女満別の町の玄関口となるＪＲ北海道の女満別駅。
降り立った瞬間、多くの方は美しい駅舎に驚くはずです。簡素な無人駅が多い北海道にあって、この駅とその周辺は、どこかヨーロッパの雰囲気が漂っています。実は駅周辺は、オランダをイメージして計画的に整備された場所。駅舎には美しいステンドグラス。駅周辺には石造りの回廊や広大な庭園、小さな森の散策路もあります。
駅の裏にあるのは、国定公園網走湖。歩いて1分の位置にあり、駅舎直結といっても過言ではありません。夏になればキャンプをする人たちで賑わい、冬になれば、氷結した湖でワカサギ釣りをする人たちで溢れかえります。2014年のワカサギ釣りは、1月5日から。湖の氷が十分厚くなれば、解禁になります。釣りをしない方は、凍った湖を歩いてみるのもいいかもしれません。湖の上のハイキングは、冬ならではの特別な体験です。
(本文下ＭＥＭＯに「網走湖女満別湖畔(NPO法人めまんべつ観光協会)」へのリンクがあります)
女満別を体で楽しむのであれば、ぜひ、町の中だけでなく、郊外へも足を延ばしてみてください。駅から歩きだせば、すぐに建物はなくなり、その先には広大な畑が広がります。春の花々、夏のヒマワリ、冬は一面の雪化粧。うねる丘に、パッチワークのような畑、そしてその真ん中にまっすぐに伸びる道路……日本離れした光景がここにはあります。
(本文下ＭＥＭＯに「朝日ヶ丘公園(NPO法人めまんべつ観光協会)」へのリンクがあります)
女満別は歩いて回れるほどの小さな町ですが、そのなかにぜひ訪れたい店があります。「海鮮漁火」は、気さくな女将が一人で切り盛りする小さな居酒屋。しかし、ここは地元の人でいつも賑わっています。メニューは季節によって、さらに、その日に仕入れたものによって様々に変わります。透き通った生タコ、宝石のようなイクラ、カニがまるまる一杯でてくることもあります。
女満別の町を貫く国道39号線を走っていると、思わず「ん？」と目に留まる城のような建物が見えてきます。これが北海道でも美しい道の駅のひとつといわれている「メルヘンの丘めまんべつ」です。ヨーロッパをイメージした建物の中には、地元で採れた新鮮な野菜や特産品が販売されています。
また、道の駅の目の前に広がり、駅名にもなっている「メルヘンの丘」は映画のロケ地にもなった美しい丘陵。絶好の撮影ポイントですのでカメラをお忘れなく！
(本文下ＭＥＭＯに「道の駅 メルヘンの丘めまんべつ」へのリンクがあります)
いかがでしたでしょうか？
大空町女満別はとても小さな町ですが、湖から丘陵まで北海道らしい風景が宝石のように詰まった場所です。女満別空港に降り立ちましたら、網走や知床など周辺の有名観光地に加えて、ぜひ女満別も候補に加えてみてください。ほっ、と一息つける、癒しの時間と空間が、ここにはあります。
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(2024/4/26更新)
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