丹波焼の里 篠山市今田地区で、陶芸・食・湯を満喫しよう!

丹波焼の里 篠山市今田地区で、陶芸・食・湯を満喫しよう!

更新日:2014/11/19 17:36

日本六古窯のひとつに数えられる丹波焼が生まれた場所、篠山市今田(こんだ)地区。
平安時代末期に起源をもつ丹波焼ですが、800年を経た現在でもその伝統は脈々と受け継がれています。
最近では、のどかな山村風景が、癒しのスポットとして注目を集めはじめました。特に、肌寒さを感じる秋は、里全体が淡い橙色に染まり、なんともいえない郷愁が漂います。
今回は、その今田地区を、陶芸・食・湯に注目して、ご紹介いたします。

丹波焼を堪能するなら「丹波伝統工芸公園 立杭 陶の郷」で!

丹波焼を堪能するなら「丹波伝統工芸公園 立杭 陶の郷」で!
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丹波焼は、丹波立杭焼とも呼ばれ、素朴ながらも、味わい深い色合いや触感が持ち味です。
伝統工芸品に指定されている由緒ある焼き物でありながらも、皿やコップなど日常に欠かせない食器が多くつくられ、値段もお手頃なものが多くあります。
丹波焼の世界に触れたいのであれば、まずは「丹波伝統工芸公園 立杭 陶の郷」に行きましょう。(本文下にあるMEMOに「丹波伝統工芸公園 立杭 陶の郷」のリンクがあります)
ここでは、「伝産会館」で数々の丹波焼の名品が鑑賞できるとともに、「窯元横丁」で今田地区にある多くの窯元の作品を購入することができます。さらに、「陶芸教室」にいけば、自分だけの丹波焼をつくることも可能。
美術品であり、生活用具である、丹波焼の真髄に触れることができます。

ぜひ訪れたい!丹波焼の製法を伝える「穴窯」と「登り窯」

ぜひ訪れたい!丹波焼の製法を伝える「穴窯」と「登り窯」
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丹波焼は、穴窯から登り窯へと製法を変えてきました。その変遷を辿りたいのであれば、ドライブやサイクリングに挑戦してみましょう。今田地区の南にある三本峠は、丹波焼発祥の地。いくつかの穴窯の跡がみつかっています。登り窯は、「立杭 陶の郷」と、川を挟んで向かい側に位置する上立杭の集落に、ひとつずつあります。特に後者は長さ47mと大迫力です。

お腹がすいたら、レストラン「獅子銀」で地元の食材を味わおう!

お腹がすいたら、レストラン「獅子銀」で地元の食材を味わおう!
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昼時に利用したいのは、「立杭 陶の郷」内にあるレストラン、「獅子銀」。ここは地元丹波産食材をつかった和食が食べられます。丹波篠山は、黒豆や枝豆、栗、イノシシなどが名産。ぜひ、新鮮な山の幸を味わってみてください。

今田地区は、のんびりとした里山歩きに最適!

今田地区は、のんびりとした里山歩きに最適!
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「立杭 陶の郷」から上立杭・下立杭の集落にかけては、小さな川を挟んで見事な田園風景が広がります。夕暮れ時の山々の向こうにカラスが鳴きながら過ぎ去っていく姿は、まさに日本の原風景。
窯元がひしめく集落の路地を散策する「窯元路地歩き」もお勧め。「立杭 陶の郷」で散歩道の地図が無料でもらえます。

丹波焼をつかった温泉「こんだ薬師温泉」で極楽気分を味わって!

丹波焼をつかった温泉「こんだ薬師温泉」で極楽気分を味わって!
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夕暮れが近づいてきたら、少し肌寒さを感じるのが、丹波篠山の秋。散歩で疲れた身体をほぐすには、やはり温泉がお勧めです。「こんだ薬師温泉 ぬくもりの郷」は、今田地区にある源泉かけ流しの温泉。なんと、この温泉、湯船から床まで丹波焼でできているのです。焼き物三昧の一日の〆に、ひと風呂浴びてはいかがでしょうか?
(本文下にあるMEMOに「こんだ薬師温泉 ぬくもりの郷」のリンクがあります)

おわりに

いかがでしたでしょうか?

篠山市今田地区は、JR福知山線「相野」駅からバスで10分、もしくは舞鶴若狭自動車道の三田西インターチェンジから車でのアクセスとなります。
交通の便には少し恵まれていませんが、一度来れば丸一日楽しめるのが、今田地区の魅力。
日本の伝統工芸が見直される中、最近では外国人観光客の姿も見え始めました。

丹波篠山。 味わい深い焼き物を愛でながらの、ゆっくりとした大人の休日を過ごしてみてはいかがでしょうか?

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/11/15 訪問

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