写真:まつり はるこ
地図を見る宇都宮市岡本。宇都宮駅からタクシーで15分ほどという、決して便利とはいえない場所に「かやぶき」はある。「この店こそが、はるばる日本にやってきた外国人旅行客が、さらにはるばるやってくる場所!」……と思えば、この少々怪しげな外観も神々しく感じることだろう。
なんと客の約8割は外国人。外国人占有率の高さでいえば、日本が誇る世界遺産・日光東照宮よりもこちらに軍配が上がってしまうのだ。
写真:まつり はるこ
地図を見るかやぶきのメニューはいたってオーソドックス。餃子の街・宇都宮だけに、ここは餃子をチョイスしたい。揚げ焼きにした餃子はボリュームもあってなかなかの味わいだ。
純和風な佇まいの店内は雑然とした印象だがこれもまた一興。フランス映画のロケ地として使用されたこともあるといえば、その雰囲気をお分かりいただけるだろうか。なんというか、エスプリがピリリと効いている。
写真:まつり はるこ
地図を見るおもてなしの主役・猿は、客が一通り食事を終えた後に登場する。保健所の指導をしっかり守り、猿は食べ物には手を触れないので衛生的な面も安心。おしぼりを持ってきてくれるという猿のおもてなし、まさにクール・ジャパンの神髄だ。
このかやぶき、国内メディアだけでなく、アメリカ三大ネットワークをはじめヨーロッパやオーストラリアなど各国メディアの取材を多数受けている。それを見た外国人旅行者が、猿とのクールなひと時を過ごすためにわざわざやって来るのだ。
※写真:おしぼり猿・ふくちゃん(13歳)
写真:まつり はるこ
地図を見る猿が時折かぶるシュールなお面、こちらはなんとマスターの手作り。こぶし大のサイズ感、えもいわれぬ表情に最初はほんの少しだけ恐怖を感じるが、猿にとっては着け心地がいいのか嫌がる様子もない。
写真:まつり はるこ
地図を見るかやぶきでは、猿がさまざまな芸を披露してくれるショーを見られることもある。幼い猿たちはかなりの確率で失敗するが、それを温かい目で見守るのがかやぶき流の楽しみ方といえよう。
抱っこして一緒に写真を撮ることも可能。チップはお忘れなく!
※写真:抱っこが大好きゆめちゃん
猿のおもてなしが受けられる宇都宮の名所、居酒屋「かやぶき」。外国人旅行者だけでなく地元の家族連れなどで連日賑わうので、事前の電話予約をお勧めする。大きなお店ではないので相席となることも多いが、この異空間を一緒に楽しむ仲間と考えればまたそれも楽しいものだ。
かやぶきの猿たちは、不定期で栃木県内外のイベントにも頻繁に出演しているため、その場合はお店はお休みになる。営業日も事前に確認しておいた方がいいだろう。
日光観光、餃子や焼きそばなどの宇都宮グルメ巡りだけでなく、ぜひ一度かやぶきで猿と一緒にクールな時間を過ごしてみてほしい。
<かやぶき>
住所:宇都宮市御幸本町4688
電話番号:028-662-3751
営業時間:18時〜24時(23時オーダーストップ)
定休日:火曜日
※日によって違うが、お猿さんが登場する時間帯は20時〜22時頃。
全ての客の食事が一段落してからの登場となるため、この時間帯の前にゆっくりと食事やお酒を楽しんで、お猿さんの登場に備えるのがベストだ。
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(2024/4/27更新)
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