冬の夜でもほっこり!心暖まる「京都・嵐山 花灯路」散策ガイド

冬の夜でもほっこり!心暖まる「京都・嵐山 花灯路」散策ガイド

更新日:2016/11/21 13:47

京都では毎年、三月の桜の季節の前に東山エリアで、十二月の紅葉の季節の後に嵐山エリアで「京都花灯路(はなとうろ)」が行われています。京都の夜をのんびりほっこり楽しみたい人にはうってつけの行事です。「京都・嵐山 花灯路」は、十二月に嵐山一帯から北嵯峨に位置する二尊院までの散策路が「ライトアップ」、「行灯の灯り」、「いけばな作品の花」で飾られます。

今回はこの「京都・嵐山 花灯路」を紹介します。

阪急嵐山駅 駅前広場からスタート

阪急嵐山駅 駅前広場からスタート
地図を見る

「京都・嵐山 花灯路」の期間中は、阪急嵐山駅近くの法輪寺、渡月橋の周辺や野宮神社から大河内山荘に至る竹林の道がライトアップされます。さらに常寂光寺、二尊院一帯などの散策路にほっこりした気分に浸れるやさしい灯りが灯され、幻想的な雰囲気を味わうことができます。
スタート地点の阪急嵐山駅の駅前広場には毎年子供たちの手による行灯、提灯、絵画が展示されています。
(上の写真は2013年の子供たちの作品です)

渡月橋 中之島公園

渡月橋 中之島公園
地図を見る

散策ルートとしては、法輪寺・中之島方面から渡月橋を渡って、桂川を少し上がり、世界遺産天龍寺の隣に位置する時雨殿、宝厳院に向かいます。そこから渡月橋に戻って、土産物店が並ぶ街並みを抜けライトアップされた嵐電嵐山駅を経て、野宮神社から竹林を巡って、大河内山荘庭園、トロッコ嵐山駅に向かいます。
さらに、行灯の道を小倉池の横を通って進むと、常寂光寺、少し離れた落柿舎に着きます。ここまで来ると最終地点の二尊院まであと少しです。

上の写真は後ろに渡月橋を眺めることのできる中ノ島公園。京都嵯峨技術大学の学生が制作した巨大行灯が立ち並んで、皆さん記念撮影をしています。

渡月橋

渡月橋
地図を見る

嵯峨野と言えば渡月橋を思い浮かべる方も多いでしょう。桂川の穏やかな流れと渡月橋、その背景になる嵐山とのコラボレーションは、桜の咲くころ、新緑の鮮やかな初夏、紅葉の美しい秋、雪景色の真冬など、京都紹介の写真には必ずお目にかかると思います。
しかし、その渡月橋がライトアップされることはめったにありません。「京都・嵐山 花灯路」の日には、さらに、川の向かい側の山裾、水辺など周辺一帯もライトアップされて、雄大な景色に思わず歓声を上げてしまいます。

竹林の小径

竹林の小径
地図を見る

嵯峨野の竹林は、竹の葉の風にそよぐ音や、土の香りなどで真夏でも少しひんやりした気分になって心落ち着かせてくれる場所です。天龍寺の前を通り、野宮神社方面へ向かう路に入り、大河内山荘庭園に至る竹林の小径中を進みます。新緑の映える初夏の竹林の緑も鮮やかですが、冬でも鬱蒼と茂る緑の竹の葉のライトアップも見事です。

常寂光寺

常寂光寺
地図を見る

常寂光寺は山門を入ってすぐ目の前にある仁王門が独特の雰囲気を醸し出すお寺です。仁王門の前から見上げる風景や、階段を登った上から見下ろす仁王門の風景が心を落ち着かせてくれます。ライトアップも印象的な風景を醸し出しています。階段を登った境内からは遠く京都市内が遠く見えます。8月16日の京都五山の送り火の日には市内をはさんで大文字山の「大の字」の送り火を遠くに眺めることができます。

冬の寒さを忘れて楽しめます

この全長約3kmの散策路は、のんびり見学しながら歩くと約2時間程度です。途中お寺などに寄ったりするともっとかかります。ライトアップ時間は17時から20時30分までなので、是非17時頃から阪急嵐山駅をスタートしてみてください。少し汗をかきながら、きっと冬の寒さも忘れる幻想的な雰囲気にほっこりします。

2014年冬の「京都・嵐山 花灯路」は、12月12日(金)〜12月21日(日)、2015年春の「京都・東山 花灯路」は、3月6日(金)〜3月15日(日)まで開催です。是非行ってみてください。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2013/12/20 訪問

- PR -

条件を指定して検索

- PR -

この記事に関するお問い合わせ

- 広告 -