福岡の押さえておきたいパワースポット神社5選!

福岡の押さえておきたいパワースポット神社5選!

更新日:2018/10/26 14:40

ふるかわ かずみのプロフィール写真 ふるかわ かずみ 神社・パワスパ(温泉)巡りスト
福岡には全国の総本社から歴史にゆかりのある個性的な神社まで、パワースポットと呼ぶにふさわしい神社が多くあります。記紀をはじめ伝承や痕跡が色濃く残る場所も数多くあり、福岡に訪れたならぜひ立ち寄ってほしいスポットが満載です。中でも個性豊かなパワースポット神社5社を紹介したいと思います。最後の「まとめ」では、参拝時のちょっとしたコツやポイントも紹介していますので、どうぞ最後までお楽しみください。

三女神が祀られる総本山「宗像大社」

三女神が祀られる総本山「宗像大社」

写真:ふるかわ かずみ

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宗像大社は宗像三女神をお祭りする神社で、ここ福岡の宗像大社は全国約7000あまりある宗像神社の総本社となります。厳密には三女神の市杵島姫神(いちきしまひめ)を祀る辺津宮はじめ、田湍津姫神(たぎつひめ)を祀る中津宮、田心姫神(たごりひめ)を祀る沖津宮の、3つの三宮を総称してそう呼んでいます。中津宮、沖津宮は島なので、本土から船で移動。沖津宮は女人禁制の沖ノ島として、今でも毎年5月に男性だけが上陸を許されるお祭りが行われています。

なかなか島には行く機会がないと思いますが、まずは辺津宮へ参拝しましょう!そして、ここで外せないパワースポットが「高宮祭場」。正面の本殿を参拝したのち、今度は高宮参道と呼ばれるまっすぐ続く砂利道の参道と階段をのぼった高台にひっそりたたずんでいます。途中空気が変わるのをきっと感じるはず。ここはかつて三女神が舞い降りたとされる神聖な場所で古代の祭祀場として今もその場をとどめています。囲いで覆われたその神聖な場所の前に佇むと、清浄で洗われるような場の気をきっと感じられることでしょう!

筑前一宮「住吉神社」は祓え・浄化の神様

筑前一宮「住吉神社」は祓え・浄化の神様

写真:ふるかわ かずみ

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筑前一之宮でもあり、創建は1800年以上前で、全国に約2000社ある住吉神社の中で最も古いとされる博多の「住吉神社」。ご祭神は住吉三神と呼ばれ、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)が黄泉の国から帰って、身についた穢れを祓うために海に入ったときにそれぞれ生まれた神様です。そのため、住吉神社は浄化、祓えの力が強いともされています。かつてここは海の近くだったこともあり、航海の神様としても篤く信仰されてきました。西門からまっすぐ続く参道の先の鮮やかな朱色の本殿が印象的です。

筑前一宮「住吉神社」は祓え・浄化の神様

写真:ふるかわ かずみ

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また敷地内には土俵もあり、毎年10月には相撲会大祭が行われ、少年相撲や、横綱による奉納土俵入りの行事も催されます。2013年にできた巨大な古代力士のモニュメントも「力」の文字が刻まれた手のひらを合わせるとパワーをもらえそう!

筑前一宮「住吉神社」は祓え・浄化の神様

写真:ふるかわ かずみ

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そして必ず訪れてほしいのが、西門の道路を挟んだ向かいの天津神社。
意外に知られてませんが、目の前には天竜池があり、ここで先ほどの伊弉諾尊が禊祓したといわれる説があります。祠も石で積まれた相当古いもの。静かなるパワースポットという表現がしっくりくるこの場所で、悠久の想いを馳せながら参拝されてみては。

博多三大祭り・博多祇園山笠としても有名な「櫛田神社」。

博多三大祭り・博多祇園山笠としても有名な「櫛田神社」。

写真:ふるかわ かずみ

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博多の川端商店街の一角にある櫛田神社、通称「お櫛田(おくしださん)」は地元では昔から馴染みの深い神社です。櫛田神社といえば博多を代表する祭り「博多祇園山笠」が毎年7月に催されます。この祭りに参加するため、県外にいる博多っ子男性はわざわざ会社を休んで帰ってくるほど気合が入っています。神社自体がパワースポットであるのはもちろん、男衆が中心となったまさにパワー溢れるお祭りなのです。

博多三大祭り・博多祇園山笠としても有名な「櫛田神社」。

写真:ふるかわ かずみ

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「曳き山(ひきやま)」という神輿を、舁き手と呼ばれる男集が流(ながれ)ごとに自分のエリアの神輿を担ぎ、博多の街を駆け巡ります。流とは各地域ごとに分けられたいわゆるグループで7つのエリアに分けられることから「七流(しちながれ)」と呼ばれています。水法被姿に締め込み姿の男たちの熱い気迫に観客もヒートアップ!

