カンボジアの通な楽しみ方!クメール王朝時代の道をサイクリングしよう!

カンボジアの通な楽しみ方!クメール王朝時代の道をサイクリングしよう!

更新日:2014/12/23 12:34

アンコール・ワットに代表されるアンコール遺跡群で、日本人にもよく知られたカンボジア。これらの遺跡があるシェムリアップを訪れるツアーは多くあり、今やカンボジア観光の定番といっても過言ではありません。
その一方で、シェムリアップの南に古代クメール王朝時代に使われた道が多く残っていることはあまり知られていません。
今回はその知られざる道を堪能する通な楽しみ方、サイクリングによる旅を提案したいと思います。

起点となるのはクメール王朝の首都、シェムリアップの町

起点となるのはクメール王朝の首都、シェムリアップの町
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旅の起点となるのは、アンコール遺跡群があるシェムリアップの街。一大観光地だけあって、なんでも揃います。レンタサイクル屋が豊富で、サイクリングに必要な食料や水を日本と同じようにスーパーマーケットで手に入れることができます。長く使いたいなら自転車そのものを購入してもいいかもしれません。日本に比べると少し質は劣るものの、格安です。もちろん、日本からカンボジアに自転車を持ち込むことも可能。空港から町までは10km弱。道も舗装されていて、非常に走りやすいのです。

シェムリアップからコンポンクディ周辺に、今も残る古代の道

シェムリアップからコンポンクディ周辺に、今も残る古代の道

シェムリアップの道を南西に下り、プノンペンに向かう道、これがクメール王朝時代に使われた道に並走する国道6号線です。車どおりは多いものの、路肩が広いのでそこを走れば、危険はありません。走り出すと早速、道路の脇に古代の道の遺跡が見えてきます。

見つけやすいのは橋など、石で造られた遺跡。道そのものもうっすらと残っています。ぜひ、国道から降りて、自転車で走ってみましょう。これらの道は今でも地元の人々の生活道路として使われていることが多く、ばったり出会って会話が弾むこともしばしばです。

現在も利用されている美しい橋の遺跡、スピアン・プラップトゥフ

現在も利用されている美しい橋の遺跡、スピアン・プラップトゥフ
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クメール王朝時代の道の遺跡で最も保存状態が良いのはコンポンクディにあるスピアン・プラップトゥフ遺跡でしょう。ここは未だに現役の橋として活躍中。橋に至るまでの道も残っていて、両側には食堂や飲み物を売る店、そして小さな宿屋が並んでおり、さながら日本の旧街道の様相を呈しています。

現地の人々との触れ合いはサイクリングの醍醐味

現地の人々との触れ合いはサイクリングの醍醐味
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サイクリングの最大の楽しみのひとつが、現地の人々との触れ合いです。カンボジアは、バイクや自転車等の二輪車が多く、国道を走るにせよ、クメール王朝時代の道を走るにせよ、現地の人々と同じペースで、彼らの中に混じって走る事になります。外国人とあって、必然的に注目され、会話になることも少なくありません。突然の挨拶に驚くこともありますが、最後にはそういった偶然の出会いが一番の思い出になって帰国することになるのです。

ヤシの木が広がる平原、そして地平線まで続く道

ヤシの木が広がる平原、そして地平線まで続く道
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クメール王朝の道の魅力は、まずは橋などの遺跡群にありますが、それに加えて外せないのは道の両脇に広がる広大な平原の風景です。地平線まで広がる田園風景、その中にぽつんぽつんと立つヤシの木。平原の風景を味わい尽くすのであれば、ぜひ、日が昇る前からサイクリングを始めてください。朝日にうっすら照らされる稲穂、眩しい日中にみる陽炎、燃えるような夕日に溶け込んでいくヤシの森、一日を通して走っていても、飽きることはありません。

おわりに

いかがでしたでしょうか?
今回はサイクリングを中心に記事を書きましたが、同じルートをバイクタクシーやバスで移動することも可能です。こちらも現地の人々、運転手さんとの会話が楽しめて、ローカルな雰囲気に溶け込めること間違いなし、です。

アンコール遺跡群も、日本で有名なアンコール・ワットやアンコール・トム以外にも多くの遺跡があり、1週間滞在しても観光しきれないと言われています。しかし、それにも飽き足りないというカンボジア好きの方、もしくは、あまり知られていないマニアックな遺跡をみたいという方は、ぜひ南に目を向けてみてください。ひっそりとプノンペンに向かって続く、古代の道が見えてくるはずです。
(本文下MEMOに「在日本国カンボジア王国観光省」へのリンクがあります)

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2008/02/07−2012/05/01 訪問

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