青荷温泉でランプと紅葉に大感激!日帰りではもったいない青森の秘湯

青荷温泉でランプと紅葉に大感激!日帰りではもったいない青森の秘湯

更新日:2018/10/10 16:58

藤田 聡のプロフィール写真 藤田 聡 温泉研究家、紅葉ガイド
青荷温泉はランプの宿で、秋は紅葉の名所。当然電気がなくドライヤーもないので、口コミやブログに悪く書かれている場合も。部屋にコンセントが無くて最初は確かに驚きますが、二度目の宿泊では慣れて「こんなに良い宿だったのか!」と大感激できます!
日帰り入浴も可能ですが、ランプの明かりが嬉しい宿泊がおすすめ。リピートして魅力を痛感すれば愛用の宿になる、リーズナブルで断然おすすめの青荷温泉を紹介!

青荷温泉はランプの宿!電気はありません

青荷温泉はランプの宿!電気はありません

写真:藤田 聡

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青荷温泉は「ランプの宿」の代表格で、秋は美しい紅葉に包まれます。電灯が無い上にルームキーも無いので、フロントで部屋番号を聞いたら自分で勝手に部屋に行くだけ。部屋にはコンセントも無く、デジカメやスマホも充電出来ません。

電波も圏外で、初めて泊まると様々な不便を感じ、カルチャーショックを受けるのは事実。しかし、海外旅行のようなカルチャーショックを、国内旅行で体験出来るのは本当に貴重。電気を前提にした普段の生活を、客観的に再考出来るいい機会になります。

しかも、一度泊まれば不便に慣れて、次回宿泊時は存分に楽しめるから不思議。この記事では初めて泊まる人に配慮しつつも、二度目以降に印象が好転する様子を詳しく紹介します!青荷温泉の場所は、写真右下の「地図を見る」をクリックすると、詳細な地図が表示されます。

青荷温泉ではランプの配布が必見!

青荷温泉ではランプの配布が必見!

写真:藤田 聡

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青荷温泉の最大の特徴はランプなので、ランプが手作業で配布される様子は是非見たいもの。その重労働を目撃すれば、ルームキーが無い理由も自然と納得がいきます。鍵の解錠、施錠を繰り返していたのでは、ランプの配布に今の何倍もの時間がかかってしまうに違いありません。

ランプの配布は夏が夕方ですが冬場は早いので、青荷温泉に早く到着しないと見逃すので要注意。一つでは暗いランプですが、配布時に竿に沢山吊すと光り輝いて純粋に美しく、見ていて楽しいのです。部屋にランプが配布されて鎮座すると、なるほどランプが主役だという存在感があり、驚かされます。

紅葉の露天風呂に感激!

紅葉の露天風呂に感激!

写真:藤田 聡

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青荷温泉では、風呂場にもランプしか無いので、夜は景色が楽しめない上に、初めて泊まる人は足元が不安になります。よって早目にチェックインして、明るい内に全ての風呂に一度入っておくのがお勧めです。

青荷温泉は内湯が多く、大湯量の「健六の湯」を始め、本館内湯や滝見の湯の内湯の他、混浴の露天風呂(女性専用時間あり)と、健六の湯に女性専用露天風呂があります。泉質はクセの内、単純温泉です。

滝見の湯の裏には写真の露天風呂がありますが、夏用露天と書かれ夏以外は寒い程。しかし、紅葉時期の素晴らしさは写真の通り。周囲はブナの原生林で奥入瀬渓流と同様に、紅葉は赤よりも黄色が多い黄金色の紅葉です。

青荷温泉のランプの下で食事を楽しむ方法!

青荷温泉のランプの下で食事を楽しむ方法!

写真:藤田 聡

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ランプの宿 青荷温泉に、初めて泊まる人が面食らうのが、薄暗い中で食事をする事だと思います。しかし、二度目以降の宿泊では、暗さに慣れ免疫が出来て「あれ、こんなに明るかったっけ?」と思う程。快適に食事が出来ると料理の味わい深さにも改めて気付き、「こんなに美味しい料理だったのか!」と驚く程です。

食堂でもセルフサービスで、ご飯も味噌汁もお代わり自由。飲み物も必要な人だけカウンターで注文するシステム。本当は飲み物要らないのに付き合いで一本だけ注文するという、旅館にありがちな慣行から解放されて気が楽です。

この宿では一泊二食の他に、一泊夕食のみという宿泊形態があります。登山者を中心に、早くチェックアウトする人向けのサービスですが、普段朝食を食べない人や固定の朝食時間に抵抗がある人には、一泊夕食がお勧めです。

売店営業中に明るいロビーを楽しもう!

売店営業中に明るいロビーを楽しもう!

写真:藤田 聡

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夜の青荷温泉では、ランプの数が明るさに比例します。ランプの数が最も多いのが写真のロビー。売店営業中には一層明るいのですが、前回宿泊時に売店を利用しないまま売店の営業が終わっていまい、ロビーが寂しい風情に変わってしまったのがショックだったので、今回は何度も売店に足を運びました。

純粋な売店だと、買い物もしないのに入店するのは気が引けますが、青荷温泉の売店の左側は談話スペースになっているので、気軽に入店してウインドーショッピングを楽しむ事が出来ます。

青荷温泉の周辺には、名湯と紅葉名所が沢山あります。特に中野もみじ山は非常に近く、見頃時期にはライトアップも行われるので、是非行きましょう。

他にも酸ヶ湯温泉と系列の八甲田ホテルや、蔦温泉旅館と蔦沼など、名湯と紅葉の名所が沢山あるので周遊して楽しむのがおすすめ。これらの観光地の詳細については、別の記事で紹介していますので、是非ご覧下さい。(記事最後の「関連MEMO」内にリンクあり)

ランプの宿・青荷温泉の基本情報

住所:青森県黒石市沖浦青荷澤滝ノ上1丁目7
電話番号:0172-54-8588
アクセス:弘南鉄道黒石駅から虹の湖・温川行きバス35分、道の駅「虹の湖公園」下車
道の駅から宿泊者は送迎あり。冬季は雪上車送迎付宿泊プランあり

2018年10月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/10/20−2014/10/21 訪問

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