写真:凜風 杏花
地図を見る倉敷駅を背にして中央通りを10分ほど歩くと、美観地区入口の交差点に到着。ここを左に曲がれば急に、時代をさかのぼったような景色が開けます。米や綿花の集散地として賑わった時代には、大小の船がひっきりなしに往来したという倉敷川沿いを、柳並木と白壁の屋敷を眺めながらまずはのんびりと散策。
歩くうちに「大原邸」などのかつての邸宅、江戸・明治時代の土蔵を改装した「倉敷民藝館」や「倉敷考古館」といった伝統的な建物、そして、日本初の私立西洋近代美術館「大原美術館」のような洋風建築物などがうまく調和して美しい町並みが作られているのがわかります。
ギャラリーや喫茶店、土産物店も昔の町家を再生した個性的な店舗が多いので、気になってどのお店もついついのぞいてしまいますよ^_^
写真:凜風 杏花
地図を見る美観地区入口近くにある菓子店「橘香堂(きっこうどう)」さんでは、明治時代の創業から受け継がれた味を、熟練の職人さんが一つ一つ丹念に手作りしています。
和・洋菓子の販売だけでなく、喫茶コーナーもあり、注文した有名な「むらすゞめ」と抹茶のセットは、和三盆も可愛く乗って600円(*^_^*)
空気を含んだ柔らかい皮と餡のハーモニーは絶妙♪小豆はカロリーが低くポリフェノールも含むとか。喫茶コーナーは奥側の方が落ち着いたスペースです。散策の途中で、頭にも心にも優しい和菓子でまったりするのはどうでしょう?
※店頭で申し込むと、「むらすゞめ」作りの手焼き体験もできますので、詳しくはMEMOのリンク先で確認してくださいね。
写真:凜風 杏花
地図を見る明治維新以降、産業の工業化から取り残される状況を脱却しようと、明治二十一年(1888年)代官所跡に倉敷紡績(クラボウ)が創設されました。以来、倉敷紡績は倉敷川を通じて繊維などの出荷を行い、倉敷の発展に寄与することになります。
この建物は倉敷紡績の発祥工場の跡で明治22年に建設されたもの。このあたり一帯は、当時の工場を改装した「アイビー(つた)スクエア」と名づけられたホテルをメインとした観光施設で、ホテル敷地内には、絵付けや土ひねりなどの体験ができる工房・倉紡記念館・レストランや土産物店などもあります。
写真:凜風 杏花
地図を見る倉敷川沿いから少しだけ東に入った、本町あたりの商店街。有名な備前焼や銘酒などの店にも歴史を感じて、なんだか少し前の時代に迷いこんだような不思議な感じがします。
もっと入り組んだ細い路地もいたる所にあり、その路地は倉敷の方言で「ひやさい」と呼ばれているそう。差し込む日の光が弱い(浅い)様子から、あるいは、隣家の樋が合わさるほど密接した様子からついたなどいくつかの説がありますが、そんな路地裏で隠れた名店を探すのはとても楽しくて♪これはぜひお勧めです。
写真:凜風 杏花
地図を見る初の国産ジーンズは、倉敷の児島で誕生したのをご存知ですか?今でも繊維の生産が盛んで、ここ美観地区でも倉敷帆布や倉敷デニムを扱うお店が多くあり、「本町倉敷屋」には、オリジナルプリントのものや、個性的なデザインのものがたくさん。個人的には写真に写っている酒屋さんの前掛けのようなデザインのバッグにとっても惹かれました☆
倉敷は美観地区だけでなく、どのエリアにも歴史を感じさせる違った雰囲気の町並みがあります。瀬戸内のおいしい魚なども頂きながら、ぜひ、あなただけの隠れスポットを見つけてくださいね。
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(2024/4/27更新)
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