ワインの街!ドイツ・リューデスハイムを楽しむお薦めルート

ワインの街!ドイツ・リューデスハイムを楽しむお薦めルート

更新日:2015/05/16 16:30

フランクフルトからマインツを通り超してさらに西に移動したライン川沿いに、リューデスハイムというワイン産地で有名な小さな町があります。リューデスハイムと言えば、ライン川下りの観光船発着場がある為、ご存知の方が多くいらっしゃると思います。今回はそんなリューデスハイムの遊び方についてご紹介したいと思います。

ワイン博物館を横目に

ワイン博物館を横目に
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リューデスハイム駅を降りてライン川沿いに東に徒歩で2分程移動すると、まず見えてくるのがワイン博物館(Rheingauer Weinmuseum Brömserburg)です。この博物館はおよそ1000年前に建てられたブレムザー城に設けられています。建物の屋内外で展示されているのは、この城よりも古く2000年に亘る歴史を持つワイン醸造や発展に関する資料です。

その外観で最も目を引くのはテラス部分です。博物館では展示物の観覧の他、テラスに登って対岸に見える教会(Rochuskapelle・ローフスカペレ)やライン川を眺めるのもおすすめです。
尚、10人以上のご利用でワインの試飲(有料)をすることも可能です。

博物館がオープンしているのは3月〜10月までですのでご注意。

【ワイン博物館(Rheingauer Weinmuseum Brömserburg)】
3月1日〜10月31日まで
10:00 〜 18:00 (最終入場可能時刻 17:15)
入場料:5,00 ユーロ

町の中心・つぐみ横丁

町の中心・つぐみ横丁
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ワイン博物館からさらに240m東に移動すると、つぐみ横丁(Drosselgasse)に入る路地があり、全長わずか150mほどの両側にワイン酒場が軒を連ねています。このつぐみ横丁で嗜むラインガウワインは忘れられない感動の味だったと語る旅行者も居る程。ワインが好きではない方にとってもこの町の賑やかさや雰囲気は充分に楽しむことができます。

つぐみ横丁を通り抜け、突き当たりを左に歩くと、ジークフリート・メカニカル楽器博物館(Siegfrieds Mech. Musikkabinett)があります。

この館はブレムザー館(Brömserhof)とも呼ばれ、1542年に建築された当時に描かれたフレスコ画が当時のまま残っています。こちらでは巨大なオルゴールやカラクリ楽器のような、自動演奏の楽器を鑑賞することができます。
館内への入場は、大型の楽器は特に演奏を流すのに操作が必要な為、ガイドツアーのみとなっております。言葉を理解することができなくても、歴史ある楽器の装飾や音色は鑑賞する人々を十二分に楽しませてくれます。

ここを訪れる予定の方は、まず先に博物館入り口で申し込みをした後、入場可能になる指定の時刻まで周辺の酒場でワインを飲んで待つのがいいでしょう。

【博物館の営業時間と料金】
3月〜12月 10:00 〜 18:00
入場料:6,50ユーロ

リューデスハイムではイベントも定期的に行われており、秋には特にワインに関するお祭りが開催されます。

例えば聖ガルスの日(St.Gallustag)というブドウの収穫祭で行われてたパレードでは、中世風の衣装をまとった人々による市場やイベントが行われており、非常に印象に残る光景となるでしょう。

ゴンドラリフトからの眺めも壮快

ゴンドラリフトからの眺めも壮快
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つぐみ横丁周辺でひとしきり楽しんだ後はゴンドラに乗ってニーダーヴァルト記念碑を目指しましょう。ゴンドラに乗っている間は足下に広がるぶどう畑と左手に流れるライン川を眺めることができます。

ゴンドラは往復のチケットと行きのみのチケットがありますが、ここでは行きのみのチケットを購入することをおすすめいたします。
なぜかというと、ニーダーヴァルト記念碑から先へのハイキングを楽しんだ後、リフトで山を下りアススマンスハウゼン駅へ向かうルートがおすすめだからです。

ゴンドラは往復が7ユーロ、往路のみ、復路のみはそれぞれ5ユーロです。

待っているのは巨大な女神像と山頂からの眺め

山頂には1871年のドイツ帝国統一を記念して建てられた女神ゲルマニア像がリューデスハイムの広大なぶどう畑を見下ろしています。それがニーダーヴァルト記念碑です。

高さはなんと38メートルもあり、写真には容易には納まりきりません。左手に太刀を持ち、右手に皇帝の冠を持ち空に高々と掲げている様子はドイツ帝国の象徴です。
ニーダーヴァルト記念碑だけではなく、巨大なガゼボとそこから見下ろせるリューデスハイムの街並みとライン川も見どころです。

待っているのは巨大な女神像と山頂からの眺め
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次に目指す絶景はリフトにあり!

ニーダーヴァルト記念碑を通り過ぎてさらに先に進んでいくと、アススマンハウゼンへ下ることのできるリフト乗り場に辿り着きます。

実はこのリフトに乗ることがリューデスハイムの旅で特におすすめしたいことの一つです。行きのゴンドラでは横目に眺めたライン川を、ここではさらに対岸にそびえるラインシュタイン城と共に目前に眺めることができ、その絶景は圧巻です。

リフトを降りてすぐ南にあるアススマンハウゼン駅からリューデスハイム駅までは電車でおよそ35分で戻ることができます。
こちらもリューデスハイムからのゴンドラリフトと同じく、往復が7ユーロ、往路のみ、復路のみはそれぞれ5ユーロです。

次に目指す絶景はリフトにあり!
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ルートを辿る上でのポイント

・リューデスハイム駅からスタート
・楽器博物館を訪れる際はまずつぐみ横丁を通り抜けて先にアクセス

アススマンハウゼン駅からリフトで昇ってリューデスハイムを目指すという逆のルートでは、せっかくのリフトからの「目前の絶景」を楽しむことができませんので、まずはリューデスハイム駅からつぐみ横丁を通るルートからを特に推薦致します。
そして、ジークフリート・メカニカル楽器博物館を訪れる際は入場まで待ち時間が発生する可能性がありますので、一旦つぐみ横丁をまっすぐ通り抜けてチケットを購入してからが効率よく時間を使うポイントです。

掲載内容は執筆時点のものです。 2011/10/09 訪問

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