おみくじは処方箋!?台湾・高雄のちょっと変わった廟「慈済宮」

おみくじは処方箋!?台湾・高雄のちょっと変わった廟「慈済宮」

更新日:2018/07/24 12:36

ガイドブックに必ず載っている、ポストカードにも写真がよく使われる高雄の観光地といえば「蓮池潭」にある「龍虎塔」ですが、今回ご紹介するのはその蓮池潭のすぐ前にある「慈済宮」。龍虎塔とあわせて観光する旅行者も多いこの「慈済宮」、実はちょっと変わった廟なんです。何が変わっているかといえば、なんとおみくじが処方箋!?なんです。

龍虎塔の目の前「慈済宮」

龍虎塔の目の前「慈済宮」
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高雄ナンバー1の観光スポットでありパワースポットの「龍虎塔」。その目の前に「慈済宮」はあります。龍虎塔に行ったら、目の前にある慈済宮にも是非行ってみましょう。
慈済宮に祀られているのは、保生大帝というお医者さんです。「鳳山県志」の記載によると慈済宮は1719年に建てられてから300年近くの歴史があります。廟はもともと別の場所にありましたが、日本時代に左営軍港建設にあたり移転することになり、1959年に現在の蓮地路に祀られました。

おみくじは処方箋!?

おみくじは処方箋!?
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こちらはお医者さんが祭られているだけあって、おみくじもちょっと違います。その名も「薬籤」。処方箋や病気の今後の状況がかかれているんです。おみくじの引き方は他の廟と同じです。まず神様に住所、氏名、生年月日を告げ、「おみくじを引いてもいいですか?」と聞きます。神様の言葉は木2つで作られた赤い「杯筊」というものを投げると分かります。床に落として表と裏が対になったらOKというサインです。

特別な「薬籤」

特別な「薬籤」
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神様に許可を得たら、写真の「薬籤」を一本取り「これでいいですか?」と神様に聞きます。表と裏が出たら、箱の中から番号と同じおみくじを取ります。慈済宮のおみくじには、前の段落の写真のような処方箋だけのものもありますが、大吉、中吉、小吉などと書かれているものもあります。病気の治し方のアドバイスが得られたり、病気が今後どうなるかを推測することができます。

慈済宮の中から眺める龍虎塔

慈済宮の中から眺める龍虎塔

慈済宮は、龍虎塔の目の前にあるのですが、慈済宮の中から龍虎塔を眺めたことがある人は少ないのでは?特に夜は写真のように、廟の明かりが幻想的な雰囲気をかもしだします。慈済宮の中から眺める龍虎塔も又違った雰囲気で、おすすめです。

龍虎塔は、中に入ることができるのは17:00までですが、日が短くなっている12月から3月ごろまでは夕方に訪れると、周辺のライトアップが見られ、幻想的で更にパワーアップします。ライトアップされた蓮池潭の水面に映る美しい光も是非写真に収めてください!

おわりに

今回は高雄の人気スポット龍虎塔の目の前にある慈済宮をご紹介しました。龍虎塔に行ったら是非目の前の廟も訪れてみてくださいね。

慈済宮 高雄市左營區蓮潭路9号  
電話07-5819286

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/11/26 訪問

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