ネコ好きにおすすめ!博多から日帰り可能なネコ島「藍島」へ行こう!

ネコ好きにおすすめ!博多から日帰り可能なネコ島「藍島」へ行こう!

更新日:2014/12/19 10:51

日本には数多く「ネコ島」と呼ばれる島があります。主に諸々の理由で人口よりネコが多くなったことにより観光地化している島のことを言いますが、今回ご紹介するのは福岡県北九州市のネコ島「藍島(あいのしま)」です。博多から日帰り可能なこの島で暮らす猫たちとゆっくり楽しい休日を過ごしませんか?

JR小倉駅から徒歩すぐのフェリー乗り場から「藍島」へ

JR小倉駅から徒歩すぐのフェリー乗り場から「藍島」へ
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小倉駅へは博多からJRの特急で一時間半程度。小倉城など見どころも多いですが、そちらとは反対側の北口へ向かい、小倉港方面へ歩きます。
藍島行きのフェリーは小さな渡船場ですが、あちこちに場所を示す標識が出ていますので時間に余裕を持って行けば十分たどり着ける場所にあります。駐車場はありませんので、車でお越しの方は近くのパーキングに停めてください。

小さな待合所が切符売り場を兼ねており、予め切符を購入します。小倉〜藍島は往復で800円です。たくさんの釣り人と一緒に、こじんまりした「こくら号」というフェリーに乗り込みましょう。

<小倉渡場>
北九州市小倉北区浅野3丁目9-1
JR小倉駅北口から徒歩5分
駐車場なし

「藍島」に着いた!

「藍島」に着いた!
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小倉から馬島を経由して約40分ほどの航海。潮の香りに心を弾ませながら、気持ちの良い風に当たれば離島にいく気分がどんどん上がっていきます。藍島の船着場は写真のような雰囲気。なんとものんびりとこじんまりとしていて心癒されます。

藍島は北九州市小倉北区の離島で周囲約13km、面積0.68平方キロメートルという小さな島。人口は300人弱と言われています。訪れるのは主に釣り客ですが、夏には海水浴もできます。こんなのどかな島ですが、野良猫の数は人口と同じ約300匹程度と言われ、近年「ネコ島」として口コミで観光客が増え、年々観光客が増えてきています。元々、猫が増えた理由として、この島の産業は主に漁業で、昔から島の人々が漁船に穴をあけるネズミを捕獲する猫を大事にしてきたためだと言われています。

いたいた!たくさんの猫達。

いたいた!たくさんの猫達。
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船を降りるとすぐに「にゃーお」と猫の鳴き声が。早速猫たちに取り囲まれます。どの猫もまるまると太っていて何とも可愛らしく、とっても人懐こいです。気づけば船着場でかなりの時間足止めを食らってしまうでしょう。

島の南の船着場から北端までは歩いて40分ほどですが、主に猫達が多く暮らしているのは民家の多い船着場〜小学校の辺りです。特に込み入った道もありませんので、民家のある方角へと歩いていくと次々と猫に出会うことができます。

野良猫への餌付けに協力的な島民の方のお宅の前には「ここで餌をあげてください」という張り紙があり、観光客で猫に餌を与えたい人はその張り紙のある場所で行うのがマナーです。猫達もその張り紙のあるお宅の近くに集まって過ごしているので、観光客が立ちどまると、たちどころに周囲が猫だらけになります。

数少ない道しるべ

数少ない道しるべ
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猫と遊びながら民家の間を歩いていくと写真のトンネルが見えてきます。このトンネルをくぐった先が小学校です。くぐる直前に左に折れると、島の史跡、県指定文化財の「藍島遠見番所旗柱台」方面へと行くことができます。どちらの進路をとっても、その先徒歩10分ほどで猫に頻繁に遭える場所が徐々に減っていきます。猫と遊ぶことだけが目的なら、徒歩で30分ほどの範囲の民家の多い地域を散歩しましょう。

史跡はトンネル周辺から徒歩約10分ほど、展望スポットへは40分ほどです。島には公共交通機関がないため、体力や帰りのフェリーの時間までの所要時間を考えて散策するのがポイントです。

愛らしい猫と仲良くするためのマナー

愛らしい猫と仲良くするためのマナー
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藍島には週2回ほど、本土から猫の様子を見に来られるボランティアの方がおり、お話を聞くと「観光客が増えるのは良い事だが、マナーを守って」と強い訴え。
本来は大変静かでのどかな島であり、島民の方々は普通の生活をしていることを忘れず、民家に立ち入らないこと、ゴミは必ず持ち帰ること、猫に遭遇しても大きな声で騒がないこと、餌やり可のポスターのない場所で猫に餌付けしないことが基本的な観光マナーです。猫達が島の嫌われ者にならない為に、最低限のマナーを守り、島民の方々の立場に立って楽しく猫達と過ごしてください。

猫達がこんな風にのんびりと過ごすことができるのは島民の方々の猫への愛情と、観光客の思いやりがあってこそなのです。

島の便利情報など

売店も食堂もない島ですが、飲み物の自動販売機はいくつかあります。島でランチをと考えている方は、小倉を出る際に食べ物を持参してください。民家の密集するあたりの路上ではなく、船着場周辺で食べることをお勧めします。また、釣り人向けの民宿がありますので宿泊することは可能です。

気になるトイレ事情ですが、まず小倉で済ませておき、藍島側には船着場近くの待合室のにありますので、島に着いたら猫と遊ぶ前に行っておくと安心です。
博多から日帰りで行けるネコ島「藍島」でのんびりと癒しの休日を送ってください!

小倉〜藍島のフェリーは一日3往復です。季節や曜日によって時間に若干のバラつきがありますので、本文下のメモより公式ホームページで時刻をご確認ください。

<フェリーについての問い合わせ先>
北九州市渡船事業所
093-861-0961

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/10/29 訪問

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