写真:旅人間
地図を見る大阪市内の大動脈でもある御堂筋は、いちょう並木が約4.2kmにわたって約950本植えられています。そして、11月中旬頃に緑から徐々に黄色っぽく変化が始まり、11月下旬頃に徐々に黄金色へと色づき、12月上旬に最大の見ごろを迎えます。
この時期になると、この周辺で働くビジネスマンやOLさんたちもランチタイムに「ちょっと御堂筋を歩こうか」と、普段よりも更に賑わいを見せてくれます。まさに、この時期が大阪を観光するベストシーズンの一つと言って良いでしょう。
紅葉の時期になると、メイン道路と側道の間は「いちょうの葉」でギッシリと埋め尽くされます。黄色のじゅうたんを敷き詰めたような光景は、太陽が差し込むと一気に輝き始め、黄金色に変化を始めます。これがなかなか美しい!
少し強い風がビューと吹いたり、車が通り過ぎると、まるで花吹雪のように黄色い葉が舞い、気が付けば足元には沢山の落ち葉が集まっていることも。この時期の御堂筋は、上も下も黄金色に変化し、晩秋の風景を楽しませてくれます。
写真:旅人間
地図を見る晩秋から冬にかけての御堂筋は、パリの風景に似ているとも言われます。かつて大阪市長が、側道を閉鎖して自転車専用レーンを作り、歩道を幅広くさせオープンカフェや路上イベントなどの誘致を本格的にし、「パリのシャンゼリゼ通りのようなストリートにしたい」と発表した事が話題となりました。実際にはどのようになっていくのかは分かりませんが、歩行者と自転車の問題もありますので、将来的に御堂筋はより美しく変化するかもしれません。
御堂筋のイチョウ並木は、1937年に御堂筋の完成と共に植えられたもので、現在は大阪市の指定文化財にも指定されています。
写真:旅人間
地図を見るいちょう並木が色を変え、その美しさが最高潮を迎える頃、御堂筋のイルミネーションも始まります。黄色のいちょう並木に、ピンク、黄色、白、青など4色のイルミネーションが煌々と輝き、この時期に御堂筋を歩くと「さすが大阪」と思わず言ってしまうような独特の色使いに、見応えを感じることでしょう。
難波から梅田までに渡る「御堂筋イルミネーション」は、2015年1月に「最も多く街路樹にイルミネーションを施した通り」としてギネス世界記録に認定されました。
この季節の御堂筋は、紅葉だけでなく夜も見ごたえ抜群です。イルミネーションを見て回る場合は、御堂筋から中之島方面に向かうとマッピングも見られますのでおすすめですよ。
写真:旅人間
地図を見る大阪の紅葉は11月中旬から下旬にかけて見頃のピークが多いですね。ところが御堂筋のいちょうに関しては、他の地域に比べ少し色づきが遅い傾向があります。
場所やその年によって前後はありますが、12月上旬が一番の見ごろの場合が多いですよ。イルミネーションが始まる時期にあわせて行ってみると良いでしょう。
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(2024/3/30更新)
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