日本から来る場合、スキポール国際空港から電車で一本、(アムステルダムを経由)ヨーロッパ周遊で、近隣国(ドイツ、フランス、ベルギー)からの入国ならタリスで、パリ北駅からなら3時間余りという早さで着いてしまいますのでとても便利です。
写真は駅から徒歩10分ほどで見られるデ・アドリアーンの風車。
白黒のモダンなこの風車は、1778年、美しいたたずまいのスパルネ川沿いに建てられた後、火災でいったん消失しますが、最近復元されました。
かなりフォトジェニックで、どの角度からもきれいに写りますよ。
ハーレムの織物の豪商ピーター・テイラーの遺産によって建てられた、オランダ最古の博物館であるテイラー博物館。
ここでは実験器具や鉱物、骨格標本、印刷関係、さらに美術部門では多数の絵画も展示してあり、なかでも無数の鉱物(石)のコレクションは美しく、なかなか迫力もあります。
絵画では、レンブラントやミケランジェロの作品をはじめ、日常レベルでの人々の暮らしを写し取るような自然描写が多く、その時代の生活感を垣間見ることが出来て興味をそそります。
庭に面した落ち着いたカフェで疲れを癒やし、次の目的地へ。
駅から徒歩5分ほどの街の中心部であるクロクハイス広場に位置する、聖バフォ教会をご紹介します。
高さ80メートルもあるというこの存在感のある教会は、街の至る所からその屋根を確認することができます。
建築はゴシック様式、カトリック国の教会のように、華やかな装飾や十字架などは無く、正面に、十字架の代わりと言わんばかりに銀とエンジのパイプオルガンが壮観にそびえたっています。
パイプオルガンの高さは約30メートル、使用されているパイプは5000本以上というかなり大がかりな物で完成後大変話題になり、ヘンデルやモーツァルトもこのオルガンを演奏しに訪れたほど、迫力あふれる音は圧巻。
この高いクオリティのパイプオルガンはCD録音もよく行われます。事前のコンサート情報も要チェックです。
なお、バフォ教会のある広場では、毎週末マルシェ(朝市)が立ち、あらゆる人と物がごったがえす楽しい雰囲気で一変します。
パン、野菜、乳製品など食料品から、リネンや生地ばかりを売るスタンドなど様々な物がみつかります。
目的を持たずにぶらぶらマルシェを散歩するのも旅の一つの楽しみといえるでしょう。
ここの教会の近くに位置する、ハールレムフィルハーモニーのコンサートホールもとても立派で、毎夜のようにコンサートが企画されています。音楽好きの方はここも立ち寄ってみてくださいね。
ここに記述した以外にも、第2次世界大戦中にナチスからユダヤ人をかくまったといわれるコリーテンバウム時計店(家の内部無料見学可)や、フランスハイス美術館など、街の至る所に歴史を感じさせるスポットが立ち並び、一日ゆっくりかけても足りないほど。中心部にはおしゃれなセレクトショップや雑貨のお店での買い物も楽しめる落ち着いた大人の街、ハールレム。アムステルダム観光の際には是非予定の一部に入れて頂きたいです。
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(2024/4/24更新)
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