NZ、アーサーズ・パス国立公園で日帰りトレッキングに挑戦

NZ、アーサーズ・パス国立公園で日帰りトレッキングに挑戦

更新日:2014/12/03 17:33

日本の冬に夏を迎えるニュージーランドの南島は多くの山地に恵まれ、トレッキングスポットに困ることはありません。しかし大都市からアクセスが良くないと限られた日程で旅行する場合、不便ですよね。今回はクライストチャーチからバスや電車で2〜3時間で行ける人気の山岳エリア「アーサーズ・パス国立公園」をご案内します。

ハイキングからトレッキングまでグレードに合わせて楽しもう

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バスや電車は観光の拠点の村「アーサーズ・パス・ビレッジ(以下ビレッジ)」に着きます。ここから歩いていける距離にハイキングコースやトレッキングコースの登山口がありますのでアプローチは抜群です。

例えば、写真のデビルズ・パンチボウル・ウォーターフォール(すごい名前の滝ですよね。高さは130m以上あります)を間近で眺めることのできるコースなどは、ビレッジから歩いて往復1時間程度のショートコースですので、特別な装備は何もいりません。クライストチャーチから普段着で来て、そのまま楽しめます。

せっかくニュージーランドまで来たのだから、町だけでなく自然も体験したい、という方にお奨めのお手軽なスポットです。

トレッキングをすれば眺めは抜群

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ビレッジから歩いていけるコースの中でアバランチピーク(スコッツトラック)は日帰りでも6〜8時間という比較的長い本格的な登山になりますので、ビレッジに一泊して朝から登りましょう。

このコースは往路はアバランチピーク、復路はスコッツトラックと異なる道を使うのが一般的ですが、いずれも登山口・下山口がビレッジ内にあります。この山のピーク(標高1,833m)からはサザンアルプスと呼ばれるニュージーランド南島の山脈が見渡せる最高の眺めですので、ぜひ登って欲しい山です。ガレ場が多いのでここは、トレッキングシューズ推奨です。水場も無いので下からもって行きましょう。

こちらは本格的なトレッキングを楽しみたい方にお奨めのコースといえますね。

登山届けは不要!?

登山届けは不要!?
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ちなみに日本のガイドブックなどでは上述のアバランチピークに登る際にビレッジ内にある公園管理者のDepartment of Conservation(DOC)のオフィスに行き、登山届けを出すことになっている旨記載があったりします。しかし、当方が訪れた際はコースが明瞭なので不要と管理官に言われました。

実際に登ってみますと、確かに写真のようにポールが要所に立てられており、道迷いの心配はまったくありませんでした。これから行かれる方は念のためDOCオフィスで確認して欲しいですが、いずれにせよ登山道の整備が行き届いているのは有難いですよね。

かわいいけどいたずら好き、「ケア」にご注意

かわいいけどいたずら好き、「ケア」にご注意

なお、この山域に限ったことではないのですが、高度のある場所では写真のようなニワトリくらいのサイズの「ケア」と呼ばれる鳥に良く出くわすと思います(飛べない鳥であるキウイが有名ですが、これは飛べます)。オウムの仲間だそうです。

見た目は非常に愛嬌があり、人を恐れるそぶりもないことから(もっともニュージーランドにはもともと哺乳類はおらず、鳥にとっては捕食者のいない楽園だったので警戒心がないのは無理もないですが・・・)、近寄ってきて登山客の目を楽しませてくれます。

しかし、けっこうイタズラ好きで力もあるので、カメラや帽子などの小物類は隙を見せると、あっという間に獲られてしまいます。日本のカラスみたいなものですね(笑)。「ケ〜ア〜」と鳴く鳥が近くにいたらご用心のほど。

最後に

いかがでしたでしょうか。

ニュージーランド自体が日本から遠いので、移動に時間を使ってしまい、なかなか都市部以外のスポットを楽しめるほど旅程に余裕がない方もいらっしゃると思います。そんな中、本公園は南島の空の玄関口であるクライストチャーチから近いので、足も伸ばしやすいと思います。

参考までにビレッジまでの電車やバスの情報について下部MEMOにリンクを張っておきますので、運行時間の確認などにご活用ください。いずれもクライストチャーチ〜グレイマウス間を走り、南島を横断する交通機関です。「Arthur’s Pass」で途中下車・乗車してください。

それでは気をつけていってらっしゃいませ〜

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/02/18−2013/02/19 訪問

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