香港人直伝!テンプルストリート(廟街)の正しい?歩き方

香港人直伝!テンプルストリート(廟街)の正しい?歩き方

更新日:2018/07/23 19:58

やま かづのプロフィール写真 やま かづ 機内食&マンゴーにはうるさいトラベルライター
ファッショナブルなショッピングモールやデューティーフリーショップで買い物をするのも香港での大きな魅力ですが、ナイトマーケットでチープなお土産物を探すのもまた楽しいものです。
モンコック(旺角)の通称ウーマンズストリート(女人街)と並ぶナイトマーケットエリア、ヤウマティ(油麻地)のテンプルストリート(廟街)、通称男人街の正しい?歩き方をご紹介します。

夕暮れになったらテンプルストリートを目指そう

夕暮れになったらテンプルストリートを目指そう

提供元:香港政府観光局

http://www.discoverhongkong.com/jp/see-do/highligh…地図を見る

テンプルストリート(廟街)はMTRジョーダン駅の西側を南北に走っており、昼間は下町の臭いがぷんぷん漂う通りです。
しかし、日が暮れる5時ごろになると、南京街から北側は屋台の搬入が始まり、徐々にナイトマーケットに変身していきます。

夕暮れになったらテンプルストリートを目指そう

写真:やま かづ

地図を見る

ナイトマーケットが始まる南京街より1ブロック南のジョーダンロードとテンプルストリートが交差する部分には、「廟街」と書かれた中華風の門が建てられています。
しかし、その威風堂々したその存在も、門が余りにも大きすぎるため、真下を歩いていると気づかないのが難点です。

南から北に向かってぶらぶら歩いて行こう

南から北に向かってぶらぶら歩いて行こう

写真:やま かづ

地図を見る

比較的男物の雑貨、衣類が多く販売されているので、ここテンプルストリートは、旺角の女人街に対して男人街と名づけられています。
しかし、売られているものは老若男女にかかわりなく、衣類、雑貨、家電製品、絵画などありとあらゆるもので、ディスカウントストアが路面に商品を並べている感じです。
値札のついていない雑貨、どう見ても売り物でなさそうなアンティークな置物、どこかで見かけたようなロゴの入ったTシャツなど、ぶらぶら見て歩くだけで楽しいですね。

ほとんどのお店では、値段は交渉次第。値札があってもさらに値引き交渉できますが、品質的にはかなり問題があるものもあるので、買った後でホテルの部屋に持ち帰ってみると、???なんてことがあるのはご愛嬌です。
また、最近はかなり減りましたが、ニセモノ時計、ニセモノバッグなどのコピー製品には手を出さないようお気をつけください。

そんなテンプルストリート、まずは観光客の多い南エリアからディープな北エリアに歩いていくのが基本です。

自分用のお土産にこんなものは?

自分用のお土産にこんなものは?

写真:やま かづ

地図を見る

見て回っているのは楽しいけど、いざ買うとなると勇気が要る。だけど、やっぱり何か思い出に買いたい!そんな方は自分用のお土産にこんなものはいかがでしょうか。
日本人のみならず、外国人観光客にも人気のアイテムが、香港の通り名の表示板をデザインしたマグネットや壁掛けです。マグネットは小さめサイズ、壁掛けはお部屋の壁にピタッとくる大きめのサイズです。
香港の街中を歩いていると誰もが目にする通り名の表示板を模したものですが、白地に黒枠、英語と中国語の通り名、シンプルなだけに思い出の一品になりそうです。

テンプルストリートの名物横丁?で腹ごしらえ

テンプルストリートの名物横丁?で腹ごしらえ

写真:やま かづ

地図を見る

テンプルストリートをさらに北へぶらぶら歩いていると、マーケットの密集度が低くなり、軒高く商品をぶら下げる店舗から、平たく商品を並べる店舗へと変わっていきます。
また、それに伴って、人の流れも少なくなって観光客度も低くなり、いつの間にやらローカル度が一気に高まっていくのを感じます。
そろそろナイトマーケットの終点、北の端の文明里に行き当たりますが、このあたりがテンプルストリート名物?のクレイポット(ポージャイファン)横丁です。

クレイポットとは、土鍋に鶏肉やソーセージなどの具材と一緒にお米を炊き上げる香港風釜飯のことです。でき上がった具材はうまみがぐっと凝縮されていて、ちょっと焦げたご飯と食べると最高に香ばしくておいしいんです。
そんなクレイポットは、気温が高い香港では一般的に冬の季節メニューなんですが、ここテンプルストリートでは一年を通して食べることができます。

「テンプルストリート(廟街)」名前の由来は?

「テンプルストリート(廟街)」名前の由来は?

写真:やま かづ

地図を見る

ちなみに、テンプルストリート(廟街)の名前は天后廟が由来で、ナイトマーケットはこの天后廟から南北に延びています。
天后廟は豊かな生活を願う漁民が海の守護神をまつった信仰のよりどころで、昔はこのあたりが海に面していたことを意味しています。

ナイトマーケットが活況を帯びるころには、中国将棋やチェスなどをするお年寄りで天后廟の中庭はいっぱいになりますが、日が暮れるまでは地元の方の憩いの場所となって、あちこちのベンチでおしゃべりの花が咲いています。

夕暮れ後、早めの訪問、早めの退散でリスク管理

夕暮れからお店が開き始め、人々が集まり、日付が変わるころまで賑わっているテンプルストリート。立地も非常に便利なところにあって、九龍側のホテルに滞在していればもちろんのこと、香港島側のホテルに滞在していても気軽に訪れることができます。
しかし、立地がいいその気軽さゆえ、ついつい遅くまでぶらぶらしてしまいがちです。
どんなに治安がいい国でも夜遅くなるといろいろなリスクが発生します。人が少なくなり始める22時ごろを目安に帰路につきましょう。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/11/02−2014/11/04 訪問

- PR -

条件を指定して検索

- PR -

この記事に関するお問い合わせ

- 広告 -