尾道のおもしろ古民家ゲストハウス「あなごのねどこ」は素敵な出逢いの宝庫!

尾道のおもしろ古民家ゲストハウス「あなごのねどこ」は素敵な出逢いの宝庫!

更新日:2014/11/24 13:58

広島 らっこのプロフィール写真 広島 らっこ 子連れトラベラー、食べ歩きを愛するママライター
しまなみ海道を渡るサイクリストや、外国人観光客にも大人気の尾道のゲストハウス「あなごのねどこ」は、奥に細長く続く町屋を再生して作られた、遊び心満載の宿泊施設。
共同のキッチンや、みんなでくつろげる居間があり、思わず「ただいま〜」と言いたくなるような居心地の良さに、長期滞在する人も多いのだとか。
随所に散りばめられたユーモアたっぷりの内装に囲まれて、知らない人とも思わず会話がはずんでしまうかも!

うなぎじゃないよ、あなごだよ

うなぎじゃないよ、あなごだよ

写真:広島 らっこ

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尾道が誇る、西日本一長いと言われる商店街を突き進んでいくと、ひときわ個性の光る外観の建物が見えてきます。地元NPO「尾道空き家再生プロジェクト」の手によってよみがえった古民家は、いまやレトロでとっても可愛いゲストハウスとして大活躍!

商店街に面した正面一階はカフェになっており、ゲストハウスの入口は、カフェの脇にある細長い通路をずーっと奥に進んだ先。まさに、うなぎのねどこ、ならぬ、「あなご」のねどこ、と呼ぶにふさわしい面白い形の建築です。穴子は、言うまでもなく尾道の特産品のひとつ。一度ですぐに覚えられる、建物にまさにピッタリの見事なネーミングです!

■住所
広島県尾道市土堂二丁目4-9
■電話
0848-38-1005(8:00〜22:00)

地元で活躍する漫画家がデザインした内装が楽しい!

地元で活躍する漫画家がデザインした内装が楽しい!

写真:広島 らっこ

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「あなごのねどこ」の魅力は、手づくりの暖かさ、古民家の持つ居心地の良さ、そして遊び心たっぷりの内装。地元で活躍する漫画家「つるけんたろう」氏が多くをデザインし、このゲストハウスの初代店長でもあったそうですよ。

入口を入ると、銭湯の番台のような受付で手続きを済ませ、ギターやけん玉、おもちゃが並ぶラウンジ(居間)を通り抜け、自由な落書きが描かれた壁を横目に廊下を通り、ユニークなデザインのベッドが並ぶドミトリー(寝室)へ。

とにかくどこを見ても何かしら興味を引くようなものがあり、寝るためだけに泊まるには勿体ないくらい、わくわくした気持ちで探検できる素敵な建物です。

ひとつ屋根の下、素敵な一期一会

ひとつ屋根の下、素敵な一期一会

写真:広島 らっこ

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ゲストハウスの一番の魅力は、宿泊者同士の交流かもしれません。
ラウンジでテレビを見ているだけで、キッチンを使用する人、ラウンジにあるギターを弾く人、チェックインする人や出かける人、本を読んだり勉強する人など、自然と周りに誰かがいる、大家族の家にいるような不思議で素敵な空間が味わえます。

「こんにちは(こんばんは)」や「Hello」の一言で、どこから来たのか、何をしに来たのか、今日どこへ行ったのか、明日何をするのか、と話題はたくさん。ちょっとの勇気が素敵な出会いに繋がる不思議な空間が「あなごのねどこ」の人気のひとつでしょう。

朝食のおすすめは、併設の「あくびカフェ」で給食モーニング!

朝食のおすすめは、併設の「あくびカフェ」で給食モーニング!

写真:広島 らっこ

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朝食はオプション(有料)で洋食と和食が選べます。もちろんキッチンで自分で準備するのも良いのですが、せっかくなら「あくびカフェ」にもぜひ足を運んでみてください。

旅と学校がテーマのカフェは、「あなごのねどこ」と同様に内装がとっても魅力的!廃校になった小学校で使われていた道具や外国の絵本、昔懐かしいポスターなどで飾られ、注文を待っている時間もあっという間に過ぎてしまいます。

トレーに乗った、給食のアルミ食器でいただく朝食はなんとも言えない懐かしい感覚で思わずテンションが上がってしまうかもしれません。

ゲストハウスの庭の、さらに奥まで行ってみよう

ゲストハウスの庭の、さらに奥まで行ってみよう

写真:広島 らっこ

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商店街に面する「あくびカフェ」から「あなごのねどこ」に続く細長い道の奥には、小さな日本庭園があります。こちらは「あなごのねどこ」のお庭なのですが、宿泊者でなくても気軽に立ち寄れるので、尾道の商店街を歩く際には、覗き込むだけでなくぜひ奥まで入ってみてください。

そして、その庭のさらに奥にあるのが、金・土・日曜日のみ営業する「furico(ふりこ)」という小さな雑貨屋さんです。尾道でシンガーソングライターとしても活動されている店主のセンスが光る店内には、手作りの革製品を中心にギフトにもピッタリのお洒落な小物が並んでいます。オーダーメイドにも対応しているので、こだわりのある方は相談されてみてはいかがでしょうか。

ゲストハウス初代店長の漫画を読んで行けばもっと楽しい!

多くの内装のデザインを手がけた「あなごのねどこ」初代店長の、つるけんたろう氏の漫画「0円で空き家をもらって東京脱出!」は、古民家がゲストハウスに変身する経緯はもちろん、尾道で暮らす人ならではの面白いエピソードが満載!これを読めば間違いなく尾道に行ってみたくなります!また、行く前に読めば、ガイドブックとは全く違う目線で尾道を楽しむことができると思います。

尾道に「住んでいる」かのような気分が味わえる「あなごのねどこ」に泊まれば、いつもの観光とは一味違った尾道の一面に出会えるかもしれません。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/11/15−2014/11/16 訪問

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