街中に展望台がある地中海を臨む白い町!スペイン・アルテア

街中に展望台がある地中海を臨む白い町!スペイン・アルテア

更新日:2014/12/03 09:57

小林 理沙のプロフィール写真 小林 理沙 日本語教師、翻訳家
アルテアは、スペイン第3の都市バレンシアから130km南下した地中海側に位置するアリカンテ県の小さな町です。
穏やかな丘の上に旧市街地があり、その頂上一帯には教会や飲食店などが集中しています。石畳みが美しい坂道には、白い家々が軒を連ね、太陽光を反射し印象的な景観を作り出しています。
また、どこからでも海が見渡せるのもアルテアの魅力です。さあ、この地中海の美しい白い町アルテアに行ってみましょう!

アリカンテの輝く光が映える白亜の壁

アリカンテの輝く光が映える白亜の壁

写真:小林 理沙

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雲ひとつない青空と、輝く青い海、燦々と降り注ぐ太陽を受け、その光を反射して美しい姿を現しているのが、白い建物です。路地も石畳になっていて、趣があります。町の中心部を目指して狭い通りを上っていく途中、お店を覗いたり、レストランのメニューをチェックしながら歩き続けると、中心部に着くのはあっという間。

さすがの展望!

さすがの展望!

写真:小林 理沙

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アルテア(Altea)という町の名前の由来ですが、アラビア語のAttaláyaが元になっていると言われています。これは現在のスペイン語では、atalayaにあたる「見晴らしのいいところ」という意味です。その名の通り、街中のどこに行っても展望台があり、きらめく地中海が見られるんです!写真で、向こうに見えるのは、カルペという10kmほど離れた町のイファチ岩山(Pelón de Ifach)です。

高層ビルの町もハッキリ見える!

高層ビルの町もハッキリ見える!

写真:小林 理沙

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中心部の展望台からは、この一帯の海岸「コスタ・ブランカ」が一望できます。ヨーロッパらしからぬ景色が一際目立ちます。ここも10kmばかりの距離にあるベニドルムという高層ビルが立ち並ぶリゾート地です。

年間を通して天候に恵まれたこの「コスタ・ブランカ」一帯では、冬も避寒に訪れるスペイン内外からのヨーロッパ人客が後を絶ちません。

地中海のドーム

地中海のドーム

写真:小林 理沙

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「地中海のドーム(la Cúpula del Mediterráneo)」の別名を持つのが、この「ヌエストラ・セニョーラ・デル・コンスエロ教会(Iglesia de ntra. sra. del consuelo)」です。
この教会の青い屋根は、地中海の町にふさわしい美しさを誇り、アルテアを代表する景色を生み出しています。

レストランのテラスで食事と景色を堪能

レストランのテラスで食事と景色を堪能

写真:小林 理沙

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アルテアで評判のレストラン「ライレット・ダルテア(L’airet d’Altea)」で、山の景色を眺めながら食べる「パサマレッ(passamaret)」は、また格別な美味しさです。
これはシーフードがベースの米料理です。ニラを若干思い出す秋が旬の香り高いニンニクの芽(ajo tierno)も入っています。火が通り、柔らかく溶けたニンニクの芽と、魚介の風味の相性はバッチリ!好みで、レモンを絞っても、ニンニク風味のマヨネーズ「アリオリ(alioli)」を混ぜて食べても美味。バレンシア州の米料理ですから、アルデンテの食感!

パエリア鍋を使って作られる米料理は、バレンシアでは各自が鍋から直にスプーンですくって食べる豪快なスタイルも大歓迎です。
米料理が豊富なバレンシア州内でも、「パサマレッ」は、他ではお目にかかれない一品ですから、味わっていただく価値大です!

まとめとして、

アルテアへは、130km離れたバレンシア市や50km離れたアリカンテ市から、鉄道やバスでアクセス可能です。もちろん夏はビーチで泳げますが、天候に恵まれた地域のため、冬も避寒地として人気がありますから、季節を問わず楽しんでいただけることでしょう。

地中海に面したバレンシア州の白く美しい町アルテアに、ぜひ足を運んでみてください!

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/10/26 訪問

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