写真:竹内 あや
地図を見る1万ヘクタールもの広大な敷地を擁する「ナーチャー・ウェルネス・ヴィレッジ」は、その名のとおり、心身を快適な状態へと導く施設。日常の生活スタイルを見直し、本来の自分を取り戻すことで、健康・美容を促進、そして病気を未然に防止することを目的としています。
「健康であることは、自分らしく生きられること。そして、それはよりすばらしい人生を手に入れることにつながります。ナーチャー・スパが目指すのは、そんなきっかけづくりの場」と、経営者のキャサリンさん。
フィリピン国内にある、いくつかのウェルネス施設のなかでも、フィリピン人が経営するのはここだけ。それだけに、フィリピンならではの伝統や素材に対する思いは強く、レストランで提供している料理や宿泊スタイルにもこだわりが見られます。
写真:竹内 あや
地図を見る用意されているスパメニューは、マッサージをはじめ、ボディスクラブ、フェイシャルまで、なんと約30種類。技術の高さにも定評があり、香港の雑誌『アジア・スパ・マガジン』でフィリピンのトップ7のひとつに選ばれたことがあるほどです。
なかでもおススメは、ニライブ(Nilaib)と呼ばれるマッサージ。ホット・ストーン・マッサージのフィリピン版ともいうべきもので、温めた砂をハーブと一緒にバナナの葉で包んだもので、全身をマッサージしていきます。さまざまなハーブの働きかけで、筋肉の凝りを取り除き、リラックス状態に導いてくれる効果があるのだとか。
フィリピン伝統のヒロット(Hilot)もおススメ! 古くから伝統医療として伝承されてきたマッサージで、“冷えてバランスが崩れてしまった体”を本来の“温かい”状態に戻すことで体調を整えようというもの。フィリピンの国花サンバギータ(ジャスミン)とココナッツオイルを使い、指と手の平全体で圧力を加えながら、凝り固まった筋肉や流れが滞ったリンパを徹底的にもぎほぐしていきます。
ほかにも、竹の棒を使ったフットマッサージやベントーサと呼ばれる吸引カップを用いたものなど、フィリピンならではの独特なトリートメントを受けることができます。
各種ボディマッサージ:1200ペソ〜(1時間)
※2014年11月14日現在 1ペソ=3.86円
写真:竹内 あや
地図を見るマニラからの日帰りデスティネーションとしても人気がありますが、おススメはいくつものスパトリートメントやヨガ、食事などが組み込まれたパッケージ。デトックスや減量、ストレスリリースなど、各目的に合わせた1泊2日〜4泊5日のコースが用意されています。
たとえば、4泊5日の減量コースには、各種スチームバスやサウナ、ボディラップ、マッサージなどが含まれていて、さらにヨガやメディテーション、ウオーキングなどのエクササイズを組み入れることも! そして、もちろん食事も目的に合わせたものが提供されます。
1泊2日コース:9500ペソ〜
※2014年11月14日現在 1ペソ=3.86円
写真:竹内 あや
地図を見る客室タイプは、5種類。渓流を望むカップル用の豪華客室から、ロフトが付いたファミリー用の客室、フィリピン北部の山岳地帯に住むイフガオ族の伝統家屋をイメージしたコテージまで、計15室が揃っています。
ほかにも“グランピング”と呼ばれるキャンプスタイルも人気。グランピングとは、グラマラス(豪華な)なキャンプのことで、寝心地のいい寝具が備わったテントで、より自然を身近に感じながら過ごすことができます。
朝は小鳥のさえずりで目を覚まし、夜は星空を眺めながら、キャンプファイヤーを囲んでゆったりハーブティーをいただく。敷地内には、屋外プールのほか、屋根付きの屋外休憩スペースも多くあり、日中はここでゆったり読書などを楽しむこともできます。
写真:竹内 あや
地図を見る実は、ここのレストランで提供される食事にも秘密があります。一見、ボリュームたっぷりなのですが、見た目以上にヘルシーで、低カロリーに抑えてあります。コレストロールが気になるアドボ、カレカレといったフィリピンの定番料理も、調理方法や食材でひと工夫。そして何よりも、さまざまなローカルハーブを取り入れた食材の豊かさに驚かされます。
料理に使われる野菜やハーブは、敷地内のオーガニックファームで栽培されたもの。自ら畑で摘んだルッコラやケール、レタスを、そのままレストランでいただくこともできます! そのほかの食材についても、ほとんどが目の届く7キロメートル圏内の契約農家などから仕入れるという徹底ぶりです。
ハーブや南国フルーツを使った、さまざまなスムージーも魅力的! 専門スタッフが、各自の相談に応じて、それぞれに合ったスムージーを作ってくれます。
日本からフィリピン・マニラまでは直行便で約4時間。空港からは、専用のシャトルバンで約1時間30分の道のりです。
日本からのアクセスもよく、料金もリーズナブル。思い立ったらすぐに実行できるのが、ナーチャー・ウェルネス・ヴィレッジの魅力のひとつ。週末プラスアルファの旅で訪れることだって可能なのです!
日常生活に疲れたら、または日頃の自分へのご褒美に、しばしの間、逃避行。本来の自分自身を取り戻しに、癒しの空間へと足を運んでみてはいかがですか?
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(2024/3/29更新)
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