「飾り山(写真)」は文字通り飾って見てもらう山のことで、博多市内の決まったエリアに毎年7月1日から10日まで設置してあり見ることができます。飾り山は毎年テーマが異なり、人形師が絵付けした絢爛豪華な人形は圧巻!ひとつひとつ今にも動きそうな臨場感と表現豊かに仕上がっていて、まさに匠の技ならでは!残念ながらこの期間に見られない人も、櫛田神社では境内に飾られていて一年中見られますので、ぜひ間近でその迫力に触れてみてください。

◆下記MEMO欄リンク:福岡・博多っ子に馴染みの深い「櫛田神社」は観光スポットでも人気

必勝祈願なら「筥崎宮」!

必勝祈願なら「筥崎宮」!

写真:ふるかわ かずみ

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必勝祈願といえば、今年野球日本一を制したソフトバンクホークスが毎年参拝で訪れるのがここ「筥崎宮」。かつて神功皇后が朝鮮への出兵の際、応神天皇を身ごもった状態で戦いに臨まれ勝利し、その後胎中天皇として祀られたといわれています。また、鎌倉時代の蒙古襲来(元寇)のおり、神風が吹き困難に打ち勝ったことからも厄除・勝運の神として有名となりました。国指定重要文化財にもなっている、正面の楼門に掲げられている「敵国降伏」の扁額もぜひ参拝の際は間近で見てくださいね。

そして毎年9月には「放生会(ほうじょうや)」というお祭りが催されます。もともとはあらゆる生命を慈しみ、殺生を戒めるための神事でしたが、今日では博多の三大祭りの1つとして、長い参道に夜店がずらりと立ち並んで、この期間は大変な賑わいをみせます。

境内にあるおすすめパワースポットは、樹齢800年といわれる「大楠」。どっしりとした太い幹からなる迫力ある大楠の前に佇むと、思わず息を飲んでしまうほど。また「お潮井浜の真砂(まさご)」と「湧出石」もチェック!真砂は博多祇園山笠のお祭りでまずここの真砂で身を清める神事をします。境内の一画には一般の人もその真砂を持って帰れる場所が設置されているので、外出やお出かけの際に清めとして使ったり、お庭にまいたりなどされてみては?天変地異を占ったという湧出石は、地面からニョキっと出ていてその石もぜひなでてみて!

受験・勉学の神様「太宰府天満宮」

受験・勉学の神様「太宰府天満宮」

写真:ふるかわ かずみ

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菅原道真公を祀る神社ですっかりお馴染み「太宰府天満宮」。毎年受験シーズンになると、福岡市内から太宰府へ向かう電車は学生や家族の人たちで溢れかえります。電車で約30分で行けるアクセスの良さから、福岡の観光スポットとしても人気です。

受験・勉学の神様「太宰府天満宮」

写真:ふるかわ かずみ

そして太宰府といえば梅がシンボル。「東風吹かば にほひおをこせよ 梅の花 あるじなしとて 春な忘れそ」を読んだ道真公の沈んだ哀しい気持ちを汲んでか、一晩で都から飛んできたという「飛梅」のご神木が本殿手前にあります。梅が咲き誇る時期は約6000本の様々に咲き誇る梅の美しさを堪能できます。そして梅といえばもう1つ、名物焼きたての「梅ヶ枝餅」を食べながらの散策もぜひおすすめです。

時間に余裕があれば、隠れたパワースポットとして知られる「天開稲荷神社」、そして縁結びで有名な「竃門(かまど)神社」まで足を運ばれてみては?

◆下記MEMO欄リンク:縁結びの神様・太宰府「竃門神社」。女子心くすぐるお守りもずらり

神社参拝のポイント

いかがでしたでしょうか?今回は5社しか紹介できませんでしたが、まだまだおススメしたい神社が福岡にはたくさんあります。今回ご紹介した神社は、全国のそれぞれの系統の総本社・総本宮があったり、また一番古い歴史といわれる神社であったりと、歴史好きには興味深い地でもあります。
神社がなぜ「パワースポット」と言われるのか、それは実際足を運んでみると感じられると思います。その際の参拝のポイントをお伝えしましょう。
まず参拝時間はできるだけ早い時間に行くことをおススメします。清々しいスッキリとした早朝から午前の間は人も少なく境内に入っても気持ちよいもの。自分自身の気持ちもクリアになるでしょう。
また、参拝の際、本殿に鏡があればその正面に立つようにしましょう。(たいていの神社には正面に鏡が掲げられています)鏡は自分自身と向き合う場でもあり、自身を映し出すもの。自身(自神)の中にも神が宿っている(神と共に在る)という謙虚な気持ちで、感謝の気持ちやお願い事をされてみてくださいね。

掲載内容は執筆時点のものです。

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