「お伊勢まいらば朝熊をかけよ」〜朝熊山頂展望足湯

「お伊勢まいらば朝熊をかけよ」〜朝熊山頂展望足湯

更新日:2013/01/07 16:02

下川 尚子のプロフィール写真 下川 尚子 ライター
地上500mの朝熊山頂展望台で、足湯でほっこりとあたたまりながら、伊勢志摩の景色を眺めてみませんか?
「お伊勢まいらば朝熊をかけよ、朝熊をかけねば片参り」とは、伊勢音頭の一節に唄われている言葉。
朝熊山には伊勢神宮の鬼門を守る寺「朝熊岳金剛證寺」があり、江戸時代から、伊勢神宮に参拝した人々は、そのあとに朝熊山を参詣したのだそうです。
そんな朝熊山の頂上の、ビュースポットを紹介します。

朝熊山頂へは伊勢志摩スカイラインを使って

朝熊山頂へは伊勢志摩スカイラインを使って

写真:下川 尚子

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伊勢志摩スカイラインは、伊勢神宮内宮近くから、朝熊山の頂上を超え、鳥羽方面をつなぐドライブウェイ。
伊勢神宮の内宮からほど近くに、このドライブウェイの入口がありますので、伊勢神宮に参拝後に立ち寄るのに便利です。

ドライブウェイの道沿いには、ここで紹介する朝熊山頂展望台のほか、前述のように、伊勢神宮の鬼門を守る寺として知られる「朝熊岳金剛證寺」があります。
そのほか、山頂近くにはウォーキングコースや、伊勢志摩地方のさまざまな名産が銘菓が手に入る「鳥羽ドライブイン」などがあります。

朝熊山頂展望台へは、伊勢志摩スカイラインの伊勢料金所から車で約10分程度(同じく、鳥羽料金所からも10分程度)。
公共交通機関をご利用の場合は、近鉄線の五十鈴川駅もしくは鳥羽駅からタクシー利用となります。
それでは、いざ、展望台へ。

朝熊山頂からの眺望

朝熊山頂からの眺望

写真:下川 尚子

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朝熊山の頂上からは、鳥羽の市街地と、答志島、管島、板手島など、伊勢湾に浮かぶ島々が一望できます。

写真左側に見える大きな島が、答志島。右側の大きな島は、管島。
その中央奥に見える三角形の小さな島は、三島由紀夫の小説「潮騒」の舞台にもなった神島です。
そして、写真には写っていませんが、左手側の遠くには、セントレア(中部国際空港)が見え、たびたび、そこで発着する飛行機も見えます。
そして、天気のいい日には、遠く富士山までを見渡せるといいます。

ただ、富士山を見える日はとても少なく、かなりレアな景色なのだとか。
冬季の晴天の日、そして早朝の空気が澄んでいる時間が一番、見える確率が高いそうです。ぜひ、狙ってみてくださいね。

朝熊山頂の名物、展望足湯

朝熊山頂の名物、展望足湯

写真:下川 尚子

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そして、朝熊山頂展望台の名物というとここ、「展望足湯」です。
さえぎるもののない山頂で、景色を眺めながら、ゆったり座って足湯につかることができます。

標高500mの足湯なんて、なかなかありませんよね。
気候の良いときには、特に人気のスポットだそうです。

料金は、大人100円、小人50円。
足湯の手前に小さな小屋があり、そこの料金箱にお金を入れてから入ります。
狭い場所なので譲り合ってお楽しみください。
タオルを忘れた方は、近くの売店で購入できますよ。

絶景を見ながら足湯を楽しんで

絶景を見ながら足湯を楽しんで

写真:下川 尚子

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足元はほっこりと温かく、目の前に広がるのは絶景。
私も足湯で暖をとりながら、しばらくのんびりと景色を眺めました。

ただ、山頂だけあって、かなり風が強いので、ここに訪れる際にはぜひ暖かくしてお出かけください。
この日は冬だったのでとても寒く、お湯の噴出口付近に、訪れた方々が集まっていました。

ちなみに、ここの看板の紹介によると、この足湯の効能は「心のやすらぎ」だそうですよ(^^)
五十鈴川から専用水道でくみ上げた水道水を加熱して、足湯がつくられているそうです。

「お伊勢まいらば朝熊をかけよ、朝熊をかけねば片参り」。
江戸時代の人にならって、伊勢神宮を訪れるときには、ぜひ朝熊山にも立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

掲載内容は執筆時点のものです。 2012/12/22 訪問

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