カンチャナブリーのバスターミナルを出発すること1時間半、バスの終着駅はエラワン国立公園です。エラワン国立公園は、海抜165〜996メートルほどの石灰山脈と平地が入り組み、渓谷には多くの滝が見られます。
国立公園の入場ゲートに到着すると、係員がバスに乗り込み入場料を徴収します。その後、公園内を5分ほど走り、ビジターセンターの前でバスは停車します。エラワン国立公園に到着したら、ビジター・センターに立ち寄ってみましょう。滝の紹介や散策ルートが確認できます。
*エラワン行きのミニバスは席数が少ないため、余裕を持って出発の30分前にはバスターミナルに行きましょう。
*水着を持参しましょう。
*飲み物や食べ物はエラワン国立公園内でも購入できます。
*帰りのバスは16:00が最終です。ビジター・センター前から出発します。最終バスは混み合いますので、早めに座席を確保しましょう。
ビジターセンターの側には、ローカルフードのレストランが軒を連ねています。ここで先に食事をしてもよいですし、持ち帰りにして滝の側でピクニックランチをしてもよいでしょう。
食事のほかに、水着や浮き輪にビーチサンダル、お土産なども売っています。公園内では1の滝の前に売店とコーヒースタンドがありますが、軽食やお菓子が中心になっています。
川に沿った片道2キロメートルの登山道の途中に、趣の異なる7つの滝が点在しています。1の滝から3の滝までの道のりはアスファルトで整備されているので、歩きやすくなっています。
3の滝から先は山道になります。雨の後などは、足元がとても滑りやすくなっているので注意が必要です。1の滝を出発してから、30分〜1時間程度で、7の滝までたどり着けるでしょう。
*トイレやシャワー、売店なども1の滝から3の滝の間にあります。
*3の滝の手前で荷物検査があります。そこから先は、食べ物や飲み物などのプラスチック製品の持ち込みが制限されています。ペットボトルは保証金を支払えば、持ち込みが許可されます。帰りの際に、持ち込んだペットボトルを見せれば、保証金が返金される仕組みです。
*川の中を渡ることもあるため、ぬれても良い靴をお勧めします。
1の滝から山道を登るにつれて、滝を形作る岩が次第に白く、まるで洞穴内を流れる川のように見えてきます。「タイで一番美しい滝」の秘密は、石灰山脈の大地から流れ出た石灰成分を含む「水」です。滝口から流れ落ちる部分で、水に含まれる石灰が沈殿し、次第に石化し鍾乳石のように白く輝きを放ち始めます。滝つぼ周辺ではリムストーンプールも見られ、太陽の下に居ながら鍾乳洞の中に入り込んだように感じるでしょう。
お勧めは何と言っても、7の滝です。下流は土を含み少し茶色がかった鍾乳石になっていますが、7の滝は雪の様に白く美しいフォルムを魅せてくれます。
提供元:遠藤隆尚
地図を見るトレッキングで疲れた体は、冷たい川でひと泳ぎしてクールダウンをしましょう。そのまま泳がずに、川の中で静かにじっとしてみてください。次第に魚達が集まり、足や手などをつつき始めます。
エラワン国立公園を流れる川に住む魚は、天然のドクターフィッシュです。すきを見せれば、たくさんの魚が角質を狙ってやってきます。最初は痛いようなくすぐったいような感覚ですが、慣れてくると古い角質をもっと食べて欲しくなってくるかもしれませんよ。
*傷口やかさぶたも狙ってくるため、けがをしている場合は絆創こうなどで保護をしておきましょう。
バンコク近郊の観光スポット、カンチャナブリーでも特に有名なエラワン国立公園。宿泊施設もありますので、1泊して朝一番の光を浴びながら公園内を散歩、なんてしたら、さらにエネルギーが充電できそうですね。
■アクセス
バンコクより:南バスターミナル発 2〜3時間
カンチャナブリーより:バスNo.8170 約1時間30分(8時の始発に乗車することをお勧めします。それ以降は50分間隔とありますが、ある程度乗客が居ないと発車しないため、到着時刻が大幅に遅れる場合があります。)
この記事の関連MEMO
- PR -
トラベルjpで250社の旅行をまとめて比較!
このスポットに行きたい!と思ったらトラベルjpでまとめて検索!
条件を指定して検索