北九州「門司赤煉瓦プレイス」は100年の時が積み上がった「近代化遺産」

北九州「門司赤煉瓦プレイス」は100年の時が積み上がった「近代化遺産」

更新日:2014/12/10 12:33

福岡県北九州市は関門海峡を一望できる最高のロケーション。その北九州市にある「門司赤煉瓦プレイス」は歴史の重厚さを感じる「近代化遺産」です。また、コミック作家&イラストレーターとして人気の高い「わたせせいぞう」氏の出身地でもあり、見どころも盛りだくさん。門司のウォーターフロントを散策しながら、文化の香りを感じに行きましょう。

「門司赤煉瓦プレイス」

「門司赤煉瓦プレイス」
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JR門司駅から徒歩約3分の所に位置する「門司赤煉瓦プレイス」。
100年の歴史を感じる重厚な煉瓦造りの建物が魅力的です。1913年竣工、帝国麦酒の工場として建てられた麦酒工場跡です。

「門司赤煉瓦プレイス」の建物は、2000年までサッポロビール九州工場の醸造施設として稼働。しかしながら、サッポロビールの日田市移転に伴い、区画整理事業が行われる事になりました。歴史的建造物を未来に伝える為に、4棟の煉瓦造施設が活用され、資料館や飲食店として広く多くの方に親しまれています。

北九州市門司麦酒煉瓦館

北九州市門司麦酒煉瓦館
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「北九州市門司麦酒煉瓦館」は門司の経済を支えてきた、ビール造りの歴史を知る事ができます。外観のレトロ感も素敵ですが、八十七年間のビール製造の歴史を学べるのが最大の魅力。

また、「北九州市門司麦酒煉瓦館」前の道は「旧長崎街道」として知られ、江戸時代では参勤交代で九州の大名達がのこの周辺の宿場町から本州へ渡ったと言われています。

サクラビールの展示とビールの歴史

サクラビールの展示とビールの歴史
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1913年4月に帝国麦酒株式会社が醸造を開始し、7月に「サクラビール」を発表しビール業界への参入となりました。
以来、「桜麦酒」「大日本麦酒」「日本麦酒」「サッポロビール」と社名変更や合併や分割と会社形態の変遷をたどります。

北九州市門司麦酒煉瓦館は、サクラビールだけではなく、サッポロビールやヱビスビールの懐かしい瓶や缶、ポスターの展示もあります。別途入場料が必要ですので、詳しくはHPで確認お願いします。

「わたせせいぞう」氏の壁画

「わたせせいぞう」氏の壁画
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「門司赤煉瓦プレイス」入口付近には、北九州出身のコミック作家&イラストレーター「わたせせいぞう」氏の壁画があります。
わたせ氏がこの街に対する思いを込めた壁画、ファンの方もファンでない方も必見です。

「門司赤煉瓦プレイス」の向い側「ウォーターフロント公園」

「門司赤煉瓦プレイス」の向い側「ウォーターフロント公園」
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ウォーターフロント公園からの関門海峡の雄大な眺望。
下関の景色と、北九州の景色。振り返ると見える戸上山、そして赤煉瓦倉庫群。関門海峡からの風を受けながら、訪れた方が時を忘れ何かが始まる、何かに出会える。そんなワクワク感を感じる公園、これだけ贅沢な公園ってあるのでしょうか。
「門司赤煉瓦プレイス」の後は、こちらの公園にも立ち寄ってみてください。きっと何かを感じるはずです。

最後に

門司といえば、「JR門司駅」より「JR門司港駅」が有名です。
今回ご案内した「門司赤煉瓦プレイス」の最寄り駅は「JR門司駅」となりますので、ご注意ください。
「JR門司駅」付近は「大里赤煉瓦タウン」として、わたせせいぞう氏を中心とするメンバーで特色・個性あふれる街づくりが進んでいます。「JR小倉駅」から一駅の「JR門司駅」。一度立ち寄ってみてくっださい。

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掲載内容は執筆時点のものです。 2014/11/29 訪問

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