万博直前!進化を続けるモード&デザインの国際都市・ミラノ

万博直前!進化を続けるモード&デザインの国際都市・ミラノ

更新日:2018/07/27 12:16

橘 凛のプロフィール写真 橘 凛 ライター、エッセイスト
イタリアを代表する都会・ミラノ。ファッションやデザイン分野で世界に影響を与える最先端都市であり、イタリアの経済首都として重要な役割を果たしています。
ミラノは、2015年万博の開催地であることはご存知ですか?現在はそのエキスポに向け、ミラノのいたるところで急ピッチで再開発が進んでいます。
今回は、どんどん変わっていくファッショナブルな都市・ミラノの見どころをご紹介いたします!

いつだってドゥオーモがミラノの主役!

いつだってドゥオーモがミラノの主役!

写真:橘 凛

地図を見る

ミラノのドゥオーモは、いつでもミラノの中心地!その凛とした美しさで、フィレンツェのドゥオーモと並んでイタリアが世界に誇る大聖堂です。2013年にはドゥオーモ博物館が再オープンし、その史実を知ることができます。また、ドゥオーモの屋上では、発展を続けるミラノ市街を一望できるので、ぜひ上がってみてください。エレベーターで昇ることもできるので、楽チンですよ♪

また、ドゥオーモに隣接するガレリア(正式名称は「ヴィットーリオ・エマヌエーレ2世のガレリア」)を歩くと、在りし日のミラノ貴族の気分に浸れます。ガレリアは長期間の修復作業が続けられていますが、クリーニングを終えた壁面は白く輝き、生まれ変わったように美しいガレリアになっています!

ガレリアを抜けるとすぐに世界三大オペラ座のひとつ、スカラ座が目の前に!オペラやコンサート鑑賞をすることはもちろん、日中は内部見学もできますので、その壮麗な舞台をぜひ一度ご覧になってください。

万博前夜のミラノ、特別ゲートがお出迎え!

万博前夜のミラノ、特別ゲートがお出迎え!

写真:橘 凛

地図を見る

2015年5月1日から10月31日までの184日間、ミラノで開催される国際博覧会。今回のエキスポは、イタリアらしく「食」がテーマです。147の国と地域が参加の予定で、もちろん日本館も出展されます。

そのエキスポを間近に控えたミラノでは、ミラノ見物の定番・スフォルツェスコ城の前に、エキスポゲートが設置されました!写真のように、夜は白くライトアップされて、奥に見えるスフォルツェスコ城との調和が素敵です。ゲート内のビルでは、エキスポのスタッフがPRビデオを流したり、しおりを配ったりしています。また、イタリアならではの物を取り揃えたスーベニアショップも入っているので、ちょっとしたお土産を探すのにぴったりです。スフォルツェスコ城見学の後は、こちらのゲートもぜひ訪れてみてくださいね♪

最新流行の発信地!ガリバルディ地区

最新流行の発信地!ガリバルディ地区

写真:橘 凛

地図を見る

ミラノ中央駅と同様、ミラノの主要駅であるポルタ・ガリバルディ駅周辺にあり、再開発が進むガリバルディ地区。イタリアっぽくない最新型の高層ビルが建ち並ぶ様子に、本当にイタリア?とびっくりしてしまうかも!ここはファッション雑誌の撮影も多く行われる、今最もホットな地区なのです。

最近では「ルブタン」などの新規店舗も続々オープンしています!他にも、日本でもおなじみの「アンテプリマ」路面店や、セレクトショップブームの先駆けとなった「ディエチコルソコモ」などが軒を連ね、歩いているだけで楽しい気分に♪次段落の「イータリー」と、ハイセンスな小物が揃う大型雑貨店「ハイテック」もすべてこの地区内にあります。

週末の夜は、深夜まで開いているバーにおしゃれな人々が集い、ちょっとした喧騒に!そぞろ歩けば、ミラノのナイトライフを味わえますよ♪

ミラノきっての巨大イータリー

ミラノきっての巨大イータリー

写真:橘 凛

地図を見る

2014年春、ガリバルディ地区に堂々オープンしたイタリア食材専門店イータリー(EATALY)。ここに行けば、イタリアの美味しいものすべてが揃うと言っても過言ではありません!店内は、ペットの散歩ついでに立ち寄るマダム、食事を楽しむ家族連れ、お土産を探す観光客などでいつでも大賑わい。イベントスペースではバンド生演奏がされることもあります。

吹き抜けが素敵な3階建ての店内は、食材ごとに分かれていて見やすい造りです。地上階にはイタリアのオーガニックナチュラルコスメなども置いてあるので要チェック!レストラン、ジェラートやチョコレートショップも入っているので、街歩きの休憩場としていかがでしょう?

ミラノ最後の運河があるナヴィリオ地区

ミラノ最後の運河があるナヴィリオ地区

写真:橘 凛

実はミラノは、周辺に川や海がないにも関わらず、発展を遂げためずらしい街。中世ミラノは、商業のために街じゅうに運河が張り巡らされていました。運河建設には、あのレオナルド・ダ・ヴィンチも設計に加わったそうです。一時はベネチアと張る「水の都」と呼ばれていたこともあるとか!

その後、ほとんどの運河は埋め立てられ、ミラノ南部にあるナヴィリオ地区の一本のみを残すこととなりましたが、今ではここは若者に大人気のスポット。お値段が手頃で美味しいピッツェリアやアペリティーボ(ハッピーアワー)ができるバーレストランが並び、ちょっとしたディナーを取るのにぴったり。特に、夏の夕暮れ時の運河のセンチメンタルな雰囲気は格別です。

また、毎月最終日曜日には大規模なアンティークマーケットが出ます。運河の両岸にアンティークショップが並ぶ様子は圧巻です。その日に運良くミラノにいる方は、ぜひ!

進化を続けるイタリアの最新古都ミラノ!

いかがでしょうか?

イタリアらしさを残しつつ、古いものと新しいものが程よくミックスし、独特の魅力を放つミラノ。国際都市としてますます発展を遂げていく、躍動的な雰囲気を感じていただけたのではないでしょうか。

どんどん変わっていくミラノから、今後も目が離せません!万博の機会にぜひ、ミラノを訪れてみてはいかがでしょうか?

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/11/29 訪問

- PR -

条件を指定して検索

- PR -

この記事に関するお問い合わせ

- 広告 -