写真:猫乃 みいこ
地図を見る築地本願寺という名前はよく知られていますが、第2次世界大戦以前のインド風西洋建築であることはあまり知られていません。
築地駅からすぐの築地本願寺をはじめて訪れたら、きっと「ここがお寺?」と驚くでしょう。
1934年完成の本堂は、東大教授の伊東忠太氏の設計によるもので、大理石がふんだんに使われています。
写真:猫乃 みいこ
地図を見る入り口の扉を入ると、本堂の扉の上にステンドグラスが施されていることがわかります。
ステンドグラスというと西洋の物で、まるで教会のようですが
こちらのステンドグラスは蓮の花のような模様になっていて、仏教施設であることがわかります。
納骨堂にも鳳凰模様のステンドグラスがあるそうですが、改築中のため見ることができません。
奥に見えるシャンデリアも、洋風でありながらどこか仏教を感じる形状です。
写真:猫乃 みいこ
地図を見る設計者の伊藤忠太氏は、動物や妖怪を建築のモチーフに使うことで知られています。
牛・馬・象・猿・獅子などがあちこちにさりげなく“棲んで”います。
本堂入り口にあるのが、牛のモチーフ。
牛はインドでは太古より神聖なる動物とされ、その姿は堂々としています。
写真:猫乃 みいこ
地図を見る動物や妖怪が棲んでいるのは「物事は全体を見渡すことが重要」という仏教説話「三畜評樹」の教えによるものです。
堂内は上から、鳥・猿・象という自然に住んでいる順番に配置されています。
堂内には、これまたお寺にはめずらしいドイツのワルカー社製の巨大なパイプオルガンもあり、毎月最終金曜日はランチタイムコンサートが開かれ美しい音を奏でてくれています。
入場無料で、時間は12:20〜12:50の30分間です。
写真:猫乃 みいこ
地図を見る築地本願寺から歩いてすぐのところには、築地場外市場があり買い物や食事も楽しめます。
市場は日曜日は休市日ですが、お寿司屋さんや卵焼き屋さんなど営業しているお店もあるので、観光で訪れたかたがお食事に困ることはありません。
名前はよく聞く築地本願寺、聖徳太子が彫ったといわれるご本尊の「阿弥陀如来像」をお参りしながら、インド風西洋建築を探訪してみませんか。
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(2024/4/19更新)
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