指定して購入し、乗車したら刻印機に通して乗車記録を印字することが必要です。(2014末現在、片道1.3ユーロ)
トラムのチケットは、国鉄のような往復切符がないため、ゲント-セント-ピータース駅で、あらかじめ帰りのチケットも買っておけば安心です。
注意点は、1番線のトラムといっても上り下りの方向を間違えないことです。ゲント-セント-ピータース駅から旧市街への往復は、往路はトラム1番の Evergem 行き 、復路はトラム1番の FLANDERS-EXPO 行きに乗ってください。

旧市街の中心の広場コーレン・マルクト

旧市街の中心の広場コーレン・マルクト

写真:菊池 模糊

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コーレン・マルクトにそびえ立つのは聖ニコラス教会です。
そこから広がる石造りの古都の街並みがとても良い雰囲気です。すぐ横の高い鐘楼とラーケンホール(繊維ホール)は世界遺産に登録されています。
聖ニコラス教会をはじめとするゲントの教会建築は圧倒的な迫力と派手過ぎない品格があり、教会内部の祭壇画なども荘厳な美しさをたたえています。

聖ニコラス教会から東へ少し歩くと、ゲントで一番有名な聖バーフ大聖堂があります。ここにはフランドル絵画の最高傑作とされる「神秘の子羊」(ファン・アイク兄弟制作の祭壇画)があります。この絵の展示室は、大聖堂に入場してすぐ左側にあり、有料ですが日本語音声ガイドもありますので、ゆっくり時間をとって鑑賞しましょう。
なお、「神秘の子羊」は、季節によって公開時間が異なりますので、あらかじめ調べて計画的に見学してください。(日曜日午前中はミサのため入場不可)

聖バーフ大聖堂を見学したら、ゲントの町歩きを満喫しましょう。おすすめは、コーレン・マルクトから聖ミハエル橋〜グラスレイ〜フランドル伯爵城〜金曜日広場〜聖ヤコブ教会と時計回りに歩くコースです。

聖ミハエル橋から

聖ミハエル橋から

写真:菊池 模糊

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聖ミハエル橋付近から振り返ると、聖ニコラス教会や鐘楼が並び、素晴らしい景観です。
ゲントの代表的なビュースポットですので、忘れずに撮影しましょう。
ベルギーの歴史はここから始まったのだなあという実感が沸いてくるいかにも中世的な美がそこにあります。まるで時が止まったような景観です。

ゲントは9世紀からフランドル伯の居城があり、陽の沈まぬ大帝国を支配した神聖ローマ帝国のカール5世の誕生地でもあります。
中世には織布業の中心として大いに繁栄し、商人たちは格調あるギルドハウスの立ち並ぶ町を建築しました。

12月に入ると写真の正面奥にある市庁舎前広場にはクリスマスマーケットが設けられますので、そこで売られているホットワインを飲んで身体を温めながら、華やかな雰囲気を楽しんでください。

コーンレイとグラスレイ

コーンレイとグラスレイ

写真:菊池 模糊

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聖ミハエル橋の上に立てば、北を望んで、コーンレイ(左側)やグラスレイ(右側)といったレイエ川の両岸に広がるギルドハウスの町並みが見られ、まるで一幅の名画のようです。
川面に映るコーンレイの整った水鏡風景は目に焼き付いて忘れられません。
グラスレイのギルドハウスは個性豊かで、一軒一軒表情が違いますので、ゆっくり歩きながら間近で観察しましょう。

素敵なレストランやカフェもありますので、このあたりで景色を楽しみながらしばし休憩するのは至福の時間です。ゲントには、ここで発祥したベルギー名物料理ワーテルゾーイや、とても美味しい地ビールがありますので、ぜひ味わってみましょう。

このレイエ川を少し北に歩けば、フランドル伯爵城や大肉市場などがあり、そこから時計回りに東に回ると金曜日広場の蚤の市や聖ヤコブ教会などがあり、そして南に回ると再び聖バーフ大聖堂や鐘楼がそびえ立つコーレン・マルクトに戻ってきます。
ゲント旧市街は、徒歩圏内の中規模の地域に見所が沢山あるので、ぶらりとした散策には最適です。

ゲントの魅力

ゲントの魅力に惹かれて何度も訪れる方もおられます。
ベルギーで最も長い歴史があり、建造物・町並み・教会絵画など、奥の深い場所です。
ゲントは、ベルギーの首都ブリュッセルからインターシティ特急とトラムを乗り継ぎ1時間強で手軽に行くことができます。
ベルギーの観光スポットはブリュッセルだけではありません。是非少し足を延ばして古都ゲントを訪れてみてください。そこには中世の面影が色濃く残る素晴らしい町並みが広がっています。歴史ファンや教会巡りが好きな方には最高の町でしょう。

また、ブリュッセルからゲントへの旅は、歴史的遺産のみならず、インターシティ特急やトラムに乗って、その行程自体を楽しめるのです。
インターシティー特急やトラムの切符を自ら買い、停車場を探したりして、少し苦労しながら乗って行く適度の冒険体験は、鉄道好きの方だけでなく、旅を愛する人のとても良い思い出になるでしょう。
ブリュッセルにフリータイムツアーで数日滞在される方も多いと思われます。そういう方のブリュッセルからの日帰りエクスカーションとしても最適です。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/11/21−2014/12/05 訪問

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