真田の抜け穴も!大阪城「大坂冬の陣」ゆかりの地を廻ってみよう!

真田の抜け穴も!大阪城「大坂冬の陣」ゆかりの地を廻ってみよう!

更新日:2014/11/11 16:25

2014年は「大坂冬の陣」から数えて400年。大阪府内ゆかりの地で沢山の催しが開催されています。中でもオススメしたいのが、やはり戦いの場となった大阪城。ファンならぜひ訪ねてほしい「大坂冬の陣」ゆかりの神社をご紹介します。歴史の長さを感じられるかもしれません。

中風封じの神「三光神社」は大阪城と地下道でつながっている?

中風封じの神「三光神社」は大阪城と地下道でつながっている?
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大阪市天王寺区、JRと地下鉄が乗入れる玉造駅から徒歩5分程にある、仁徳天皇・天照大神・月読命・素盞嗚命を祀る「三光神社」。
大阪市内の7箇所の社寺から構成される七福神まいりの霊場。大阪七福神(おおさかしちふくじん)のひとつ寿老神(じゅろうじん)でも有名な「三光神社」。中風封じの神としても知名度が高く、毎年6月1日から1週間の中風除け祈願の期間には、全国各地から参拝者が訪れます。

その「三光神社」には、「真田の抜け穴」と呼ばれるものがあります。
真田幸村が築いたと伝えられる、大阪城から通じる地下の道。
大阪市内には「真田の抜け穴」と呼ばれるものが10ヶ所以上存在しているといわれています。「三光神社」にあるのもそのひとつです。

勇ましい姿「眞田幸村公の像」

勇ましい姿「眞田幸村公の像」
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境内には、「真田幸村」の銅像が勇ましく立っています。
こちらは1987年に建立されたもの。台座には「真田幸村」の出身地、信州上田の真田家の菩提寺から取り出した真田石を用いているそうです。
「眞田幸村公の像」と刻まれている横に、「真田石」と刻まれていますね。

「真田の抜け穴」

「真田の抜け穴」
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「眞田幸村公の像」の側にある「真田の抜け穴」です。
普段は入口は鉄の扉で閉じられています。
写真のように鉄の扉が開くのは、年に1日だけ。「真田まつり」の開催時だけです。
抜け穴の入口部分のみの見学となりますが、抜け穴が左に曲がっている様子がうかがえます。実際のところ、内部は7mほどで行き止まりになっているのだとか。

※「真田まつり」は11月の第1日曜日に開催されています。鉄の扉が閉まった状態で、通年を通して見学可能です。

本多出雲守忠朝が陣を置いた「白山神社」

本多出雲守忠朝が陣を置いた「白山神社」
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大きなイチョウの樹がある「白山神社」。
神社の創立は古く年代は不明ですが、和の守護神であり水の大元の神として崇敬されている所です。
慶長19年(1614年)の大阪冬の陣では、本多出雲守忠朝が白山神社に陣を置き、このイチョウに登って戦況を偵察したと伝えられています。
距離的に「白山神社」から大阪城はすぐですが、現在はJR西日本森ノ宮電車区や高層団地もあり、全く大阪城を望むことはできません。

「白山神社」はJRと地下鉄が乗入れる森之宮駅から徒歩15分位に位置しますが、初めて行く方にとっては、非常に分りにくい場所です。
平野川沿いに道がないので、中央大通りから「森之宮公団住宅前」交差点を北に入り、森之宮病院前から「扶桑薬品工業」前を通り、平野川に掛る「衛門橋」を渡るのが、分り易い行き方だと思います。

大阪府指定天然記念物

大阪府指定天然記念物
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「白山神社」本殿の西側にある、大阪市内で一番大きいイチョウの木。
イチョウの樹齢については神社の創立と同じく不明ですが、幹まわり約5m、高さ約23mの名木。大きく枝を広げて生育しています。
大阪冬の陣では、本多出雲守忠朝が戦況を偵察の為に登ったと伝えられているこのイチョウの木。現在は大阪府指定天然記念物となっています。

初めて行くには、分り易い場所ではありませんが、足を運んでみてください。
静かな境内の中に、どっしりと構え「大坂冬の陣」以前から大阪城近辺を見守り続けてきたイチョウの木。見上げると歴史を感じられる場所です。

最後に、

大阪城公園内見学の後に、こちらの神社を廻るには森之宮方面出口をご利用ください。森之宮駅は白山神社最寄駅となります。三光神社、最寄の玉造駅へはJRもしくは地下鉄で一駅です。
歩く距離が多くなりますが、頑張って廻ってみてください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/11/02 訪問

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