フロリダ半島の先にあるエバーグレーズ国立公園の面積は2,357平方マイル(6,105平方キロメートル)で、ユネスコの世界遺産としても登録されています。この公園のほとんどを占める湿地帯の深さは30cm未満、水面はほとんど背の高い草やアシですっかり覆い隠されていることから「草の海」と呼ばれることも。どこまでも続く湿原の水面からアリゲーターが目を覗かせたり、野鳥の宝庫としてもその名を知られています。
写真は公園内をトレイルしながら見られる野鳥の一部。この写真は望遠など使わずに、ハンディなカメラで撮ったものですが、このように目の前に野生の動物が現れるのを、広大な湿地帯をトレイルしながら見ることができるのです。米国内最大の亜熱帯原生地帯であり、珍種類や絶滅の危機に瀕している野生動物が多く生息していることから、世界でも珍しい「生命の保護」を目的とした国立公園として世界遺産にも指定されている、とても身近に自然観察ができる公園なのです。
葦などの水草が生い茂った「草の海」を堪能するには、エアボートが一番手っ取り早く湿地帯散策を楽しめます。しかし実は国立公園の規則では、公園敷地内ではレジャーのためのエアボートは使用禁止ということになっています。もし国立公園内でエアボートを見かけたら、それは観光客用のボートではなく、国立公園を管理するスタッフ用のボートなのです。
というわけで、レジャー用のエアボートに乗るために、いったん公園敷地内から出て、民間の施設でアトラクションとして楽しみましょう。このような民間の施設はいくつか存在していて、全て国立公園の境界の外に位置しているのですが、公園内同様の葦の茂った湿地が続いるので、公園内と遜色ない景色が望めます。風を感じながらの湿地帯散策、ぜひおためしあれ。
お勧めしたいのは、公園入り口から車で10分ほど手前のエバーグレーズ アリゲーターファーム(Everglades Alligator Farm)。公園入り口からも近く、あちこちに看板も出ているので初めてでもアクセスしやすいのがその理由です。施設内ではエアボートのほか、アリゲーターやクロコダイルが飼育されていたり、蛇やワニのショーも楽しめます。
こちらはエバーグレーズアリゲーターファームのワニ達です。あまりに数が多すぎて、折り重なるよう飼育されています。この施設の名前にもある「アリゲーター」だけでなく「クロコダイル」も居ます。これだけたくさんのワニを見る機会はなかなかないでしょう。ただただ圧巻です。
エバーグレーズ国立公園で自然を堪能した後は、大都市マイアミビーチを楽しみましょう。ビーチ遊びもよし、陽気なバーで酔っ払うもよし。フロリダの楽しみ方は無限大です。
エバーグレーズ国立公園とその周辺施設、いかがでしたか?
マイアミビーチは日本でも有名なので、訪れたこともある方も多いかもしれませんが、その先にほんの少し足を延ばすだけで、手付かずの自然と動物の宝庫を訪れることができるのです。日本では見られない広大なその景色、一見の価値あり!マイアミに行かれる方にはぜひお勧めのワンデートリップです。
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(2024/4/25更新)
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