日本中で農家の衰退が危ぶまれています。大きな原因の一つとして後継者不足が挙げられるでしょう。これまでの農家=家業という概念を壊し、ひとつの企業として農業を営むという方法で農業を継承する。
そんなコンセプトのもとおよそ30年前に、石川県白山市に「六星」は誕生しました。
減農薬の美味しい米を生産し、企業であるという特色を生かし直営店で、それを「おすそ分けする」という精神で販売することに。
お米そのものの販売だけでなく、つきたての餅、大福、やはり自社農場でとれた野菜を使った惣菜やお弁当など、徐々に商品のラインナップは広がりましたが、使っているもののほとんどが自前の農場でとれたもの。
地元でも食への意識の高い主婦層を中心に高い支持を受けて、松任市の本店、金沢市の長坂店はいつも大賑わい。店舗や商品パッケージのナチュラルでおしゃれな雰囲気も人気の秘訣で、小さな子連れの家族が目立ち、若い世代にも人気のあることが伺えます。
本店も長坂店も金沢市中心部からは離れていますが、リニューアルした金沢駅の土産売り場「あんと」にも、「金沢百番街 すゞめ」として店舗を構えており、観光客が利用するのに大変便利です。すゞめという店名は、すずめはお米が大好きだということから名付けられたそうですよ。
さて、駅構内にある「金沢百番街 すゞめ」は、店舗の奥の暖簾をくぐると、座席が十数席のカウンターのみの食堂があります。一枚目の写真から分かるように、奥に食堂があるとはパッと見、気づけないかもしれませんね。
この食堂では、自社農園でとれた野菜をふんだんに使った、素朴な惣菜を中心とした定食や、オリジナルのカレーライスなどのメニューを楽しめます。
メニューは少ないですが、こんなに身体に優しい食事が、駅の構内で食べられるなんて、嬉しい限り。旅の間、ついつい食べ過ぎ・飲みすぎた人も、こんなメニューなら、身体も心もホッとするのではないでしょうか。
さて、ごはんでお腹がいっぱいになっても、デザートは別腹というあなたには、やはり自社農場で生産した餅米から作られたお菓子も味わえますよ。
店頭でひとつひとつ丁寧に、餅に餡子を包む実演をしているのが目を引きますが、その「ふっくら塩豆大福」が食堂でも注文できます。
この「ふっくら塩豆大福」、ほどよい甘味と塩味の豆の絶妙なバランスで、いくつでも食べられそうな美味しさ。お土産にまとめ買いしていくお客さんも多い一番人気の和菓子です。
さて、店内には、食堂で出すようなヘルシーなお惣菜たっぷりのお弁当も売っているので電車に乗るときの駅弁として利用するお客さんも多いのだとか。帰りの電車の中でも、最後まで金沢の味を楽しめますね。
他にも、農場でとれたもち米を使った杵つき餅など、お土産に喜ばれそうな米どころの味がたくさん並んでいます。
お土産用に開発された楽しい商品もいいけれど、地元の人々の生活にとけこむ本物の地元の味をお土産にしたい。そんなときは、ここ「金沢百番街 すゞめ」をチェックしてみてください。
作り手の顔が見える商品、というのは今、スーパーで売られている野菜などでもとても人気です。
金沢に来たからには、せっかくだから金沢の農産物もこころゆくまで味わいたい。しかし流通の発達した昨今では、旅先で出たものが必ずしも地元のものであるとは限りません。
その点、「金沢百番街 すゞめ」にいけば、ほとんどが自社のファームでとれたものばかり。そのうえ、農薬や化学肥料になるべく頼らない生産をこころがけているというのも安心です。
六星ファームの、とれたての心のこもった味を、ぜひ金沢の思い出に選んでくださいね。
「金沢百番街 すゞめ」の詳しい営業案内などはMEMOにある公式サイトをご覧下さい。
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(2024/4/26更新)
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