外国人観光客も注目!DIY・手芸愛好家の聖地「にっぽり繊維街」

外国人観光客も注目!DIY・手芸愛好家の聖地「にっぽり繊維街」

更新日:2015/07/06 18:23

東京都・日暮里にDIY・手芸好きのみなさんは行かずにはいられない街があるのをご存知ですか?日暮里繊維街は現在61店舗が軒を連ねる問屋街。豊富な品揃えと安さが魅力で客層は専門業者を始め、裁縫が趣味の主婦や服飾専門学校の学生、自作のコスプレ衣装愛好家など様々。なかには海外から買い付けに訪れる人も。ネット通販では分からない実物の風合いを実際に見て、触って、夢を叶えるお買い物を日暮里で楽しんでみませんか?

なぜ今、外国人観光客がこぞって日暮里へ?!

なぜ今、外国人観光客がこぞって日暮里へ?!
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日暮里駅南口の長いエスカレーターを降りると、外国人観光客が多いことに気がつきます。彼らのお目当ては日本でしか購入できない「和柄生地」。

商店街のほぼ中央に位置する創業28年「ミハマクロス」の店頭は、和柄の見本がぎっしりと並んでいます。こちらのお店はお客さんの約8割が外国人観光客。特に人気の商品が着物柄や浮世絵風、大漁旗をモチーフにしたプリント生地です。最近は観光客のなかでもミャンマーからのお客さんが1番多いのだとか。ミャンマーでは普段着として「ロンジー」と呼ばれる布を腰に巻く伝統的なスタイルがあり、その布が和柄だと、現地で「カッコイイ!」となるため、和柄生地はお土産として大変喜ばれるそうです。

他にも小さなカットクロスは1切れ100円から買えて、絵葉書を選ぶ感覚で和柄のクロスをお土産用にチェックする人があちらこちらで見受けられます。自作のコスプレ衣装愛好家が特殊なニット素材を探しにきたり、日本製の布は海外で「高級品」とされることが多いので、商品として大量購入してゆく人の姿も。

「日暮里繊維街」は、購入した商品を大型スーツケースに詰めて闊歩する外国人で賑わう新たなホットスポットなのです。

中央通り、約1キロにぎっしりとお店が軒を連ねる日暮里繊維街

中央通り、約1キロにぎっしりとお店が軒を連ねる日暮里繊維街
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平日・午後の商店街といえば閑散としているイメージですが、 日暮里駅から徒歩3分の繊維街は、お目当ての商品を探し歩く人たちで常に混雑状態です。晴れた日には、どのお店も軒下に格安の目玉商品がワゴンに並べられ、お気に入りの商品を探すお客さんで道路はかなりの賑わいを見せます。

端切れ商品はだいたいが1メートル以下の長さで、値段は元値の半額以下〜2、3割程度。在庫がないものがほとんどなので、「これ!」と思ったら即買いするのが軒下ワゴンでのお買い物ルールです。ワゴン内の商品でお店の特徴をつかみ、好みだと感じたら店舗内もじっくり見るのが、お目当て商品へ出会うための近道かもしれませんね。

高級インポート、アジアテイスト、リバティ、ニット素材の専門店など、それぞれの店が個性を打ち出しながら、お客さんのニーズに応えています。まずは、JR日暮里駅や各店舗で配布されている「にっぽり繊維街マップ」でお店の特徴と位置を確認し、お目当て店を絞り込みましょう。

複数の専門店を1日で「はしご」できる街。

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日暮里問屋街は、生地以外にも、ボタン専門店だけでも5店舗、レースやレザー、手芸用具の「超」専門店も複数並んでお店を運営しています。問屋街であるため、本来は目にすることができないような業者向けの幅広い品揃えのなかから、じっくりと好みに合った品物を選ぶことができます。生地だけでなく、小物もこだわったものを一箇所で揃えることができる!それが日暮里繊維街の人気の理由です。

これだけの商品を1度に目にすると、ついつい多めに買ってしまう人。ここを訪れたことがきっかけで手芸を始める人。日暮里マジックにかかった人たちからの「1日ではとても全部見て回れない〜!」「見るだけって決めてたのに、買いすぎてもうカバンに入らない!」という興奮した声が商店街のあちこちから聞こえてきます。

購入したものをどう持ち帰るか。と作戦を練っておくのもお買い物を楽しむための、大切な準備の1つになりますね。

日暮里だけで5つの店舗を展開する「TOMATO」を賢く活用!

日暮里だけで5つの店舗を展開する「TOMATO」を賢く活用!
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日暮里繊維街での中心的な役割を担うお店が生地問屋「TOMATO」。日暮里中央通りを挟んで、全5店舗を構える1番規模の大きな問屋です。本館、アーチ館、ノーション館、インテリア館、セレクト館からなり、その品揃えの幅広さは「世の中でみかける生地類はここで全てそろう」と言われるほど。「商品の選定が良い!」「欲しい物が必ず見つかる」という口コミも多数あります。

問屋ではあるけれど、一般の消費者向けのお店となっているので、とても買物がしやすいです。TOMATOで購入した「生地」はインテリア館でカーテンやカバー類に仕立ててもらうことも可能。既製品では部屋のサイズに合わない、メーカー商品でオーダーをすると予算内に収まらない・・・そういった悩みのある方には強い味方となります。

「1メートル100円」激安ショップで宝探し!

「1メートル100円」激安ショップで宝探し!
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驚くことに日暮里では「1メートル100円」で生地が買える店舗が複数存在します。問屋街ならではの「工場で生産した後の端反、織りキズ、色ムラ、日焼け、汚れのあるもの、在庫処分品」などの理由でこの激安価格が実現可能になっています。

生地は素材の表示が無い物、横幅が明確でない商品が多数です。 「激安商品のため詳細質問お断り。」というお店もありますので、購入前に商品についていろいろと知りたい場合は、定価のフロアーでしっかり確認後に購入すると納得のいくお買い物になります。

繊維街は「問屋ルール」が適用されるお店もあります。例えば、「生地は基本的に1メートル単位での販売になり、生地が残り2m以下の場合は全て購入する」、「同じ生地のカットを何度もする時は追加料金が発生する」など。また 支払いの際、クレジットカードが使えないお店も多いので、現金の準備をしておくとスムーズにお買い物が進みます。一般的な小売店と少しルールが違う点もありますが、臆せず楽しんでみましょう!

西口には谷中銀座!

「お手頃価格で品数が日本で1番」と言われたら、DIY・手芸好きのみなさんは行かずにはいられない場所ではないでしょうか?プロ納得の問屋街の雰囲気を是非、皆様に味わって頂きたいです。ほとんどのお店が配送サービスを行っているので、お買い物後は手ぶらで駅の反対側・西口、徒歩5分の「谷中銀座商店街」に足を伸ばすことも可能です。1駅で2つの商店街を楽しめる日暮里で、いつもより2倍の思い出をつくる体験をしてみてください!

各店舗に関する詳細情報は、MEMOにリンクした各公式サイトでご確認下さい。

掲載内容は執筆時点のものです。

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