東の横綱 草津温泉 共同浴場巡り その1 【白旗の湯】

東の横綱 草津温泉 共同浴場巡り その1 【白旗の湯】

更新日:2012/12/11 11:17

温泉ソムリエぐっちのプロフィール写真 温泉ソムリエぐっち 源泉かけ流し温泉伝道師、温泉ライター
草津温泉には18ヶ所の共同浴場がございます。
有り難いことになんと全て無料です!
ただ、一般客に開放されているのは3ヶ所となりますが、他のところも地元の方に許可を頂ければ入湯することもできるようで、私は幸いにも全18ヵ所に入湯させて頂きました。
そんな中、まずは一般の方もご利用可能な【白旗の湯】をご紹介。

湯畑の目の前に!

湯畑の目の前に!

写真:温泉ソムリエぐっち

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【白旗の湯】は湯畑の目の前にございます。
なので、観光客の皆様も、地元の皆様もご利用されますので、いつもかなりのお客さんで賑わっています。

実は【白旗の湯】は、目の前の湯畑の湯とは異なり【白旗源泉】を使用していますので、かなり貴重です。
地元の方でも案外ご存じない方も多いようです。

「白旗源泉」が湧いている「白旗泉源」

「白旗源泉」が湧いている「白旗泉源」

写真:温泉ソムリエぐっち

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まず「源泉」と「泉源」の違いをご説明。
「泉源」とは温泉が湧いている「場所」のことを言います。
「源泉」とは、その「泉源」から湧いている「温泉(水、湯)」のことを言います。

ということで、こちらが「白旗源泉」です。
湯畑の南西の端に小さな屋根付きの建屋があります。
覗き込みますと、このようにお湯が滾々と湧きだしています。
少し青みがかったお湯。
草津の湯は全般的に酸性度が高いため、1円玉なら1週間ほどで溶けてなくなるそうです。

浴槽は2つ 一つは激熱!

浴槽は2つ 一つは激熱!

写真:温泉ソムリエぐっち

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「白旗の湯」の男性用の浴室です。
(妻曰く、女性の浴室と全然違うとのこと)

右手前の白濁した浴槽がぬるめで、左奥の浴槽が熱め。
ただ、ぬるめの浴槽でも、44〜45度はあると思います。
さらに、熱い浴槽は多分47〜48度ぐらいはあろうかと。

草津の湯は、どこも基本的に「熱め」です。
なので、入浴の際には、たっぷりと「かけ湯」をされ、皮膚表面温度を湯の温度に慣れさせて下さい。
そうしますと、少々熱くても入れるようになります。
是非覚えておいて下さいませ。

ぬるめの浴槽・・・しかし、十分熱い!

ぬるめの浴槽・・・しかし、十分熱い!

写真:温泉ソムリエぐっち

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まずはぬるめ(といっても熱いですが)の浴槽へ入湯。
もちろん、たっぷりかけ湯をしてからです。
人生2回目の入湯で、今回は多分43〜44度ぐらいでした。
初めて訪れた際は45度は越えていたかと・・・ゆえ、その時はまさに「カラスの行水」でしたが、今回はゆっくり湯浴みをさせて頂きました。
温泉は自然の恵みゆえ、日によって、季節によって温度が変わるんだと改めて実感しました。

お湯を舐めるとレモンのような酸味!
まさに「酸性泉」です。

硫黄の香りも漂い、まさに名湯です。

気合で激熱風呂に!

気合で激熱風呂に!

写真:温泉ソムリエぐっち

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そして、温泉ソムリエぐっちとしては、熱くてもこちらの熱い浴槽の湯(温泉)も体感しないとっ!

ということで、気合で入湯させて頂きました。

ほんの20秒程度だったかと思いますが「やけど」したかと思うほどの熱さでした。
(推測ですが、48度以上あったのでは・・・)

ただ、地元の方の何名かは、こちらに至って普通に入浴されていました。
恐れ入ります・・・。


草津温泉の中でも、場所的にも泉質的にもとてもおすすめの共同浴場「白旗の湯」
泉質は「酸性・含硫黄−アルミニウム−硫酸塩・塩化物泉」
pHは2.1と、かなりの酸性。
「酸性泉」は殺菌効果が高いため、慢性皮膚病等にとても良いようです。
また、「酸性泉」及び「硫黄泉」は「湯あたり」しやすい泉質でもありますので、長湯は禁物です。
ほどほどの入浴で極上湯をお楽しみ下さいませ。

掲載内容は執筆時点のものです。 2012/11/16−2012/11/18 訪問

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