「龍山寺」は台北最強のパワースポット!参拝方法もご紹介

「龍山寺」は台北最強のパワースポット!参拝方法もご紹介

更新日:2019/03/10 10:15

ミセス 和子のプロフィール写真 ミセス 和子 北海道ブロガー、街興しフリーライター
「龍山寺(ロンシャンスー)」はMRT龍山寺で下車、徒歩3分の場所にあります。この龍山寺を中心としたエリアは台北で最も古くから開かれた街の一つ。
龍山寺は創建約270年、台北で最も歴史のあるお寺。凝った装飾が施された建築物は一見の価値があります。沢山の神様がいて、願い事をすればご利益があると地元の人からも厚い信頼を受けています。
台湾に来たらぜひ訪れたい観光名所のひとつ、「龍山寺」をご紹介します。

「中国宮殿式廟于建築」は見所満載です

「中国宮殿式廟于建築」は見所満載です

写真:ミセス 和子

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屋根の上の龍や柱など、色彩に彩られた廟建築が見事な龍山寺。龍山寺はこれまでに災害や戦争の影響を受けて、何度も改修工事が繰り返されて来ました。1919年の大改修工事で「中国宮殿式廟宇建築」が取り入れられました。

境内の総面積は、約1800坪。御本尊を祀った本殿を中心にして、周囲に前殿、東側の鐘楼、後殿、西側の鼓楼が配置されています。それらは渡り廊下で繋がっていて、上から見ると「回」の字の形をした構造になっているのが特徴です。

この正面写真の右側には入り口(龍門)、左側には出口(虎門)があります。入り口と出口が別々になっています。

入り口(龍門)からの入場は左足から入る事、敷居は踏まない事が大切です。入るとすぐ右にお線香やロウソクを買う場所がありますので、ろうそく2本とお線香7本を購入しましょう。

パワーみなぎる!手前「前殿」と後方「御本尊」

パワーみなぎる!手前「前殿」と後方「御本尊」

写真:ミセス 和子

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早朝から信仰心の深い市民や観光客で賑い、お線香の煙がもんもんと漂っています。これは、龍山寺の前殿(三宝仏・釈迦三尊)です。その後方に見えるのが御本尊(観世音菩薩・普賢菩薩・文殊菩薩)を祀った本殿です。

御本尊は「観世音菩薩」ですが、現在では道教や儒教など様々な宗教と習合して、孔子や関帝(三国志で知られる「関羽」)媽祖など、祀られている神は大小合わせて100以上に及ぶそうです。

人々は様々な神が祀られた7つの香炉を順に廻りながら、それぞれの神に参拝します。

龍山寺で参拝してみましょう!

龍山寺で参拝してみましょう!

写真:ミセス 和子

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36度を超える日も少なくない台北。そんな炎天下でも、台湾市民は長い時間をかけて神様にお祈りをしています。参拝の方法や順序を知って龍山寺を理解してみましょう。

龍山寺の参拝の順序をご紹介します。

1・参拝する時間は心を清らかに、服装を整えて、姿勢を正し動作を静粛に心がけます。

2・2本のろうそくを前殿(三宝仏)の左右の燭台にそれぞれお供えします。

3・龍山寺には7つの香炉があります。順番に参拝しながら線香を1本づつ立てて行きます。前殿・本殿・後殿5箇所の香炉を順番に参拝します。

4・参拝の方法は、神様の前で線香を頭上に揚げて3回頭を下げます。願い事は名前、生年月日、住所など自己紹介をしてから伝える事が大切です。

おみくじを引いてみましょう!

おみくじを引いてみましょう!

写真:ミセス 和子

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7つの香炉を参拝した後再び前殿へ戻り、おみくじを引いてみましょう。日本と違うおみくじの考え方は、願い事をするのではなく自分の悩み事について「神意」を伺う事が目的という点です。

台湾のおみくじの引き方は、まず神様に自分の名前、住所、生年月日を心の中で告げて、悩みについてお聞きしたい事を唱えます。次に「おみくじを引いても良いでしょうか」と神様に伺いを立てて、三日月形の赤い木片を床に落とします。

裏と表が出ればOK、表と表ではNG、裏と裏でもNGで3回までやり直しが可能、3回NGが出たら伺いごと事の内容を考え直します。

赤い長い棒がおみくじで、下方に番号が書いてあります。神様からおみくじを引く許可が出ておみくじを引いたなら、今度はこのおみくじで良いのか再度伺いを立てます。NGの場合は再度棒を引き直します。

おみくじにOKが出たら、左側の「おみくじ引出所」で番号の引き出しからおみくじを取り出します。

おみくじの見方は良い方から「大吉」「上上」「上」「中下」「下下」と書かれています。龍山寺には日本人のボランテアが居る事があり、チャンスがあれば通訳してくださるそうですよ。

後殿で好みの神様を参拝しましょう!

後殿で好みの神様を参拝しましょう!

写真:ミセス 和子

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このお寺 にはありとあらゆる神様が祀られており、オールマイティーなお寺とも言われています。

本殿の裏側にある後殿は、19の神様がずらりと並んでいます。台湾市民は、自分の目的にあった神様にお供え物をして参拝し、そのお供え物を持ち帰っていただくそうですよ。

特に若者に人気のあるのは12番目の神様「註生娘娘」、安産担当の神様です。そして19番目の神様「月下老人」も良縁の神様として人気があります。

お供え物にはそれぞれに意味があり、大根は福を、葱やセロリは勤勉を、リンゴは良い結果を意味します。悩み事や願いことに合わせてお供え物をすると、良い結果がえられると言われています。

龍山寺の基本情報

住所:台北市廣州街211号
電話番号:02-2302-5162
営業時間:6時〜22時
定休日:無休

2019年3月現在の情報です。最新の情報は公式サイトなどでご確認ください。

この記事の関連MEMO

掲載内容は執筆時点のものです。 2014/08/10 訪問

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